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【クチコミ・感想(8点検索)】
4.見ごたえのある映画だった。鋼鉄一族が欲により落ちぶれていくさまが、ナチスの権力闘争と絡み合ってとても面白く観ることができた。ただ突撃隊と親衛隊・国防軍の対立や「長いナイフの夜事件」について知らないと訳がわからないかも知れない。同時に三島由紀夫の「わが友ヒットラー」を読むと楽しい。 【こまごま】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-28 22:31:27)
3.ドストエフスキーの「悪霊」をモチーフにしたであろうヴィスコンティの傑作。特にマーチンの人物造詣と親衛隊による突撃隊殺戮劇「血の粛清」シーンは白眉だろう。分厚い制服を着た男達が、乱痴気騒ぎのパーティーで酔い潰れた裸同然の同類達を一斉に射殺する。迫りくる映像に僕らは完全に宙吊りにされるしかなかった。同類による同類の粛清という震撼すべき絶対的空疎。それは退廃した様式とイデオロギーという悪霊に一直線に繋がっている。悪霊とは何か?ここでマーチンよって語られる「スタブローギンの告白」は、ナチスという悪霊に憑かれることの危うくも美しい幸福感を見事に描いている。神の黄昏として表現される巨大な空疎⇒退廃。それは地獄の入口でもあるのだ。ナチスやソ連が滅んだ今でも、そのモチーフ、現代的意味は全く死んでいない。この映画を観たのは15年も前であるが、その内容を思い出すに付け、それは麗らかな春の昼間に朧見る悪夢に似ている。ぞっとして跳び起きた瞬間、まるで其処こそが地獄の入口であるかのように感じるのだ。 【onomichi】さん 8点(2004-02-22 15:02:43)
2.私はやっぱりヘルムート・バーガー。登場人物の中で一番純真で、その分悪魔的、というか。単にイッちゃってるだけかも。体力は必要ですね。コンディションのいいときに見てください。 【みいしゃ】さん 8点(2003-03-18 23:07:07)
1.ヴィスコンティ監督の貴族デカダンス物の中では1番好きな作品。それらの作品の多くは静かな悲劇であり、激しく音を立てて崩れていくような悲劇であるこの作品は、ある意味特殊なのかも知れない。常識的な人達は皆いなくなってしまい、悪魔的な人達のみが生き残るのだが、彼らの末路もまた容易に想像が付く。 【クロマス】さん 8点(2003-02-22 18:25:03)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
34人 |
平均点数 |
7.53点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 2.94% |
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4 | 2 | 5.88% |
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5 | 1 | 2.94% |
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6 | 5 | 14.71% |
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7 | 7 | 20.59% |
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8 | 6 | 17.65% |
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9 | 7 | 20.59% |
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10 | 5 | 14.71% |
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【その他点数情報】
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