みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
44.勢いに乗っている監督ならではの、”熱気”を感じさせてくれます。何より主演女優それぞれに存分な芝居をさせ、それを1本の作品に束ねていくあたりの手腕こそ、平山監督の真骨頂。女たちによるハードボイルドとして、個人的には『愛を乞うひと』よりも好きだな。ただ、佐竹のキャラクターだけは、あまりに薄っぺらなのではないでしょうか。一種の”ターミネーター”に仕立てたかったにしても、もうちょっとこの悪党の背景を描き込んでほしかった。間寛平がガンバってたんで、余計に惜しいです。 【やましんの巻】さん 8点(2003-06-11 17:39:43)(良:1票) 43.俳優の演技力が作品の出来を左右するものだと、つくづく痛感させられる。「OUT」とはまさにそんな作品だ。その見事なまでのキャラクターの創造性と四者四様のキャスティングの妙。そして監督の要求に的確に応える女優陣たちの凄いこと。映画は殺人を犯してしまった、コトの重大ささや悲壮感などよりも、むしろ一線を超えた事が決して特別なことではなく、極めて日常的な事として描かれていく点が面白い。彼女らが、まるで弁当を作る手際のよさで、流れ作業的に死体の処理をしてしまうシーンが、何ともユーモラスに描かれていく。金に細かく、個々に悩みを抱えて、今、まさに生きている女たちが、ひとたび連帯感(実に奇妙な)を持つと、かくも強くなれるのかという感覚を巧みに演出した平山秀幸監督の手腕は、さすがにソツが無い。とりわけ、密談の際の無菌室の使い方や、ドアスコープから見える室井滋の様々な表情などは原作では語りきれない、まさに映画ならではのもの。 【ドラえもん】さん 8点(2002-12-25 16:33:03)(良:1票) 42.人間としてのタガが外れ、閉塞的な世界を突破しようとする女たちのしたたかさを見届ける。悪役の間寛平はコメディのイメージが強すぎて、画面で浮きまくり。重くショッキングな内容なのに全体として薄味。狂気と笑いがまだまだ足りない。特筆して何かを感じるものもなく、テレビスペシャルで十分な普通のサスペンス映画だ。 【Cinecdocke】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-02-05 20:15:33) 41.原作も、テレビもみていません。ここの評価を読んでからみてみましたが、そんなに悪くなかったと思いました。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-03-09 16:52:43) 40.原作を読んでから観たので、どうしても食い足りなさが残る。原作では一番大きなテーマだった香取雅子の孤独と絶望と解放が女同士の友情にすり替わっていて、それはないだろうという気分。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-08-05 18:19:57) 39.じっと働く賃仕事の主婦と、バカラで遊ぶ亭主。ケとハレの対比で始まり、しかしバラバラ殺人という最も非日常的なものが主婦の世界の方に入り込んでくるおかしさ。そこにはちょっとした爽快感もある。女たちの“したたか・しっかり”と“おろおろ”が交替し続けるのもユーモアを生んでいた。でも考えてみればこういう世界は日本映画の得意としたところで、市川崑は女たちの悪だくみを好んで描いたし、今村昌平の重喜劇だってこういうのだった。だからこれ、すごく日本映画の本道をいっているんだ。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-06-04 12:18:09) 38.日本の現状が垣間見れて作品に前半は、なっていましたが、後半は話が逸れたような気がしました。主婦がバラバラ殺人を2回もやらないでしょ、、保険金詐欺ならわかるけど。 【SAT】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-22 22:37:47) 37.これってドラマが最初なのか。ドラマで見たら面白いかもしれないな。映画としてはアメリカンニューシネマそのままでいまいち未完成な感じ。ラストの力強さはよい。 【ぷりんぐるしゅ】さん [地上波(字幕)] 4点(2006-03-21 03:17:22) 36.原田美枝子の格好良さが際立っています。ストーリーはドラマ版の方が楽しめるかも。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 6点(2006-01-01 14:22:30) 35.登場人物にまともな人間が誰一人としていなかった。死体処理に一体500万円て、明らかにおかしいでしょう。寛平さんは意外に良かったと思う。