|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
2.前作のラストでは黄色い服を着た作業員たちが、絶望の中の希望を示唆していたけど、今回は黄色の補色の青に浸されていて、ラストは希望の中の絶望に見える。でもそれが希望であったのか絶望であったのかは、どこかに到着して初めてわかるので、いつもアンゲロプロスが描いているのは、途上で途方に暮れて立ちすくんでいる人々なんだ。路上で、あるいは岸辺で、帰還の途上ということだけがわかっていて、それがどこへの帰路なのかは分からない。20世紀史と映画史が重ねられた旅の途上、第一次世界大戦のサラエボから世紀末のサラエボ紛争への百年の旅の途上。映像としての緊張度は前半のほうが高かったけど、後半に込められた気迫のようなものの感動も、映画の感動として除外したくはない。歴史が凝縮されるお得意の手で、1944年の大晦日から1950年の新年までをワンカットで見せる踊りのシーンなど、やはりたまらない。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-09-27 12:06:11)
1.この映画を理解するために、舞台となった国々の歴史を半年ほど(中途半端・・・)入門書レベルで勉強した記憶がある。「映画」とは正に20世紀の「歴史」そのものであることを再認識させられました。幻のフィルム探しは同時に、「歴史」という作られたものの根源をいかに見つけるか、ということでもあるのかな。 【まこ】さん 8点(2003-03-26 06:27:25)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
24人 |
平均点数 |
6.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 1 | 4.17% |
|
2 | 1 | 4.17% |
|
3 | 2 | 8.33% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 4 | 16.67% |
|
6 | 6 | 25.00% |
|
7 | 5 | 20.83% |
|
8 | 2 | 8.33% |
|
9 | 2 | 8.33% |
|
10 | 1 | 4.17% |
|
|
【その他点数情報】
|