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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.月面の硬質な近未来空間と、黒づくめのユニフォームを始めとする
旧態依然とした第四帝国の武骨なレトロ感覚。
両者がモノクロ画調の中でよくマッチしている。
そのナチズムの形式主義を茶化したギャグは
ルビッチの『生きるべきか死ぬべきか』を少し思い出させてそれなりに面白いけれど、
こちらは若干くどい。
クライマックスの決戦ではヒロイン:ユリア・ディーツェを
もっと活躍させる事が出来たはずだし、
クリストファー・カービーとの協調と連携も淡白すぎる気がしないでもないが、
二人の微妙な関係性は本作の面白味だ。
宇宙間戦闘のSFXも健闘している。
【ユーカラ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-10-15 23:49:15)
1.月の裏側に隠れていたナチスが地球征服に攻めてくる、思いっきりバカそうな内容とあのポスターですが、やっぱ扱う題材がナチスだけに(そしてハリウッドでもアジアンでももちろん邦画でもなく)ヨーロッパ映画であるからにはただのオフザケにするわけには行かなかったんですね。 ★観る前はパーカー&ストーン(真性オチャラケ)かバーホーベン(SFの名を借りた暴力&風刺)か、というのを想像してたけど、意外とまともな風刺映画でした。 ★各国集っての防衛会議での痴話喧嘩も笑ったけどやっぱ本家アメリカこきおろしまくりです。戦争の政治利用、資源の独占、あからさまな黒人差別(結局今でもそうなの?)なんかそれに比べればナチスのプロパガンダのほうがマシに思えてきてしまうからコワイ(いや冗談じゃないよね)。 ★アドラーとレナーテの演説で流れるワーグナーのタンホイザー序曲、思わずかっこいいなあと、ああ怖い!!(もっともタンホイザーっていう歌劇の筋自体はナチスの好むとこなのかどうかはちと疑問だが) ★なお科学考証は思い切り無視ですので、気になるヒトは予め分かってたほうがいいかと。当時(その後も)品質で鳴らしたドイツの科学技術が、半世紀他国から隔絶されてスチームパンク的な発展を遂げたものが現代科学と対峙するって、実はSF的にはすごく面白い題材だと思うんだけど、そういうのは(最後のお決まりのドンパチ場面くらいしか)ほとんどないです。 ★あんまりまともな風刺劇だったんで、最後のオチが予想付いてしまったのがちょとなんだったかな。でもこういう映画、久しぶりなので面白かったです。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-10-07 23:43:21)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
41人 |
平均点数 |
5.63点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 6 | 14.63% |
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4 | 5 | 12.20% |
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5 | 9 | 21.95% |
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6 | 8 | 19.51% |
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7 | 7 | 17.07% |
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8 | 4 | 9.76% |
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9 | 1 | 2.44% |
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10 | 1 | 2.44% |
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【その他点数情報】
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