みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.美しくて、哀しい。いいかげんなイタリア男に腹も立たないのはひとえにM・マストロヤンニの愛すべき憎めなさがあってこそ。「君を愛してる。嘘偽り無く心からだ。」この文言に当時ガーン、とやられたものでした。結果嘘になったとしても美しい思い出だけを残してゆく。恋上手。名優マストロヤンニの腕の冴え、鮮烈です。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-09-21 17:44:09) 5.もう既に皆さんが書かれている通り、マルチェロ・マストロヤンニの演技が素晴らしい。演技もさることながらその男の中の秘められた想い、女性に対する想い、刹那さ、そして、馬鹿なんだけど、憎めない男の哀愁、そういったものがこの俳優を見ているだけで感じられる。あの陽気な音楽に合わせて踊り出す時の楽しそうな演技、笑いも悲しみも全て身体全体で表現している素晴らしさ、映像的にもこの映画は美しく、霧の立ち込めるシーン、夕焼けの空の色、あのラストもこの先、どういう人生を二人は過ごして行ったのだろう?と考えさせられる。余計なものをしつこく描かないで観る者に想像させる力を持った映画としても評価したい作品です。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-02-12 21:34:11) 4.この調子のいいイタリア男の恋愛話はラストのオチで一層印象が深くなった。単なる浮気男のやさしさに 幸せではない結婚をしているロシア女性は涙を流す。涙で壁に描いた線、枕についた涙の跡が彼女の純真さを示す。 浮気のつもりが本気になって策を弄してはるばるロシアまで会いに行き愛を誓ったのに、身辺整理のために戻った 妻の前ではそれも言い出せずあっさり約束を破ってしまう。このいい加減さにガックリするが、 息詰めて見るような妻とのやりとりと豹変振りのシーンが印象深い。 意気投合して話を聞いている中年男はこれを聞いて自分の恋愛話を語るが、こちらは誠実を絵に描いたような 涙ぐましい話。「愛してはいないけれど貞節を尽くす」という妻でも充実して満足していると語る男に、不誠実な 男は「自分の人生には何もなかった」と後悔の涙を流す。男の置かれている立場は最後に分かるが、明暗が明らかに なる鮮やかなラストはことに印象深い。 コミカルに運ぶ話も美しい風景や音楽も上出来だが、、何といっても愛嬌のあるダメ男のマストロヤンニが素晴らしい。 現実的な女にとってやさしさも誠実さを伴わなければ「絵に描いたモチ」、(その心は)頂けません。 【キリコ】さん 8点(2004-08-09 16:41:54) 3.マストロヤン二が凄かった。 【PAD】さん 8点(2004-06-28 18:20:05) 2.人生って皮肉やナ~。。でも、見た後「見てよかった!」ってなりました。監督ウマーです! 【マミゴスチン】さん 8点(2004-04-09 11:16:30) 1. アントン・チェーホフの「子犬を連れた貴婦人」他2~3の短編を原作とした伊映画だが、監督は本家のソ連からニキータ・ミハルコフを招いただけあって違和感は余り無い。主演のマストロヤンニは本作の名演によりカンヌ主演男優賞を獲得。個人的にはビデオカバーにもドUPでフィーチャーされているロシア人女性アンナに扮したエレナ・サフォノワの美しさが印象的だったナァ…!!テンポが非常にゆったりしている為、今時のジェットコースターノンストップ映画と比べて物凄くノロく感じる「せっかち」な方にはオススメ致しかねるが、20世紀初頭のゴージャスな雰囲気と役者の演技に傾注したミハルコフの演出は実のトコロ相当にレベルが高い。ムード重視の方は一見の価値有りと思われる。百点満点で採点すれば78点くらいなんで、まぁ…8点!!どの辺が2点マイナスか?うーん、矢張り伊じゃなくってロシアってかソ連で映画化した方がより良かったような気がしないでも無いもので…。マストロヤンニとシルバーナ・マンガーノには悪いけど。尤も「子犬を連れた貴婦人」だけに限って言えば、1959年にイオシフ・ヘイフィッツ監督が撮った同名作品(傑作!)があるんだけどね。見比べるのも一興かと…。 【へちょちょ】さん 8点(2003-04-05 00:30:46)
【点数情報】
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