みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
62.最初のスパイダーマンを観たとき書いた感想(H14.5)。 主人公がカッコ良くない! 目玉が目立つ男、トビー・マグワイア。 「サイダーハウス・ルール」と同じ俳優だって。あの映画はホント良かったけど、こんな男だったかなあ。ショックだ。 ヒロインがさらにブサイク。キルスティン・ダンスト。これで20歳だと。 この女優、「チアーズ!」にも出ていた。 「チアーズ!」唯一の欠点が、女子高生の映画なのに若作りのオバサン女優を主人公に起用した点だと思ってたら、なんと当時18歳! ウソだろ。この映画でも、またしても高校生役で登場。 ブサイクな男と女では娯楽映画は成り立たない(ブサイクをテーマにしたコメディなら別)。 逆さになったスパイダーマンとの雨の中のキスシーンは、ロマンチックどころか下品で見ていられない。 映画そのものは、アメリカン・コミックスを実写版にした堂々のB級映画で良いんだけどねえ。 いやあ、ひどい言われようです(って自分で書いたんだけど)。 前作の印象がこんなもんだったんで、スパイダーマン2は見る気はなかったんですが、信頼できる知人から、2はオモシロカッタヨーと言われたんで、見に行きました。 結論。 オモシロカッタ。 監督(サム・ライミ)は、計算づくでこの2人を配役したんだなあと思いました。テーマは、普通の人間がヒーローになった時の苦悩、ですからね。主人公はそこらへんにいる男の子じゃないといかんわけです。ヒロインは、そういう男の子にふさわしい普通の女の子がいい。すこし可愛いぐらいの。そういう意味では今回のダンストは前作に比べれば美人になってたし、ぴったりかな。 でも宇宙飛行士(=超エリート)がカレシ? うーんやっぱり美人と思われてるのかなあ。アメリカ人特有の美的感覚かな。よー分からん。 サム・ライミ監督は、娯楽映画はこういうふうに作るんだというふうに、映画を掌握しきって余裕綽々です。泣かせどころも真面目な会話もアクション場面も自由自在。観客を手玉にとってます。 それだけじゃまだつまらないというので、けっこうあくどいオフザケをやっていて、これがまた嬉しい。こういうのを悪達者というのかな。 エレベーターの中で、スパイダーマンの格好をした主人公と、乗り合わせた乗客との会話。 「そのクールなコスチューム、どこで買った?」 「自分で作ったんだ」 「着心地は」 「チクチクする。股に食い込むし」 う~む。味わい深い。 あるいはダンストと主人公とのキスシーンの、ダンストのドアップ。これは絶対監督が観客を怖がらせようとして、わざとやっているに違いない(予告編でこのシーンを見て見る気なくした人、ここは冗談なんです。本編ではそんなに気になりません…といってもワタシは目をつぶっていて見てません)。車がブッ飛んでくるのは、主人公の心理を物理的に描写しようとしたもの。 最後の悪玉との対決。ワンピース姿で水に濡れたダンストの危機的シーン。お約束だなあ。 おお、わりとセクシーだ(笑) そういうわけで、このスパイダーマン2は、ハリウッド映画の熟練のつくり手が格好の舞台を与えられ、ぞんぶんに腕をふるったB級娯楽映画です。泣けるし、笑えるし、感動できるし、なかなかの見ものです。ビデオでもいいけど。 あ、念のためにいっておくと、この映画は青春映画です(ナルホド、だから主人公に「サイダーハウス・ルール」のトビー・マグワイアを起用したのか)。アクション映画とは思わない方がいい。そこを間違えると、私の隣の観客のように、一時間で退屈して出ていってしまうことになります。 この、「普通の人間がヒーローになった時の苦悩」というのは、どっかで見たことあるなあと思っていたら、ずいぶん昔、平井一正原作、池上遼一作画の「スパイダーマン」というのがありましたねえ。もう細かい内容は忘れたけど。たぶん映画制作者の誰かはあれ読んでると思う。 そんな馬鹿なと思うかも知れないけれど、日本のコミックの影響はスゴイから。 マトリックス・レヴォリューションズだって、空中戦は大友克洋や鳥山明、ラストシーンはナウシカだったし、監督(ジョエル・シルバー)自らが日本のアニメの影響を語ってましたから。 【Ravenclaw】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-12-02 17:52:24) 61.前作は初見から大好きでしたが、本作は最初大嫌いでした。主人公はうじうじ悩んでいるし、ヒロインは可愛くないくせに他の男で保険張っといたくせに、最後は捨てて主人公のところに何食わぬ顔して帰って来るし、敵は普通のおっさんですし…ま~見る前に松本人志さんの酷評を見ていたから影響を受けてたんだとも思いますが… でも、年行って見返してみたら良いんですよ。主人公はうじうじ悩むのも分かるし、敵のおっさんは実はカッコイイし。ヒロインは相変わらず腹立ちますが(笑) 電車のシーンは見返す度に泣いてしまいます。前作の橋の所でバスが落ちるのを助けるシーンもそうですが、タブロイド誌に目の敵にされながらも、市民に愛されているのを確認できるのは、ヒーローが報われるようで堪りません。 