みんなのシネマレビュー

世にも怪奇な物語

Histoires extraordinaires
1967年【仏・伊】 上映時間:121分
ホラーミステリーオムニバス小説の映画化
[ヨニモカイキナモノガタリ]
新規登録(2003-07-05)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-15)【イニシャルK】さん


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監督ロジェ・ヴァディム第1話「黒馬の哭く館」
ルイ・マル第2話「影を殺した男」
フェデリコ・フェリーニ第3話「悪魔の首飾り」
キャストジェーン・フォンダ(女優)フレデリック(第1話「黒馬の哭く館」)
ピーター・フォンダ(男優)ウィルヘルム男爵(第1話「黒馬の哭く館」)
アニー・デュプレー(女優)(第1話「黒馬の哭く館」)(ノンクレジット)
アラン・ドロン(男優)ウィリアム・ウィルソン(第2話「影を殺した男」)
ブリジット・バルドー(女優)女(第2話「影を殺した男」)
テレンス・スタンプ(男優)トビー・ダミット(第3話「悪魔の首飾り」)
ジョルジュ・ドゥーキング(男優)
ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス(男優)
フランコ・アルカッリ(男優)(ノンクレジット)
カルラ・マルリエ(女優)
ヴィンセント・プライス(ノンクレジット)
モーリス・ロネ(ノンクレジット)
仲村秀生ウィルヘルム男爵(日本語吹き替え版)
堀勝之祐ウィリアム・ウィルソン(日本語吹き替え版)
二階堂有希子女(日本語吹き替え版)
原作エドガー・アラン・ポー第1話「メッツェンガーシュタイン」 第2話「ウィリアム・ウィルソン」 第3話「悪魔に首を賭けるな」
脚本ロジェ・ヴァディム(脚色)
ルイ・マル(脚色)
フェデリコ・フェリーニ(脚色)
ベルナルディーノ・ザッポーニ(脚色)
ダニエル・ブーランジェ(脚色)
音楽ジャン・プロドロミデス第1話「黒馬の哭く館」
ニーノ・ロータ第3話「悪魔の首飾り」
撮影クロード・ルノワール第1話「黒馬の哭く館」
トニーノ・デリ・コリ第2話「影を殺した男」
ジュゼッペ・ロトゥンノ第3話「悪魔の首飾り」
製作アルベルト・グリマルディ
配給日本ヘラルド
美術ピエロ・トージ(プロダクション・デザイン)第3話「悪魔の首飾り」
編集ルッジェーロ・マストロヤンニ第3話「悪魔の首飾り」
フランコ・アルカッリ第2話「影を殺した男」
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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6.フェリーニ監督の第三話「悪魔の首飾り」が突出した出来で必見です。残りの作品はどうでもいいです。 redmarshさん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-07 00:53:47)

5.中世ヨーロッパを一番感じさせない女優に演じさせることで、ハンバーガーの香りのする奇妙な味を狙った、という訳でもなさそうで、こりゃ単に監督の個人映画と思えばいい1作目。馬小屋が焼け崩れた向こうに夕日が見えるなんてのはちょっと美しかった。2作目になると、ひどい奴をやらせるとアラン・ドロンの冷たい目つきは良く、勝ってたバルドーがフッと表情を強ばらす瞬間など、ヨーロッパの俳優のほうがポーはいい。つまりポーのころはアメリカ文学も実質ヨーロッパ文学だったってことか。でもこのオムニバスの価値は3作目。フェリーニの世界が凝縮されている。といっても本道をいく作品ではなく、異色作ではある。いつもの猥雑な幻想は人肌の温度を持っていたが、これは冷たい(後年『ジンジャーとフレッド』でもテレビの世界を扱ったが、あれは陽性だった)。それと製作費の関係だろうが、美術=セットにそれほど金を掛けてるようでなく、ロケの比率が高い。しかしその分、人物の顔のフェリーニ的カットがじっくり楽しめ、監督のやりたいことの手つきが認めやすい。人間はマネキンのようになり、疾走する車の道には人間のようなマネキンが立つ。疲れきった主人公。人々の喧騒から逃れるためには、車の爆音に包まれなければならない。休息を求める人々ってのが、フェリーニが一貫して描いたモチーフ。爆走の合い間に静寂が入るのが効いている。変な酔っ払いの表情も不気味なんだけど、ああいう表情が不気味になるって、どうやって発見したんだろう。橋の向こう側に少女を見て、ヒステリックな笑いが決断の表情に変わっていくとこがポイント。安息としての悪魔。テレンス・スタンプって『コレクター』と『テオレマ』とこれの強烈3本で、“こういう人”専門と頭に叩き込まれたもので、後年『プリシラ』でオカマ役を観たとき、へー、普通の人の役もやるんだ、と思ったものだった。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2010-07-21 10:02:01)

4.生まれて初めて見たオムニバス映画でした。比較すると第三話が一番面白いですが、一話、二話もレベルは高いです。豪華俳優陣と有名監督の組み合わせで、極上の怪奇映画に仕上がったと思います。 ジャッカルの目さん [地上波(吹替)] 8点(2007-02-02 01:50:23)

3.子どもの頃に親と一緒にテレビで見たときは、とにかく3話のマリを持った少女がものすごく強烈に焼きついて、大人になってからも不思議なイメージとしていつまでも纏いつきました。
つい最近あらためてDVDで観ました。
三者三様でどれも比較できない面白さでまいったなあって感じです。
バディムらしい耽美なイメージの奔流、マルのフランス映画そのものといったエスプリとコケットに味付けされたホラー。そしてフェリーニ。
やっぱりすごいフェリーニ。もしかしてデビッド・リンチはフェリーニを目指してたんじゃないかって勘違いしそうになりました。
あからさまな恐怖とイメージの絡み合い。お国柄も出て楽しかったです。いや~、オムニバスっていいですねえ。 宵待草さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-20 20:54:39)

2.オムニバスというのは、作品の出来が皆ある一定の水準以上であって、バラつきがないのが、前提条件で、そういう意味で3作ともそれぞれの監督の作風が出ていて合格点に達している。好みもあると思うが、最初から最後まで楽しく観ることができた。 くるみぱぱさん 8点(2003-08-15 06:04:20)

1. エドガー・アラン・ポオの原作怪奇小説を仏・伊を代表する監督3人(ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ)が映像化したオムニバスとしては秀抜な完成度の一作。ヴァディムが「メッツェンガーシュタイン」を極めてお耽美に撮った第1話「黒馬の哭く館」はジェーンとピーターのフォンダ姉弟競演!なのが見所なだけの平凡な出来だが、中世のゴージャス感はボチボチ出ていると思う。マルが監督した第2話「影を殺した男」は原作「ウィリアム・ウィルソン」に一番忠実な力作だが、或る意味チト捻りが無さ過ぎる。と思わず不満が出るのもフェリーニが「悪魔に首を賭けるな」を現代風かつ大胆にアレンジした第3話「悪魔の首飾り」が余りに凄まじいインパクトだから。もう殆ど原作の面影ナシ!!でもポオ的なムードは3作中で最高ッス!!何というかもう完全なるフェリーニ演出に昇華されている。テレンス・スタンプの病的な風貌を実に上手く活かして見事!死に神を連想させる少女が何とも不気味でイイ。結局作品の出来映えもヤッパ監督の力量の順…みたいねw。1話:6点、2話:8点、3話:10点、で平均して8点~!!他の2作もそんなに悪くはないんだけど…格が違ったねぇw。 へちょちょさん 8点(2003-07-13 00:14:10)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 39人
平均点数 6.87点
000.00% line
112.56% line
200.00% line
300.00% line
425.13% line
537.69% line
6512.82% line
71538.46% line
8923.08% line
937.69% line
1012.56% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.40点 Review5人
2 ストーリー評価 7.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.60点 Review5人
4 音楽評価 6.75点 Review4人
5 感泣評価 7.33点 Review3人

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