みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
21.原作未読ですが、内容的には若干設定を変えてのグリコ森永事件の一考察とそのあらすじといった内容。 事件に関する本は読んだことがありますが、本作の犯行グループの人物像は グリコ森永事件の犯人像として捜査線上に浮かんだ人物像と結構一致していた。 また、犯行グループを演じる主要キャストの演技は、さもありなんという雰囲気をそれぞれに巧く醸し出している。 ストーリーも事件の経過をなぞってる感じなのでそういう意味では、なるほどと思える所もありましたが そのなぞってる感が強すぎて、あれだけの大事件が元になっているだけに、 サスペンスとしてもう少し起伏をつけることができたと思います。 【とらや】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-12-26 16:08:46) 20.常に公明正大、正義の権化のような渡哲也がどんな悪役になるのかという、その一点のみ関心があったのですが、たしかにこれはひどい。有名な役者がいろいろ出て一生懸命演じてはいますが、とにかくストーリーもキャラクターも人間関係も薄弱。いつの間にか事件が起き、いつの間にか人が自殺したり容疑者になったり捕まったり逃げたり。日本語を喋っているはずですが、まったく物語になっていません。もしかすると原作を読んだ人向けに、「映像にするとこんな感じですよね」というサンプルとして作られたのかもしれませんが、いずれにせよおそるべき低クオリティ。一応日本を代表するであろう映画会社がこんな作品を世に出してしまったことに、絶望を感じます。人材がいないのか、それとも若い才能の芽を誰かが摘んでいるのか。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2022-10-14 20:57:52) 19.前後篇に分けてもう一本必要だったんじゃないかなあ? 事件物としてのハラハラ感もなければ、人間ドラマとしての感動もない。登場する面々の人物像も背景も繋がりもよくわからないので誰にも共感できず、なんだか面白そうな雰囲気を漂わせているだけの中身のない大作になってしまっている。残念。きっと原作は面白いんだろうなあ。 この監督さん、『学校の怪談』シリーズは良かったんだけどねえ・・・。 【フラミンゴ】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-07-29 06:27:07) 18.他の映画でも似たような感想を書いたことがあるが、この分かりにくさは監督の技量や脚本の質といった問題を越えていると思う。原作が優れているものが、優れた映画になるとは限らないし、原作の良い部分を映像で見せようなどと思ったら失敗する例の方が圧倒的に多い。それはメディアが違うからだ。今回、CS局のナビゲートでは脚本の推敲を60回繰り返したと言っていたが、それって練られた脚本というよりも、何度やってもダメだったことの証拠だろう。オリジナル脚本の映画を製作するより原作をベースにする方が楽なのかも知れないし、原作ファンを動員する期待もあるのだろうが、活字として活きているものを殺すような映画化は止めて欲しい。今作は映像にすることに意義がある作品じゃありません。製作側もそれくらいの見極めは出来るだろう。1点は吉川晃司の存在感に。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2010-02-06 01:44:36) 17.全編ハイクオリティの雰囲気が満ちているのに、何がなんやらさっぱりわからなかったのでここを見たら、やっぱりみんなわからないのだということがわかって安心した。 【delft-Q】さん [DVD(邦画)] 2点(2008-12-10 22:41:59) 16.これも先日観た『亡国のイージス』同様、原作未読者を完全に切り捨てた作品だ。 理解しようと努力しても到底及びもつかない程の?の連続に我慢を強いられ 終ぞ分からずじまいで121分終了してしまった。。 物語の展開の仕方から原作に対して相当な端折り方をしていると薄々感じてはいたが、 下の方達のコメントを見ると言わずもがなである。 偉大な原作に対して映画という枠に収めるのに 多少の端折りは必要だがあまりにも端折り過ぎて観る者も端折ってしまった感がある。 要は【勿体ない】という一言に尽きる。 役者は一流だしストーリーも一流、効果音も一流だし音楽も一流だが 監督が三流以下の仕事をしていたのでは全てが台無しである。 ただ唯一上げるとすれば大作感溢れる重厚な作りが漂っていたという事。 あくまで漂って居ただけで纏めきれていないのは周知の事実だが。。 ・・・という訳で(どんな訳?)何ともまぁ手前ミソで申し訳ないが レビュー200作目の作品がよりにもよってコレである。。 私的に一番勿体ない選択である。 【sting★IGGY】さん [DVD(吹替)] 3点(2007-04-03 23:56:18) 15.あれだけの超大作を2時間にするのは無理でしょうね.まあ,2人の新聞記者をカットするのはやむを得ないとして,「白いテープ」と「義理の兄」は無視して欲しくなかったかな. 