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【クチコミ・感想】
4.宇崎竜童といえばダウン・タウン・ブギウギ・バンド、髪は突っ張りリーゼントにサングラス、正直好きでなかった人物なのだが、この人を映画に起用した増村保造監督はすごい人だと思う。映画も最初はド素人の主役と音楽が気になるなあと思って見ていたのだが、どっこい映画にはまってしまった。それほどすごい映画だ。梶芽衣子さんが多くの賞をとったのはわかるし、脇役陣もうまい。近松門左衛門の心中ものなのだが、愛の深さに感動せざるをえない。 【ESPERANZA】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-04-03 17:46:00)
3.増村作品に独特の、感情移入をさせるいとまを与えない、登場人物のいきなりハイテンション。歌舞伎というには生々しいが、ドラマというには濃ゆすぎる。あまりのコテコテさに「松竹新喜劇かよ!」というレベルだ。音楽は後半辺りは特にクサすぎて「昔の邦画」感がたっぷり。
梶芽衣子は常に目を見開きすぎてコワイし、「さぁ死のう、やれ死のう、すぐ死のう」という迫力いっぱい。まったく泣けない、気の毒さのかけらもない、曾根崎心中だ。
しかし、これが増村節だ。生が充ち満ち過ぎて、死も突き抜ける女たち。この芸風が好き。 【せい】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-06-26 00:15:14)
2.物語は終始人情を無視した血と血の交わいだ。台詞がダイレクトだし、宇崎・梶の表情が登場時点から血走っている。これは、増村さん独特ですね。他の監督は仕草や動作、表情などをも使って演出をするのだが、増村さんの場合はとにかく「身体」を直接使って表現させる。甘ったるさは微塵もなく力強く痛々しい。二人が心中に至る細かい描写はお構いなしに、互いに信じ愛するという男として女としての「意地」や「誇り」が観るものさえもグイグイと押していく。完全に「曽根崎心中」の増村流解釈がここにあります。二人の心中も「悲劇」ではなく「前向き」にみせてしまうほどの力強さが特長ではないでしょうか。この解釈はとても面白いと思います。一つ残念なのはテンポ。初期作品のような流れをあれば私は文句ありません。(シネマアートン下北沢)
【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-10-11 10:32:54)(良:1票)
1.近松物の代表的な曽根崎心中ですが、もっとえげつなく、悲劇的に描いて欲しかったです。身分や世間体、謂われ無き罪による仕打ちなど悲劇さをもっと描いて欲しかったと共に遊女と丁稚上がりという彼らの純粋、純潔さを際立たせて欲しかった。イマイチそこが不十分な気がして男の意地や女の意地、恋の手本となる死に様を見せる、という肝心なテーマが薄く感じる。ラストの心中シーンは良かっただけにもったいない。 【亜流派 十五郎】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-06 00:07:04)
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【点数情報】
Review人数 |
8人 |
平均点数 |
6.62点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 25.00% |
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6 | 2 | 25.00% |
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7 | 1 | 12.50% |
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8 | 3 | 37.50% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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