みんなのシネマレビュー

大人は判ってくれない

The Four Hundred Blows/The 400 Blows
(Les Quarte Cents Coups)
1959年【仏】 上映時間:97分
ドラマシリーズものモノクロ映画青春もの
[オトナハワカッテクレナイ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-11-21)【イニシャルK】さん
公開開始日(1960-03-17)


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監督フランソワ・トリュフォー
助監督フィリップ・ド・ブロカ
キャストジャン=ピエール・レオ(男優)アントワーヌ・ドワネル
アルベール・レミー(男優)ジュリアン・ドワネル
ジャンヌ・モロー(女優)犬を探す女
ジャン=クロード・ブリアリ(男優)犬を探す女をナンパする男
ジャック・ドゥミ(男優)警官(ノン・クレジット)
フランソワ・トリュフォー(男優)遊園地の客(ノン・クレジット)
フィリップ・ド・ブロカ(男優)遊園地の客(ノン・クレジット)
金内吉男(日本語吹き替え版)
原作フランソワ・トリュフォー
脚本フランソワ・トリュフォー
マルセル・ムーシー(脚色/ダイアローグ)
音楽ジャン・コンスタンタン
撮影アンリ・ドカエ
製作フランソワ・トリュフォー(ノン・クレジット)
配給フランス映画社
美術ベルナール・エヴァン(セット装飾)
その他ジャンヌ・モロー(thanks)
あらすじ
少年アントワーヌ・ドワネル(ジャン・ピエール・レオ)は、継父と母との三人暮らし。母親の愛を知らない彼は、家でも学校でも居場所を見つけられず、非行に走ってしまう。ゴダールの『勝手にしやがれ』と並ぶ、ヌーベルバーグの代表作。トリュフォーの自伝的な長篇デビュー作で、以後彼はレオを主演に、20年に渡ってドワネル・シリーズを撮り続けた。カンヌ国際映画祭監督賞受賞。

円盤人】さん(2004-09-13)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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12.ヌーヴェルバーグの面倒な定義は置いといて、簡単な解釈「新しい波」と捉えたなら、この映画は分かりやすいと思える。ゴダール等なぜ同時期に存在したのか。映画史的に1章割けるだろう。(読まないでしょうが・・) monteprinceさん [DVD(字幕)] 8点(2013-07-24 16:06:46)

11.観る立場によっては、「子供は判ってくれない」と言いたくなるかもしれませんが(笑)。しかし子供ってのは大変なのです、何しろ、オトナの前では「良い子」を演じ、“オトナを手なずけ”なければならないのだから。これが出来ない不器用な子供はさらに大変(世間一般でいうところのマトモな職業には向いていないので、いっそ映画作家でも目指すのがよいのでしょう)。欺瞞に裏打ちされた日常の果てに、ついに警察のご厄介になったところで、初めてオトナの扱いをされるという皮肉。しかし勿論、こんなものが本当の意味での社会との接点であるワケがない。少年にとってはもしかしたら、感化院こそが、生きるための戦いの始まりであり、本当に社会と向き合うスタートなのかもしれない・・・。ラスト近く、走る少年の姿を「これでもか」とばかり、長々と追いつづけるカメラに、何だか胸がつまりジーンときてしまう。あの苦しくて苦しくてたまらないヒタムキさ、誰しも心のどこかで、自分の過去に重ね合わせてしまうものがあるのではないでしょうか。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-12-16 18:36:09)

10.大人から見た場合の子供と子供から見た場合の大人、そして子供達の主張、色んな問題点を描いているこの作品の最後のシーン、何とも印象的です。そしてまた作品全体を包み込むまるで詩のようなこの映像、雰囲気、いかにもフランス映画の香りがします。色んな意味で考えさせられる内容で、何度も繰り返し観たいと言える作品ではないけど子供も大人も一度は観ておいて損のない映画です。 青観さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-20 23:04:54)

9.人形劇を見る子供達の表情が素晴らしい。演技ではなく、子供が劇を見ている実際の映像である。この子達も成長するにつれ、大人が作った管理社会に、素直に溶け込んでいく子と、主人公のようにはみ出していく子に分かれていく。個を大切にしたほうである、フランスでもこんな感じだったのか。最後の海へ向かって走る映像が胸にしみる。すんなりと溶け込んでいった者には退屈な作品なのだろうが、少しでも、挫折を覚えた者にとっては、切ないくらい理解できる感覚だ。 パセリセージさん 8点(2004-10-24 21:57:13)(良:3票)

8.大人は判ってくれないものだと判ってはいても、ほんの少しだけ望みを抱かせてくれたなら、彼も「こんなものさ」と諦めて成長していけたのに.....ね。両親と映画に行った時の表情が心底幸せそうだっただけに、少年院に向かう時の絶望の涙がたまらなく胸に沁みて、せつなくなってしまった。せめて二十年前に見れば良かったな。 showrioさん 8点(2004-07-28 21:23:14)

7.擬似父・トリュフォーの撮るジャン・ピエール・レオー成長記の第一章。しかしこの監督は人が走っているのを撮るのがうまい。終盤、ドワネルが走り続けるシーンは本当にフィルムが生きている。 藤村さん 8点(2004-02-13 12:56:07)

6.子供が主人公の映画は、その舞台となっている町をより身近なものとして描き出してくれる。わたしにとりもっともパリっぽさを感じさせてくれたのが本作品だ。懐かしさすらなぜか感じさせるあのパリの街の真ん中で生活できた主人公たちに羨ましさすら感じる。じつに勝手な想像にすぎないことはわかっているのだが。なぜか町の印象が強く残った作品。それだけでも十分貴重である。 バッテリさん 8点(2004-01-22 22:14:05)

5.大人は判ってくれない..あるある。こういうことの繰り返しで良くも悪くも子供は成長していくんですよね。判ってくれないことばかりじゃなくて家族との楽しいひとときもちゃんと描いているのがリアルでいい。この映画の場合は身勝手な大人と、さらに貧乏が輪をかけていって一見悲しい方にいっちゃいますけど、決して悲劇にはしていない。最後の少年の表情は大人の顔に見えました。 R&Aさん 8点(2003-12-16 10:23:59)

4.欲求を満たす手段が子供らしくてとてもいいです。。ラストの少年は何だか天使みたいでした。 junneisanさん 8点(2003-11-18 12:03:56)

3. 虎尾さん 8点(2003-10-15 01:23:47)

2.トリュフォーの中では断然これが好き。大人は分かってくれないというか、周りにいるのが分かってくれない大人ばかりだったというような。当時の大人はみんなあんな感じだったんですかね。ラストシーンも好き。 GURUGURUさん 8点(2003-10-01 03:23:35)

1.コレを大人が作ったってのがすごい。子供の視点が上手に描かれている。単純明快。逆に私利私欲にまみれた大人たちは何考えてるのか判らないよ、、 kanekoさん 8点(2003-05-08 00:28:24)

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【点数情報】

Review人数 65人
平均点数 6.89点
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311.54% line
446.15% line
5812.31% line
61218.46% line
71523.08% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.50点 Review4人
2 ストーリー評価 8.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.60点 Review5人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1959年 32回
脚本賞フランソワ・トリュフォー候補(ノミネート) 
脚本賞マルセル・ムーシー候補(ノミネート) 

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