【マー君】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-02-26 15:07:11) 14.最後までボソボソボソボソで終わりました。最近の日本の映画は字幕が必要です。話として盛り上がりどころは多いのですがイマイチ、カツ舌の悪い人が多くてテンションが下がります。吉川は良かった、でも他の人はだめですね。こういうのを観ると、作り手も演技者も日本のレベルは本当に低いなぁと感じますね。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-12-20 12:39:37) 13.原作はグリコ森永事件の真相に肉薄し、部落差別、在日韓国人差別、暴力団など、日本社会の抱える暗部を抉り出した最高傑作。グリコ森永事件はなぜ迷宮入りしたのか、真相を克明に描き出している「JFK」ばりの作品です。この濃密さを2時間足らずの映画にまとめるのは所詮無理、と最初から半分あきらめながら見ましたが、予想通りでした。たぶん原作を読んでない人は、いったい何を言いたい作品なのか何がなんだかさっぱりわからないでしょう。唯一、渡哲也の渋い演技は光ってた。 【エンボ】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 12:33:32) 12.序盤から終盤に入るまでは、ネバーエンディングストーリーかと思うほど長く感じた、金の行方は結局うやむやになったけど、5人はそれぞれ目的があったから、金はさほど問題ではなかったんだろうな~。結局事件はお宮入りになるのだろうか・・・。 【たこら】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-10-28 23:44:53) 11.「原作を読まずに観てもらっても責任取れないなあ」と製作側の声が聞こえてきそうな作品。はっきり言って不親切です。というか、読んでからであっても果たして評価が上昇するかどうかは疑問。序盤に躓きながらも惰性で観たが、登場人物の魅力の無さは特筆。 【monteprince】さん [DVD(吹替)] 4点(2005-09-15 02:05:00) 10.原作未読では初っ端から置いてきぼりを食らう。 序盤の三十分くらいはストーリー以前に、基本的な人間関係すらさっぱり掴めない。多くの人間が出る割に、あまりにも登場人物に対する説明が不足し過ぎている。 と言うよりも、この端折り方は映画化する上での「手抜き」と言うものだろう。原作の問題だとしても、その分かりにくさを解消しようとしていない地点で、監督に基本的なセンスが無いと言わざるを得ない。連続ドラマやアニメの完結編じゃあるまいし、単独の作品なら原作未読の人でもストーリーに入り込めるように作るのが前提だろう。「分かりにくさ」にも、「情報量の多さからくる分かりにくさ」と、「情報不足からくる分かりにくさ」の二通りがあるが、これは後者の典型。 とにかく、見ている間、こいつらは今、何の目的で、何を思い、何をやっているのかという動機や心理的背景がさっぱり掴めない。途中の現金運搬のシーンも意味不明だし、上司が車内で自殺するのも意味不明。ラスト付近も省略しすぎ。物井清三(渡哲也)以外の犯人たちはどうなったんだ?上映時間の問題があったとしても、エンディングと共に後日談を出すくらいは出来たはず。 ところが、その分、人間ドラマや心理描写が優れているかと言えばまるでそんな事も無く、いかにもこの手の「社会派サスペンスのためのキャラ設定」といった感じで、それぞれが生きて動いていない。有名どころを使っている割に、その演技も何故か大根に見えて仕方が無い。 ストーリー自体もグリコ森永事件を踏襲していたり、部落差別や在日朝鮮人、企業の利益供与事件など、複数の重々しいテーマを盛り込んだ安直な題材の選択が癇に障る。著者本人は「群像社会派サスペンス」を気取っているのかも知れないが、そのせいで、どのテーマも追求されず、それぞれが中途半端なままで放置されている。 画面に出る登場人物の役名も小さすぎて読めない。音量バランスも悪く、ぼそぼそ話すシーンで何を言ってるか分からないのでボリュームを上げると、すぐ次のシーンではやたら効果音がデカくなったりと、とにかくストーリー以前に、もっと基本的な部分で「観客に対する気配り」が無く、終始イライラさせられる。 とにかく原作を踏襲する以前に、「映画は観客ありき」と言う前提を忘れている。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2005-08-09 02:22:05)(良:2票) 9.あちゃー、やっぱ原作未読の方には分かりづらかったですかぁ。そうだよなぁ、なんもかんも放置しすぎだもんね(笑)。なんもかんも放置状態で、最後レディと渡とのしっとりシーンでなんとか締めようとしたのが余計腹たつよね。。。既読の人間にとっては、物語の補完はできているので、役者の演技を堪能いたしました。吉川、加藤、長塚がとくに良かった。平成の裕次郎(苦笑)、徳重以外は原作ファンでも納得なのでは?音楽も、三拍子を多用しつつ重い雰囲気をかもし出していて良かったです。とにかく見るなら、原作読んでからが必須かと。分厚い上下巻ですけど。 【ダブルエイチ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-31 05:30:46) 8.