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【クチコミ・感想(7点検索)】
3.題名から日常を様式美化した小津風味の作品かと想像したら、とんでもなくて、出てくるのは癖のある人物ばかり。それでもホームドラマに見える理由は「家」の印象が強いからだろう。ホームドラマの主役はほかでもない「家」だと確認した。山崎努が斉藤由貴に言う「この家でまともなのはあんただけ、あいつにはもったいない」このセリフといい、間の取り方といい絶妙。確かに夫の佐藤浩市は苦しい家庭環境で育った反面教師か、ある種の会社信仰を持つ体裁屋。会社員と父親の喧嘩を仲裁するときにとっさに出る言葉が「あなた会社クビになっちゃうよ」。 サラリーマンは背広を着たばくち打ちと暗示し、山崎努の他人からどう思われようが気にしない気持ちよさとか、説明が多過ぎる最近のドラマとは対照的に豊富な行間が味わえる作品。 【michell】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-04-09 23:53:02)
2.人情味あふれる喜劇、といったところでしょうか。悪人らしい悪人は一人も登場しません。平凡な人たちがただ平凡に生きようとしているだけなのに、なぜか誰かと衝突して泣いたり怒ったり。人の人生そのものが滑稽であることを痛切に描いた風刺の映画でもあると思います。人生は思い通りにいかない厳しいもの。でも疲れた時にこそ、一度立ち止まって周りをゆっくりと見渡す余裕を持ちたいところです。日本の風景、巡り巡る季節、新しい命の産声・・。たまには日々の喧騒を離れて、ほっとするもの見つけてみませんか。もっと心にゆとりを持って、のんびり行きましょう(生きましょう)、と相米監督は伝えたかったのではないでしょうか。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-01-23 18:03:12)
1.地味ですが、いい映画でした。ちょっと淡々とし過ぎの感もありますが、ストーリーの重さと軽さのバランスがいいんですよね。山崎努を始めとする役者の演技も良かったし、何より、「日常の微妙な空気感」とでもいうようなものの描き方が好きです。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-11-16 20:15:16)
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【点数情報】
Review人数 |
9人 |
平均点数 |
6.67点 |
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6 | 4 | 44.44% |
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8 | 1 | 11.11% |
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