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男はつらいよ 寅次郎忘れな草

1973年【日】 上映時間:99分
ドラマコメディシリーズものTVの映画化
[オトコハツライヨトラジロウワスレナグサ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1973-08-04)


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監督山田洋次
助監督五十嵐敬司
キャスト渥美清(男優)車寅次郎
浅丘ルリ子(女優)リリー松岡
倍賞千恵子(女優)諏訪さくら
前田吟(男優)諏訪博
松村達雄(男優)車竜造
三崎千恵子(女優)車つね
太宰久雄(男優)桂梅太郎
佐藤蛾次郎(男優)源公
笠智衆(男優)御前様
中村はやと(男優)諏訪満男
吉田義夫(男優)吾作
毒蝮三太夫(男優)石田良吉
織本順吉(男優)玉木
江戸家小猫[初代](男優)水原
利根はる恵(女優)リリーの母
原作山田洋次
脚本山田洋次
宮崎晃
朝間義隆
音楽山本直純
作詞星野哲郎「男はつらいよ」
作曲山本直純「男はつらいよ」
主題歌渥美清「男はつらいよ」
撮影高羽哲夫
製作島津清
企画小林俊一
高島幸夫
配給松竹
美術佐藤公信
録音松本隆司(調音)
中村寛
照明青木好文
その他東京現像所(現像)
山田洋次(4Kデジタル修復版総合監修)
近森眞史(4Kデジタル修復版)
岸田和美(4Kデジタル修復版)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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6.子供の頃父に連れて行ってもらった怪獣映画でよく併映していた寅さん。
90歳になったその父と50年ぶりに見た映画「お帰り寅さん」を見てからもう一回
見始めた寅さんシリーズ。

とりあえず何から見たらいいかわからなかったので、
知識ゼロからの寅さん入門という本を読んで、50作近くあって
全部おんなじと思っていたら色とりどりなんでびっくり。

まずはお帰り寅さんの柱になっていた
リリーさん四部作から見ることにしました。


四部作?の一作目。
二代目おいちゃん(松村達雄さん)の「バカだね〜、あいつは」がツボです。
次は四部作の第二作の相合い傘をみようと思います。

始めから古い。だから今も古びない。映画を観る楽しみが増えました。 NOBUKさん [DVD(邦画)] 8点(2020-03-08 18:14:22)

5.山田洋次の女性の好みは時代劇三部作に起用した女優を見ても良く分る。宮澤えり、松たかこ、壇れい。それ以降の作品の主演には再三吉永小百合を起用しているところをみてもいわゆる清純派である。しかし、清純派というのは寅さんのマドンナにはイマイチ違和感があるというのが見る側の気持ちではないか。八千草薫のような例外はあるが、男はつらいよ当初からあった違和感はそこにある。その中で浅丘ルリ子を起用した。浅丘ルリ子に関して山田洋次は全くのノーマークで共同脚本家の朝間義隆の提案で面接し起用を決めたらしい。山田洋次の好みの女優ではなかったのか、起用は決めたもののストーリー的には山田洋次のヤル気の無さが気になる作品となった。しかしストーリのしょぼさなんて払拭する浅丘ルリ子と寅さんの相性の良さが目立った作品になった。渥美清は監督の好みではない女優を相手に水を得た魚のように生き生きしている。監督の当初の意図とは別に役者同士の化学反応が起き別の魅力的な場面が出来た作品となった。山田洋次の好みの女優と寅さんと相性の良い女優は違うということが分かったのは浅丘ルリ子のプロ意識のお陰とも言える。山田洋次もそれに気づいたのか、浅丘ルリ子起用の次作にヤル気を見せてくれた。 rosebudさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-01-19 10:59:11)(良:1票)