途中で置いてかれた感じです。最後は意味が解らないまま終わってしまった。見所は吉川晃司の演技くらいでした。あーすっきりせん 【やっぱトラボルタでしょう】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-06-23 10:32:08) 7.初見時は話しが散漫すぎて人物もよく見えず、そんな中で吉川晃司はバツグンにカッコよく光ってるなあという程度の印象でした。なんかスッキリせず立て続け2回目鑑賞。そしたらスッカリ霧が晴れると共に、なぜ彼らが集まったのか、なぜ彼らが行動を起こしたのかを全て見せてしまうのでなく、物語の根底に流れるモノをじっくりと考えさせてくれる。2度目はかなり引き込まれ面白かった。もっとこの物語の中の部分を知りたいという気持ちを駆り立てられました。是非原作を読んで見たいと思います。 *追記:ようやく原作を読み出しました、まだ上巻の半分ぐらいしか読んでいないけどちょっとスケールが違いすぎるなァ、とりあえず-1点しておきます。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-06-16 00:26:22) 6. グリコ森永事件をビール会社に置き換えてのお話です。えっとですね・・・伏線を放置しすぎ(笑。 途中は話にグッと引き込まれたけれど最後がわっかんないよー。20億円はどこに行ったの? 大杉漣も吹越満も放置されている。暴力団をわざわざ絡める必要があったの? 吉川晃司もなんで逮捕されたのかその心理がわからない。彼がキツネ目の男ということはわかったけど(笑)。吉川晃司はかっこよかったし演技も上手だった。でもそれだけかなぁ。 高村薫の原作は映画に向かないのかもしれない。『マークスの山』もそうだったけど彼女の本って分厚いでしょう。それと映画として取り扱いづらいナイーブな問題も提示しているし。やはりそういう小説をわずか2時間足らずの映画にするのは難しいかったのかも。原作の良さはなんとなくわかりました。でも(原作を)未読の人でもわかるように映画は作らないといけませんね。 【ひろすけ】さん 3点(2005-03-22 15:19:04) 5.先にレビューした皆さんと同意見です。原作を読んでいない私には、わからないことだらけ。タダ券だったから、「交通費損したな」で済むけど、お金払って見てたら「金返せ」って大暴れしたくなったかも。しかし...、私が最近見た映画は、「半落ち」、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」、そして「レディジョーカー」、どれも日本の警察はどうかしてるという内容のものばかり。日本の警察ってそんなに問題ありなんですか? 【チョコレクター】さん 4点(2005-01-08 21:22:03) 4.面白くない割りに終わったら「あれ?もう終わり?」と思った。盛り上がりがないっす・・・。登場人物にも魅力はないし・・・。ヒットした小説の映画化は大抵味気なくなってしまうのでやっぱり苦手ですねー。 【ゆうろう】さん 4点(2005-01-01 18:57:07) 3.原作は読んでいませんが、知り合いで原作を読んだ人、例外なく皆がすごい小説だとほめていたので、相当期待していきました。で、結果は「あらすじがようわからん」。在日朝鮮人や被差別部落、企業恐喝を扱うなど、今のタブーだらけの放送界、映画界では作品化にいろんな壁があったんでしょう。そこは評価したい。ただ、想像だけど、壁が低くなった分、たぶん作品の重要な部分を占めるタブーがタブーではなくなってきたんでしょうね。その分、リアリティが希薄になった感があるのでは。日本がまだ貧しく、高度成長で取り残された社会の底辺の澱のようなものがどす黒く息づいていた時代が実感できなければ、社会の底辺で生きる在日朝鮮人や被差別部落の人々も、タブーを犯した企業がトップを巻き込んで崩壊する様も、「はぁ?」という感じなのではないでしょうか。作品の時間の制約もあるのだろうが、きっと重要な役どころであったはずのそうした人々の人物描写も薄かった。枯れた渡哲也の演技は渋かった。しかし、まるで「ゲリ腹でトイレに行きたいのをずーっとがまんしているかのように見える表情」で演技する徳重聡にはあの刑事の役は重すぎたのではないか。名前も知らない脇役陣ですら刑事になりきっているのに、彼はどう見ても刑事には見えない。 【しまうま】さん 4点(2004-12-27 01:50:02) 2.母と一緒に観に行って参りました。とにかく2時間緊張して観ていたので、どっと疲れました。それだけ緊迫感が醸し出されているという意味ではよいのですが、でも終わり方がどうも「結局目的は達成されたの?」って感がぬぐえず、絶望感に駆られてしまうため、帰り道の足取りが重いこと、重いこと・・・これじゃあ、ぱぁ!っとやらないと家に帰れない気分です(笑) 近くに座っていた読書好きらしきおじさんが「原作は本当はこんなんじゃないんだよぉ!」と力説してくれましたが。 記憶として残るのは、渡さんも長塚さんもよかったですが、吉川晃司の怪演ですね。観てるとゾクゾクしますよ、ホントに。 【groundhog】さん 5点(2004-12-18 10:49:04)
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