全て順調に上手く行くだけの映画はつまらないですから、時折いらつくシーンがありながらも楽しめるのが、本当に良い映画なのでしょう。ヒロインはいらつくシーンが多過ぎますが(笑) 【映画の夢】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-06-16 21:43:20)(良:1票) 60.単なるヒーロー映画にとどまらず、主人公の苦悩も織り交ぜて、良く出来た娯楽映画だと思います。 【cogito】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-03 15:33:28) 59.ライミ版3部作の中で一番好きでした。敵もなかなか哀しい男だし、スパイダーマンも今回一番哀しさを出していた様な。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-07-21 22:10:50) 58.全体的に1より暗め。気持ち次第でスパイダーマンの能力がなくなる点はいい。 【たこちゅう】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-12-14 00:39:36) 57.私は1作目も8点をつけかけた(ブルース・キャンベルが変な使い方されてたので7点)けど、普通失敗も多い続編が1作目より評判いいと聞き、期待に胸を膨らませて鑑賞。いつも映画を観る時は期待は禁物と自分を律しているのですが(例え娯楽作品でもこれは基本!)、つい…。でもこれはちゃんと期待に応えてくれました!面白かった!!まずはやっぱりアクション・シーン、CGのレベルが上がって、派手に面白くなった。ドック・オクも、前作の悪役、(デフォーは良かったけど)グリーン・ゴブリンの造形があまりにダサダサだったので、それよりはかなり進歩していた。そんな娯楽映画としてのレベルアップを図りながら、丁寧なストーリー展開が実に好感がもてる。今回も「本当はいい人」である悪役しかり、「内省的いじいじヒーロー」スパイダーマンの描き方しかり。トビー君はこの内省ヒーローがほんとよく合ってる。スパイダーマンのキャラって原作もあんなだっていうけど、アメコミも中々奥が深そう。電車のシーンなんかホロッときちゃった、ああ娯楽作品なのにぃ。さて避けて通れないヒロインについてですが(笑)、MJのキャラが悪いのか、キルスティンが不評なのかって、まあ両方なんだけど、なんか擁護派も増えてきて嬉しいです。MJはあれでいいの、全く共感は出来ないけど、面白いから。実際こういう子いるもん、冷静に見てかわいいとは言えないのに、何故か自分はかわいいという絶対の自信があり、気が多く次々と彼氏を替えるような(何故か割にもてる)。多分恋する男にとって、実際より数倍素敵に見えるんだろうねえ。ま、とらえようによってはクソ女だけど、小さい時にお隣に越してきて天使に見えちゃった女の子が、そういう女だったって不運な男なのよ、ピーターは。この“個性的悪女なヒロイン”がスパイダーマンという作品をより面白くしているとも思うのですが、怒っちゃう人が多いのかなー。キルスティンに関して言えば微妙な容姿(?)で演技のスキルが高いので、この役があってるし、とても上手くこなしてますね。クソ女をちゃんと演じているんだから、もっと評価されていい。絶叫も上手(笑)だし。あ、あとキャンベルの使われ方は1作目よりも酷いんですが、もうこれでいいことにします。ライミ監督には死霊のはらわた4を撮ってもらおう。 【あっかっか】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-25 13:09:32) 56.観ていて退屈しないし、前作よりも出来がいい。 【eureka】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-03-20 20:51:05) 55.シリーズ2作目。前作ではやや消化不良だった敵との戦いが、今回は一段とスケールアップしていて楽しい。敵のオクトパスの動きも素晴らしい。そして何よりスパイダーマンの心の葛藤を描いているのが、物語としてのこのシリーズをまた一つ成長させたといって良いだろう。 【ドラりん】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-01-18 21:20:31)(良:1票) 54.前作では物足りなかったアクション。本作では存分に堪能しました。ミスターオクトバスとの戦いはどれも見応えあり。スピード感あり、構図良しで、見事な飛翔感を味わいました。これは劇場で観ておくべきだったと大後悔。それにしても本シリーズは敵役に味がある。前作のゴブリンといい、本作のオクトバス博士といい、みんな根はイイ人なんですよね。でも自分の弱さに勝てずに悪人になってしまった。能力を持っていたら使いたくなるのが人間。能力には抗えない。カウンタックを一般道の法定速度で我慢しなさいというのが無理な話。そこへいくと主人公はエライ。というか真面目。せっかくのスーパー能力をヒーロー業以外に使わないなんて。(ピザ屋の配達はご愛嬌)。もっともそんな彼だからこそ、ヒーローの資格があるのかもしれません。