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【クチコミ・感想(8点検索)】
4.史実に沿う、という物語上の制約は確かにあります(クーデターは成功するのかしないのか、という「最後はどうなる?」的オモシロさを期待するのなら)。でもね。やっぱりこの映画のオモシロさって、映像そのものから伝わる凄み、ですよね。まさに力作、映像の凄みがドラマを生み、これによって映画が圧倒的な緊張感をはらみます。そもそも、私が本作のDVDを観ていたら、ロクすっぽ観てなかったカミさんがふと画面に目をやって(最近、DVD観賞に付き合ってくれないのです。ってこんなトコで愚痴ってどうする)、一言、「こういう制服姿って、カッコいいよね」と言ったのが、まさに、映画のストーリーとも、誰が善玉で誰が悪玉かという設定とも、全く無関係に発せられた、本作の本当の魅力を指摘した発言だと感じました(でもたまには一緒にちゃんと観ようぜ。だから愚痴るなっての)。トム・クルーズ演じる主人公、映画開始早々に爆死して「えーもう終わりなの」と心配させられるけど(んなアホな)、実は体に大きな障がいを受けつつも、九死に一生を得る。これまでの映画ではしばしば、肉体の欠損は、安直にも、悪人の象徴として描かれてきたフシがあるのだけど、この映画では、そういった“善悪”ではなく、“狂気”“凶暴性”を表しているかのような。時代の狂気に立ち向かう、それとは別の狂気、そう言って悪ければ、恐ろしいまでの信念。内なる凶暴性が、強固な「制服」の中に渦巻き、まるで嵐の前の静けさ、爆発寸前の緊張感、といったところ。体が不自由になった主人公は、確かにスーパーヒーローのように飛んで跳ねての大活躍、という訳にはいかないのだけれど、わずかに残された指があれば、電話を武器に戦うことはできる。残された指は、敵に対する武器であり、無くした指、手、眼球は、映画を観る我々に対する武器、とでも言えますか。静かで激しい、闘争の映画でした。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-23 04:31:39)
3.結果は分かっていながらもぐいぐい引き込まれる構成・演出は見事。ラストは素直に涙しました。この事実を後世に引継ぐ意味でも貴重な作品でしょう。ドイツ人将校トム・クルーズも特段気にならず楽しめました。 【すたーちゃいるど】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-04-19 00:36:35)
2.どうせ計画の結末はわかっているのに、いかにして失敗したのかを見届けたいという思いと、成功してくれないかという願いの狭間で悶絶しながら見終えた。重いテーマなんだけどサスペンスドラマとして娯楽性のバランスがうまく取れていて、見やすかった。 【とと】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-04-11 21:44:00)
1.最近はアメリカのTVドラマが全盛期で、長時間の物語を、登場人物の背景も理解しながらストーリーを楽しむというスタイルが多い。しかし、本作は、2時間という非常に短い時間(ドラマであれば約2話分)の中で、暗殺計画にともなう人間ドラマを見事に表現している。大作である。 【ドクターペッパー】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-04-02 11:37:36)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
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【点数情報】
Review人数 |
100人 |
平均点数 |
6.54点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 3 | 3.00% |
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5 | 14 | 14.00% |
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6 | 33 | 33.00% |
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7 | 31 | 31.00% |
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8 | 16 | 16.00% |
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9 | 1 | 1.00% |
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10 | 2 | 2.00% |
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【その他点数情報】
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