4.このシリーズでは旅先の風景シーンがいつも素晴らしく、本作も北海道の広さなど見事なものの、今回心に残るのは、東京のリリーがらみの二つの情景だ。母との場、それとリリーが立ち去った部屋のうつろさ、まるで北海道の広さの対照物のような狭さ・暗さがザックリ心に染み入り、こういうシーンがあるせいで、作品はぐんと深まる。「俺たちアブクみたいなもんだ」とかっこよく詠嘆しながらも、寅には北海道まで迎えに来てくれる身内がいた。身内がいるっていいものだ、と思わせておいて、後段になって、リリーの身内=母が登場し、金をねだる。リリーが悪態をつき、言い返すか何かしてくれればまだいいのに、ここで母に泣かれる。このベトベトした「身内」というもののやりきれなさが、五反田(?)の高架下や濁った川が画面を埋める狭苦しさと重なる。明るいとらやの人たち全員に拮抗する暗さをこの母(利根はる恵)は一人で持ち、ワンシーンだけなのにこれまでの母娘の軋轢の長い歴史をしっかりと示した。あと寅がリリーの去った部屋を訪れるシーンもいい。彼女の内面を語ってくるすさんだ室内。別の部屋の住人がこわごわ応対する。かたぎの住人にとっては、女に逃げられたやくざのヒモにしか見えない寅なのだ。アブクみたいなリリーと寅、「とらや=身内」という背景を除いてしまうと、寅もこの荒廃した情景にふさわしいという現実を一瞬のうちに見せたシーンだった。ヒロシが憧れる「広いところを旅する気ままな暮らし」の後ろには、こんな部屋が隠れている。 なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-06-14 09:58:33)(良:1票)

3.本作以降、最終作までの4作品の中で別れと再会を繰り返すことになる寅さんとリリー。そんな2人の最初の別れ。「じゃあ、またどっかで会おっ!」「ああ、ニッポンのどこかでな」2人のこんな台詞がいいですね。様々な性格、事情のあるマドンナが登場しましたが、こんな台詞が似合うのはやっぱり、寅さんと同じく渡り鳥であるリリーだけです。「相合い傘」でもそうですが、この二人には北海道が似合う。夜汽車が似合う。とらやの2階で隣同士の部屋で「寅さ~ん」「あいよ」とやり取りし合う二人。月のきれいな夜空に響く二人の声。本作のお気に入りのシーンです。寅さんとリリー、この二人の間にしかない空気はやはりいいですね。そんなシリーズ第11作はリリー初登場の記念すべき作品です。 とらやさん [ビデオ(邦画)] 8点(2010-01-14 20:53:13)(良:2票)

2. 浅丘ルリ子「リリー」第1弾。
 マドンナの設定を寅さんと同じような性格にした山田監督のセンスは凄いと思う。
 単純な展開かもしれないが、当時、娯楽映画を期待して映画館へ足を運ぶ人たちにとっては、この作品は充分満足できたのではないだろうか?
 今回、浅岡ルリ子がマドンナ役を演じた作品を4作品連続して鑑賞したが、私にとっては本作が一番であった。
 二人は似ているようで、生い立ちは全く違う。
 そこに胸を詰まらせるセンチメンタリズムを感じずにいられなかった。
 90分程度で、これほどの映画を作ってしまう山田洋次監督、一番油が乗っていた時期である。 クロエさん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-08 00:52:15)

1.ラストがいかにもとって付けたような終わり方(リリーの唐突な結婚)になってしまったのは、シリーズを続ける為の措置としてはやむを得ない事情だったと解釈します。リリー登場作には必ずといっていいほど流れるリリカルな「リリーのテーマ」(←勝手に命名)が俺は大好きです!上野駅でさくらが寅さんのお財布に幾らかの札束を無言で入れてあげるシーンがこの作品の中じゃ一番の泣かせのツボ。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-25 11:13:29)

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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.91点
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200.00% line
313.03% line
413.03% line
513.03% line
61133.33% line
7515.15% line
81133.33% line
939.09% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.66点 Review3人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review3人

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