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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.子どもの頃、講談や浪曲で聴いた「瀧の白糸」、悲恋ものの代表格として知られる。恋する男性に身も心も尽くす女心が何ともいじらしく、涙なくして見ることができない。サイレント映画だが、当時の弁士による語りが目に浮かぶようだ。最初らへんの馬車と人力車の競争は愉快。 【ESPERANZA】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-10-13 19:08:48)
2.序盤、山道を疾走する馬車を人力車が追い越すシーンは、ダイナミックでまるで活劇風。カメラの追い方やシーンの繋ぎ方は、以後の作品ではお目にかけることのない手法で興奮してしまった(笑)これは活弁が付くのと付かないのとでは結構違います。溝口監督は生涯90作品を撮っているが、現存するのが30少々と少く、残りの作品については若き日の監督が様々なジャンルに挑戦し、活劇や喜劇などを撮り、傑作とされる作品も多かったという。「瀧の白糸」は前述のシーンをはじめ、現存しない作品の面影を幾分残しているという意味では、非常に貴重な作品だと思います。 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-09-03 11:49:05)
1.溝口健二さん、昭和8年のサイレント作品です。残念ながらフィルムの保存状態は相当に悪いので、カメラが引いた時には役者の表情がつぶれてしまうのですが、アップになった時の入江たか子さんの美しさ、岡田時彦さんの二枚目ぶり、菅井一郎さんの鋭い眼光などにはハッとさせられます。そしてこの作品もまた、溝口さんの主題とした女の意地と矜持、たくましさとか弱さ、それらを優しく、激しく、きめ細かく、高らかに謳い上げています。サイレント作品ではどうしても説明字幕、会話字幕が入るので、後年溝口さんの代名詞ともなるワンシーンワンショットとはいかないのですが、それでも白糸が高利貸邸に包丁を持って乗り込んでいく最も切迫したシーンで、白糸が廊下を渡り部屋へ入り、隣りの部屋へ移り高利貸を発見するまでのシーンをカットを割らずに撮っているところにミゾグチを見ることができます。字幕がなければ・・・と思わせられるシーンがたびたび出てくるのは、後の溝口さんを知っているからで、この作品はこの作品として堂々とサイレントの名作といえるのではないでしょうか。 【彦馬】さん 8点(2004-11-24 20:44:06)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
8人 |
平均点数 |
7.88点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 12.50% |
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7 | 2 | 25.00% |
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8 | 3 | 37.50% |
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9 | 1 | 12.50% |
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10 | 1 | 12.50% |
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【その他点数情報】
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