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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.完全に見くびってました。すごいよすごいよ! セリフのないのは当然として、テキトーさ加減も手抜かりなく全体に配分されてるし、ストーリー滅茶苦茶だし、BGMもテクスチュアがあったりリズムだけだったりしてポリシーがなく、映画前半で「常識」というモノがブチ壊される。もはや全編異化効果と言っていい(いやー、そしたら無意味なんだけど…(^^;)。この破壊力は並みじゃない。印象が一番近い作品を挙げろと言われたら、迷わず『スーパー・マグナム』と答えるね(笑)。
余談を交えながら…。 原始時代の祭祀を描写して物議をかもした前衛バレエ音楽『春の祭典』。コレを分析した指揮者ピエール・ブーレーズは、「少しづつずらして配置されたリズム細胞によるテンポの攪乱、その効果によって音がリズムから切り離されて自由になる」…とまあ大体こんな感じの結論を導いたんですが、この論文が書かれたのは記憶では本作のちょっと前。難解だったこの曲の音楽的意味が明快に解き明かされ、音楽界を震撼させました。 で、『恐竜100万年』の製作スタッフがこんな論文読んでたとは思わないんだけど、感触はすごい似てるんですよ。『春の祭典』を聞いた時の呪術的な浮遊感に。だから、オイラ的にはオチャラケながらも原始の真髄を映像化してしまった『ナンチャッテ春の祭典』に見えてしまいました。
まあ一言でまとめれば「果てしなくサイケでプリミティブ」ってコトです。極めて60年代的ドラッグ・ムービー。 【エスねこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-05 06:34:37)(良:1票)
2.いやあ、男の子はみんな、恐竜が大好きなんですよ。一番好きなのが恐竜で、2番がグラマーな原始人。よって本作! 恐竜図鑑を見るのが大好きだった子供の頃の私にとっては夢のような世界であります。特に当時は、ストップモーションなんてものを知らなくて、すべて中に人間が入って演じてると思ってたから、このテの映画は、観ててほんと不思議に思われたものでした。でも、撮影方法を知った今、不思議さはかえって増すばかり。肉食恐竜と死闘の末、「秘技・逆棒高跳び」によって仕留めるシーン、まあこのシーン自体は明らかに無茶なのですが(こんな荒技、どう考えてもムリですわな)、特撮の見せ場としては最高の部類に入ると言えるでしょう。ところで・・・ナヌ、↓本物のイグアナ、ですって!? えー、ウッソだあ、あれもストップモーションだと私は断固信じますっ!(←完全に分別を失ってます) 【鱗歌】さん 8点(2004-11-30 00:37:26)(良:1票) (笑:1票)
1.「ジュラシック・パーク」が出現するまでは、恐竜モノの代名詞として君臨していた作品。いわゆる、DNAなどで再生されたクローン恐竜などではなく、紛れもなく原始時代を舞台にした、原始人と恐竜たちとの共存と闘いの物語。このジャンルの古典「キングコング」から伝統的に受け継がれている人形アニメーションのコマ撮り技術が、R・ハリーハウゼンの手によってさらに見事な動きを見せてくれる。闘いに敗れた恐竜が心臓の動きを停止し息絶えるシーンや、プテラノドンの翼の動かし方。あるいはユニークな巨大肉食ガメの登場といった、昨今のCGとはひと味もふた味も違う興奮を味わせてくれる。火山の大噴火によりすべてが呑み込まれていくスペクタクルなシーンもクライマックスに用意されていて、まずはボリュームたっぷりな作品だったと言える。原始人にはとても見えないR・ウェルチが見事なプロポーションを披露し、この作品に彩りを添えてくれていたのも嬉しかった。 【ドラえもん】さん 8点(2002-05-09 17:28:31)(良:3票)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
39人 |
平均点数 |
6.44点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 2.56% |
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3 | 1 | 2.56% |
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4 | 3 | 7.69% |
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5 | 7 | 17.95% |
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6 | 8 | 20.51% |
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7 | 9 | 23.08% |
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8 | 5 | 12.82% |
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9 | 2 | 5.13% |
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10 | 3 | 7.69% |
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【その他点数情報】
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