みんなのシネマレビュー

肉体の門(1964)

Gate Of Flesh
1964年【日】 上映時間:90分
ドラマ小説の映画化
[ニクタイノモン]
新規登録(2003-12-14)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2021-01-11)【イニシャルK】さん
公開開始日(1964-05-31)


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監督鈴木清順
キャスト野川由美子(女優)ボルネオ・マヤ
河西都子(女優)小政のせん
松尾嘉代(女優)ジープのお美乃
石井トミコ(女優)ふうてんお六
富永美沙子(女優)町子
宍戸錠(男優)伊吹新太郎
玉川伊佐男(男優)彫留
和田浩治(男優)阿部
野呂圭介(男優)石井
江角英明(男優)小笠原
長弘(男優)イモ屋
久松洪介(男優)
八代康二(男優)
原作田村泰次郎「肉体の門」
脚本棚田吾郎
音楽山本直純
撮影峰重義
製作日活
企画岩井金男
配給日活
美術木村威夫
編集鈴木晄
録音米津次男
照明河野愛三
その他目黒祐司(スチール)
IMAGICA(現像) 旧社名:東洋現像所
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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5.戦後流行した「リンゴの唄」や「星の流れに」が流れるが、特に「星の流れに」は彼女たちの運命を物語っていて涙を誘う。戦後の混乱期、焼け落ちたビルにバラック小屋や闇市が並ぶ街、駐留軍兵士やMP、帰還兵、浮浪者やパンパンなどがあふれていた。そういう時代を象徴するような映画、戦争の傷跡が生々しい。原作の浅田せんではなく、ボルネオマヤに扮した野川由美子の好演が光る。 ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-10 15:03:08)

4.肉体の門、正にその名の通り、自分たちの肉体を武器に生活する女達のドラマが展開されて行く。不況の中、男社会で女が生き抜くためには自分たちの身体を犠牲にまでしなきゃならないという厳しさを描きながら必死になって頑張る女達、作品全体のテーマが重いだけにどの俳優も見ていて痛さを感じる凄まじさを痛感させられた。好みという意味では「河内カルメン」のような作品のが好きだが、作品全体のエネルギーではこちらの方が上かもしれない。
青観さん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-01-26 18:59:14)

3.いやあ迫力のある映像ですねえ。今となっては記録映画としての価値もあるのではないかと思えてしまいます(脚色があることは百も承知で)。
どうでもいい話ですが、アニメのキャッツアイって、この映画にヒントを得ているってことは...ないか... くろゆりさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-01-09 15:38:33)

2.生きるためなら何でもするオンナ達が衣装同様生き生きと描かれる。戦後街は荒廃しきり、男は敗戦を引きずりただ生きている中、女たちは落ち込む暇など無く、ただ今日を生き明日を生きる。生はどれほどパワーがいることなのか。不況、デフレ、リストラ等、負の時代でありながらも生活保護でも生きていけるおかしな世の中、少子化という大問題もある事だしもう一度女性のパワフルな生にすがるべきなのかもしれない。 亜流派 十五郎さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-22 23:01:28)

1.オープニングとエンディングにはためく星条旗が敗戦を象徴する。目的を失った人たちは、ただ生きぬくことだけを考え、己の肉体をも生きぬくための道具にする。人間の強さとしぶとさ、ずるさとしたたかさがこれでもかと露わにされる。そんな人間の本能ともいえる野蛮な世界で、人を愛するという純粋な気持ちだけが人生の勝利者となりうるという、言いかえれば負け犬としてではなく、人間として生きることの条件として「愛」があるということのようだ。しかし鈴木清順にとってはそんなことはこの野蛮な世界をどう料理し、どう表現するかという具材にしかすぎないかのように様々な方法で敗戦後の日本の背景と心情を映像化してゆく。身体を売る女たちはそれぞれのイメージカラーを身にまとい昭和初期の日本の風景に飛び出してゆく。舞台のような女たちの住処のセットとともに独特の虚構の世界を作り上げている。女にスポットライトを堂々と当てるシーンはたまげた。既存の映画作りをひっくりかえすようなことを簡単にやっちゃう。そういうところが清順の凄いところだと思う。斬新さが目をひくが、リンチのシーンのそれぞれの立ち位置とか構図とか、野蛮な世界の中で見せる女の可愛さを象徴するパイナップル缶などの小道具の使い方とかという正攻法がきっちりときまっているからまた凄い。 R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-21 14:04:04)

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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 7.33点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.00点 Review1人
2 ストーリー評価 0.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 0.00点 Review1人
4 音楽評価 0.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人

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