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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.妻投稿■人間は自分という存在に対し、絶対的な支配権がある。唯一殺しても罪に問われないのが自分自身であるくらいその自己支配権は絶大だ。当然「死ね」と言われて死ぬ必要もないし、自分の命を守るためなら「社会人の品格」なんて踏みにじっても問題はない。それが人間の自然だ。■でも軍隊の訓練はそういう自然を不自然にし、自己支配権を組織に全部渡してしまう作業だ。その時点で実は物凄く無茶なんですよね。そういう無茶をさせられた人間が、戦闘に巻き込まれなくてハッピーハッピーかというとそうでもなく、「自分自身が安全で、殺されたり殺さなくてもいい状況」を許せなくなってしまう。「人間兵器」に自己進化した人間の、なんかすごく悲しいものが描かれていたと思う。■でもそういう人間を作り上げる事で現代社会の繁栄と安全は成り立っているんですよね。結構重い問題ですよね。 【はち-ご=】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-09-02 22:40:22)
2.現在日本とアメリカは民主主義という同じ価値観を共有している同盟国です。政治だけでなく、経済、文化でも最も強い影響を受け、地球の反対側にあっても遠くて近い国。しかし最も違うのは、アメリカはWWⅡで日本をコテンパにのした後も世界中で戦争を続けていること。かたや日本は半世紀以上、一度も戦争をしていません。もう殆どの世代が戦争体験が無い。ところがアメリカは、戦争はリアルなものとして身近にある。この映画を観ていると、主人公と僕は殆ど同世代ですが、体験する世界のあまりの違いを目の当たりにした思いです。しかし、60年間戦争をしていないという国のほうが実は少ないのかも(この先はわからないけど)。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-07-28 16:02:42)
1.戦場現地の奥地で王国を築いたり、悲痛な戦場の惨劇の中で“生死”に対する感覚が麻痺しまっていくというような、仰々しいことだけが“戦争の狂気”ではないということを、この映画は雄弁に語る。 言うならば、「戦争」そのものが「狂気」であり、そこにそれ以外のものは無いのではないか?だからこそ、誰も死ななくても、誰も殺さなくても、“狂気”は生まれ、そこにいる者たちを急速に蝕んでいく。 ライトなテンポで敢えて感情的にならずに、主人公たちの心情の起伏を描き出すあたりに、サム・メンデスの流石の演出力が冴える。 テーマ性としては、映画によって散々描かれてきているもののようにも見えるが、「戦争」という「狂気」の“普遍性”とでも言うべき“何気なさ”を描いたこの映画は、非常に独特だと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-16 23:53:08)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
47人 |
平均点数 |
5.66点 |
0 | 1 | 2.13% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 5 | 10.64% |
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4 | 7 | 14.89% |
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5 | 8 | 17.02% |
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6 | 9 | 19.15% |
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7 | 10 | 21.28% |
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8 | 5 | 10.64% |
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9 | 1 | 2.13% |
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10 | 1 | 2.13% |
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【その他点数情報】
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