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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.安っぽいアメリカのハードボイルドの雰囲気を醸すも主人公はハードボイルドとはほど遠いご飯の匂いフェチ。とことんウラをかいてくる。さらに日活解雇の逸話からも想像できる美しい映画文法の破綻がそそる。生活感を一切感じさせないモダンな部屋のカットがセックス描写の合間に挿入され、そのセックス描写も後の『陽炎座』において芸術の域にまで達した感のあるデフォルメされたカタチを映すのみで性的な臭いは一切ない。唯一性的な臭いを感じるのが、本来生活感を感じさせるはずの炊飯器という観客のイメージをも混乱させるつくりに驚きと喜びがこみ上げる。イメージといえば、主人公の中で雨とともにイメージ化された女を、常にそのイメージのまま(雨とともに)登場させることにも驚いた。実体感の無い女を見事に演出していた。つくづく思った。鈴木清順は凄い! きっとこの人は我々を驚かすことだけを考えてこんなことをやっているのではないと思う。ただ映画が、テレビや演劇でもない、ましてや小説でもないということを誰よりもよく知っているだけなんだと思う。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-22 14:00:10)(良:2票)
2.いきなりオープニングから“殺しのブルース”ですよ~、すごい。昭和42年っつうと自分が生まれた年なんですよね。モノクロってのが実にいいし雰囲気にしても車にしてもかっこいい、60年代の匂いがプンプンします。“エースのジョー”さんの映画を観るのは初めてですが一匹狼ぶりがなかなか渋くていいです。これ観てると所々「ルパン三世」を観てる時の印象とダブってたんですが、そりゃそうだ。監督の鈴木清順氏、共同脚本の大和屋竺氏、二人とも「ルパン三世」に実に関係が深く、この二人が携わっているわけでなるほどなって思いました。この時代のハードボイルドってのはなかなか骨があっていいです。それにしても、【すぺるま】さん、、お若いのによくご存知でいらっしゃる。いつもいつも感心しております。 【fujico】さん 8点(2004-03-27 13:07:32)
1.「男前の~殺し屋は~香水の匂いがした~」炊飯器の匂いを嗅ぎ「俺はこいつで炊いた匂いがたまらね~だ」なんじゃこりゃ~清順監督はこれを撮り終わった後「わけのわからん映画をつくる」と言われ、日活を追放されたが、ある意味それもわかる気もする(笑)しかし、確かにこれは「麻薬のような映画」と言われるのもわかる。モザイクの入れ方も、監督の意図とは違うようだが面白い。 【クロマス】さん 8点(2003-01-24 00:36:17)
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【点数情報】
Review人数 |
23人 |
平均点数 |
6.39点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 3 | 13.04% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 2 | 8.70% |
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5 | 2 | 8.70% |
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6 | 3 | 13.04% |
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7 | 5 | 21.74% |
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8 | 4 | 17.39% |
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9 | 2 | 8.70% |
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10 | 2 | 8.70% |
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【その他点数情報】
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