みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
3.エヴァ母さんが「あたくしとケヴィンは、ええ、あの子が生まれたときから……」と裁判で証言しているような、そんな映画だった。息子との距離の取り方を探りつつ試しつつ、という、どこかよそよそしく一歩下がったスタンスの母親に、常に向けられる赤くて太い矢。この先この親子に一切光が差すことはないだろうけど、ケヴィンの想いはいつか成就するのだろうか。監督リン・ラムジーの感覚は、鮮やかな色彩で二人を包みながらもずっと「第三者」の視線を保った冷ややかなもので、この残酷な世界にはぴったりに感じた。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-09 01:05:12) 2.これは意地が悪い。異色。徹底的に、行間を読め!という作品。 はっきりしない映画が嫌いな人にはおすすめできない。 オープニングから時系列がグチャグチャで、断片的なシーンだけが映しだされ、混乱させられる。 「何か大変なことが起こる」ということだけを明示し、主人公の息子ケヴィンの幼少期に話は遡る。 エヴァが出てこないシーンはほとんどなく、エヴァがみたもの以外は描かれない。そのため、ケヴィンが母親のいないところでどのような行動をとったのかが分からないようになっている。いったい、何なの?というモヤモヤと倦怠感、不安感、得体のしれない恐怖感をエヴァと一緒に体感できるという、非常にいやらしくも巧みな演出である。 それだけに、エヴァさんの心の変化すら描く事をすっとばしたかのようなラストは、ちょっと納得いかなくもある。 悪夢のような演出には不快感をおぼえながらも魅了されてしまったし、考えれば考えるほど傑作だったような気もしてくる不思議な映画。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-09-15 18:43:02) 1.よく出来たお手本のような映画。観客の不安を煽るミスマッチな音楽が秀逸。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-05 23:34:36)
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