悪の雰囲気が出ていて、笑いのイメージを払拭していた。 【ガンジャマン】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-10-28 18:36:10) 34.基本に殺人があるだけに、爽やかも余韻もないですね。西田が一番演技が大根でした。大して楽しいところもなく。。。いい年して分別のない行動をする大人っていうのはみっともないですね。これはキャストはいいけど、脚本が悪いと思いました。全くの駄作だと思います。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 2点(2005-06-01 12:43:23) 33.ドラマの方が好き。原田美枝子さん好きです。まあ、さっぱりした味付けかな。 【SATOKEN503】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-09 18:29:58) 32.この題材は、劇場でも演じられているようであるが、この設定のおもしろさに尽きるのでは無いか。主婦たちの日常からのOUT。それがすべてであって後はどうでも良いと言っては失礼だが、どんなストーリーにしようが、大体ハマル。でなければ、原作者はこのような大幅な変更を許さないのではないか。色んなエピソードをばっさり削ってしまった為に、カラオケや逃避行の部分を無駄に長くせざるをえなくなったのだろう。 倍賞美津子、室井滋、香川照之の存在感は大したものであった。しかし、人ひとりを殺し、それをバラバラにするという事の残虐性や暗さをあまりに排除し過ぎた為に、日本映画にありがちな軽さが際立ってしまったように思う。彼女たちはこんなにも空虚な日々に辟易し、異常な刺激に快感を覚えてしまったのだから。OUTしていくプロセス、この演出自体に、この監督の意図するものがあまり感じられなかったのは残念だ。 【wish】さん 3点(2004-12-05 01:45:18) 31.3分の2くらいまでは、笑いもあって面白い。後半は、原田美枝子の魅力ですか。気持ち的には、町金の人と同じ気持ちに、私はなってました。 【オドリー南の島】さん 7点(2004-11-14 09:30:16) 30.西田尚美が出てるからという理由だけで観たけどおもしろかった。ちょっとせつない感が好き。 【bokugatobu】さん 7点(2004-11-05 16:04:00) 29.原作もドラマも見ましたが映画もなかなか面白かったです。 邦子がいいキャラになって、弥生は一層図々しくなってるというアレンジもいい。 でも十文字と雅子の淡い恋が安っぽいのと、間さんの佐竹が美意識のないただの粗暴なチンピラになっているのが残念でした。それならいっそこの二人も削って女四人のクライムコメディに徹した方がベターだったかと思います。そう言えば弥生のDV旦那もカゲ薄かったなぁ。 【ひろほりとも】さん 7点(2004-10-17 21:26:35) 28.狂気をエンタテイメントに出来ない日本映画の限界を感じる。 【k】さん 4点(2004-09-21 12:18:11) 27.わかる。わかるよ。倍賞美津子の演技力がすごいのは。でも、原作のヨシエはああじゃないし、映画化でヨシエがああなっちゃいけないよ。確かに10円貯金には泣いたけど、ダメなのダメダメ。ヨシエは太った中年のおばさんで、老人介護に疲れてなくちゃだめなのよ。ばあさん死んで、悲しんじゃダメ。あそこでニヤと笑わなくちゃダメ。 原作は、中年女の生活感あるれる狂気を描いている。ほんの少し踏み出すだけで届く非日常の狂気。それがおそろしいわけよ。老人介護に疲れ、大家に出て行けと言われ、借金を理由に死体の解体をする。それをユーモラスに演じられる賠償美津子はすばらしいが、彼女はかっこよすぎて、とても生活感がないわけよ。彼女の中にすみつく「悪人魂」を描いてほしかった。善人から悪人へと、生活の疲れが後押しするのを。 原作とは別物と考えるのは、原作好きだから、残念だ。ヨシエ以外の三人は良かっただけにね。 【しょりちゃん】さん 4点(2004-08-30 12:47:50) 26.登場人物の日常生活での閉塞間が伝わった来たので、彼女らが裏の家業に精を出す気持ちがわかりました。不覚にも、ラストにはジーンときてしまった。 【センブリーヌ】さん 6点(2004-07-20 02:22:27) 25.テンポが悪い。感情移入もできなかったです。原田美枝子さんは、きれいでした。が、最後に息子に別れの言葉をかけたのに、その返事はなく、家族ってそんなものなのか……と感じました。救いようがない。これが現代の問題ですか……? 【もちもちば】さん 4点(2004-04-20 00:26:09)
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