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-31 19:12:19)(良:1票) 53.1に負けず劣らず面白かった。 【智】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-28 18:16:25) 52.シリーズ最高傑作。シナリオが上手い。完結篇へ向けての伏線も気になる。CG技術が前作よりも格段にパワーアップし、あり得ないアングルでの映像が楽しめる。悪役のドック・オクも格好良いぞ!行け、スパイディー! 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-10-23 09:43:50) 51.1でダサい敵役のサブイ一人相撲を延々とみせられたせいで、もうこのシリーズは見まいと思っていましたが ・・・・面白い!!完成度の高さに驚かされました。唯のおっさんに4本アームを着けただけでどうしてあんなにカッコよく見えてしまうのでしょうか?悩めるヒーロー象も飽きずに見る事が出来たし、終わり方もGoodです。久々に頭を空っぽにして楽しめました。 【Kの紅茶】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-08-11 12:01:54) 50.あの腕は相当重いのに、ただのおっさんがなぜ支えられるの? 電車のシーンがもちろん一番よかったけど、 最後は花婿さんかわいそうですよね。 メガネの演出はうまくできててよかった。 とまあいろいろありますが、3も観たくなりました。 【Skycrawler】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-05 20:15:45) 49.ヒーローとしてのスパイダーマンと何をしても冴えない青年のギャップがリアルに描かれていて面白かった。、「こんなカッコイイ奴居ないよ」といつも映画って美人美男が演じていてつまらないが、こんなにヒロインが不細工だと逆にリアルでなくなってしまう。どうして命を賭けてまで守らなくてはいけないの、と思ってしまう自分は非道な心なのか・・・ 【こねこねこ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-03-21 23:33:45) 48.前作よりは全然良かったですね。アクション的に。 【亜空間】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-03 14:07:54) 47.「1」はアベレージだったが「2」は違った。コミックヒーロームービーとして出色の出来。黒蛸ドック・オクの造形、前半のタメを受けての後半の密度は、近年のSFアクションではなかなかお目にかかれないほど。役目を果たし終え、車両先端で放心した表情を見せるピーターを横から捉えるショット。失意のヒーローの眼前に啓示のように降り立つ白い衣(きぬ)。「3」が緑鬼再来なら第2作がシリーズ最高作となる確率もきわめて高い。MJとスパイディのアイキャッチは「ヴィーナスの誕生」の風神ゼフュロスと花神フローラを思わせ印象的。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-14 19:25:13) 46.前作を超える面白さですね。アメコミ原作映画の最高傑作ではないでしょうか?サム・ライミ監督ならではのカメラアングルがアクションシーンでは冴え渡ってすごい迫力です。CGを多用しているとはいっても実写でここまで描けるんですね。次回作も楽しみ! 【ジム】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-18 15:11:02) 45.やっと見れた。1も面白かったけど、2はスパイダーマンの悩みや葛藤、恋愛が描かれていてさらに良い。最後は感動。アクションも十分楽しめる。3はついにハリーとの宿命の対決が待っているに違いない。 【乃駄目】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-12-16 17:41:36) 44.1作目はみていません。2だけでいいかと思いまして。ヒロインがなぁー 浮遊感がものたりない。ビルの合間をああやって飛び回るのって、夢の中でもいいからやってみたいことなわけです。スパイダーマンになりたいというよりは、ああやって空中を飛び回りたいというのが強い憧れ。だから悩んでいようがいまいが、空中飛びの快感が伝わってきてほしかった。 【no_the_war】さん [映画館(吹替)] 8点(2005-12-14 21:44:55) 43.原作へのアメリカ人の強烈な愛を感じる一作ですね。押さえるべき点が遺漏なく押さえられ、完成度の高い脚本に仕上がっています。主人公が内省的すぎるのには人によって拒否反応が出る恐れはありますが。 【K】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-07-17 00:15:50)
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