みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.同じ年の製作である「ディア・ハンター」と重なるものを多く感じる作品です。 戦場のロシアンルーレット、ニックの壮絶な最期など見る者に強烈なインパクトを残す「ディア・ハンター」と比較すると、 終盤までは淡々と帰還兵と夫の帰りを待つ女の日々を綴る本作は地味な存在ですが、 両作品とも、心に、身体に、傷を負った帰還兵と夫や恋人の帰郷を待ち続ける女、 その心の奥を描き出した素晴らしい作品であり僕にとってはどちらも甲乙つけがたい映画です。 本作はジェーン・フォンダとジョン・ヴォイトのラブストーリーを軸に展開していきますが、 出番は少ないもののブルース・ダーンの存在が効いている。 ラストのヴォイトのスピーチがいい。 その強烈なメッセージと交互に挿入されるブルース・ダーンの姿が哀しい。 当時の空気が感じられるような挿入曲の使い方も素晴らしい。 80年代以降も様々なアプローチ方法でベトナム戦争を扱った映画は作られ続けますが、 当時の空気が伝わって来るかのようなこれらの作品には独特の悲しさが感じられます。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-02-15 15:40:46) 5.公開当時の宣伝がお涙ちょうだいものと誤解させるやり方だったのでずっと敬遠してたのですが、見てよかった、と心から思える作品でした。音楽の使い方も秀逸。 【おばちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-12-31 17:13:18) 4.いい音楽とともに淡々と進むストーリー、ラストがまた切なくて、しばらく後を引きそうです。“Coming Home”を「帰郷」にせず「帰還(兵)」などがとっつきやすいのかもしれない、、、 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-24 13:41:31) 3.冒頭のビリヤード場は本当の帰還兵だそうで生々しく興味深い会話のシーンになっている。なぜ戦ったかを力説する男に、「戦ったことが無駄だと思うとやりきれないから、あれこれ理由をつけてやったことを正当化しようとして自分に言い聞かせているだけ」と反論する男の言葉は多分真実をついている。 心身ともに傷ついた帰還兵を通して、戦争は無意味で敵味方なく人を傷つけるだけ、、という反戦のメッセージを伝えてくる。会話や個々の話にとてもリアリティがあり、演じる俳優たちの力演もあって訴えてくる力が強い。 その他にも障害を負って荒れていたジョン・ボイドがジェーンとの出会いで立ち直る、というラブストーリーもロマンティックで美しい。ラストのブルース・ダーンの海辺のシーンは寂しくて悲しいが、ジョンのスピーチのショットも交え印象深い余韻を残す。 【キリコ】さん 8点(2005-03-26 23:25:50)(良:2票) 2.戦争というのは形は様々でも多くの人を不幸にする。同時期に作られた「ディア・ハンター」「ビッグウェンズデー」「地獄の黙示録」等と共に『ベトナム戦争後遺症映画』と呼ばれたが、本作は正面から反戦を訴えたという点では他の作品とは一線を画す。ストーンズを中心に数々の60年代ヒット曲が流れ、特にオープニングで使われた”Out of Time”を聴くと「彼ら」の二度と戻らない奪われた時(とき)を思う度に切なくなる。 【nizam】さん 8点(2004-06-18 12:54:06)(良:1票) 1.主役の二人がオスカーとは、選考委員はリベラルな人が多いのかな。ベトナム戦争の反省と、簡単には否定できないジレンマが淡々と描かれている。音楽がいい。監督はストーンズのドキュメントも撮っている。 【パセリセージ】さん 8点(2003-12-24 22:26:16)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS