みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
14.すごく退屈な映画だった。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 2点(2014-09-29 21:57:24) 13.チャウシェスク政権末期のルーマニア、病んだ国家で青春を生きる女の子のある一日。ぱっと見、国情は全く豊かでなく、補修を一切してなさそうなビル、滞りがちな物資、停電の頻繁に起こる街。薄暗くて汚い小路。官僚的でサービス精神ゼロのホテル受付の態度に共産圏の香りをびしびし感じる。国がきちんと運営されていなくとも人はそれなりに結託して生き抜くもので、学生寮にまで闇市まがいの流通はあるしバスの切符すら見知らぬ人に融通する助け合いの精神があるのに驚いた。主人公オティリアもまた、その「助けなきゃ精神」によって友人に翻弄される。だけど彼女の助け合いポリシーが揺ぎ無いんだ。胎児を処理(!)までして危険な街路を帰ってきたオティリアをけろりと食事して待つ友人。そんな相手を特になじるでなく疲れを漂わせながらも大変な一日を淡々と終えるオティリアの横顔。理不尽で厄介なことに慣れた、独裁国家の国民そのものを象徴するよう。だけどこの人たちは打ちひしがれたままでない、その後の経緯を知ってるからこそ、とても興味深く観賞できた。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-01 01:46:18) 12.思い出したくもないような日、それは誰にでもある。やたらに汗をかき心をぶるぶると震わせて、ものを食べる気にもならずに気がつくと足が棒になっているような、大変な一日。長回しで作りだした主人公オティリアの悔しくて怒りに満ちた空間を、疲弊した人々や町と一緒に切り取ってみせた映画。暗いけれど、そこを生き抜く人たちの強さも感じる。しかし、彼女の映画のなかの時間は全て友人や恋人のためにあった。なんでそうまでするのかと首をかしげたくなるほど。ロシアがソ連だった頃にそこで暮らしていた人が「何もないから、みんながピュアだった。」と言っていたのを思い出す。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-12 20:38:40) 11.自分としては、ルーマニア作品、初鑑賞。よって貴重。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-08 23:59:02) 10.全く無駄のない作りで緊迫感漂う素晴らしい映画です。生まれてくる子供を始末するのは大変な事であり決して遊びでは済まされない重大事であると改めて考えさせられました。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-05-18 22:08:18) 9.人と人が繋がるということへの絶望感が全面に出た作品。主人公とルームメイトから、医者とその母親まで、人間と人間の間にある絶望に終始苛立たせられる。レストランでのラストシーン、うつむき続けるルームメイトと彼女を見つめ続ける主人公。その視線が映画を見る者に向けられたとき、あまりに直接的に我々は自分を批判的に意識させられ、そのまま唐突なエンドロールに投げ込まれてしまう。鑑賞タイミングを間違うと酷い事になりそうな一作。 【楊秀清】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-06 19:22:30) 8.ルームメイトにあそこまでつくす奴はそうそういないわな。暗い夜道が当時のルーマニアを暗示していました。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-30 00:04:47) 7.共産主義社会ではかように力なき者同士は助け合うようになるのだろうか?何故バスのチケットが無い人間に当然のように自分の切符を分け与えるのか、何故たかがルームメイトの窮地に犯罪に荷担してまで尽くすのか・・・そこに違和感を感じる自分が、個人の失敗は基本的に全て自己責任として扱われ、他人の不幸は自分とは無関係と考える、この素晴らしき自由な個人主義社会で何かを失っていることに気がつかされた。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-04 16:40:22)(良:2票) 6.つきあいで見ました。導入部が分かりにくくて「・・・?」と思っているうちにだんだんと進行しつつある事態と社会状況が見えてきます。きょうも世界のあちこちで繰り返されている事態をあくまでも奇跡抜きで追っていき、見る者をハラハラドキドキで消耗させていきます。どうしようもないルームメイトを演じた役者さんは迫真の演技でダメダメさ加減を出していました。結末はどうであれ、ともかくも映画が終わってほっとするやら力が抜けるやらで疲れました。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-14 05:39:55) 5. 完全予備知識0(ゼロ)で観たせいか、なんだか銀河鉄道999で、どこかよその星に行ったような気分になった。 この映画を日本へ持ってきた配給会社は凄い賭けをしたと思う。 全編主人公追っかけの雰囲気は、どことなく「バッファロー66」に似ているが、本作は限りなくリアリティを追求している。DVDに吹き替えを入れなかった理由が分かる。 親友じゃなければ絶対に成り立たない会話のやりとりは、国、時代を越えて、今の日本のどこかでも聞こえてくるような気がする。 でもタイトルの「4ヶ月、3週と2日」って……やっぱりズルいよ、嘘ばっかついて! もうじき5ヵ月じゃん?!(←半分冗談) 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-07 12:06:07) 4.内容をまったく知らずに観たため序盤は意味がわからなかったが、内容と映画のタイトルを理解したところから一気に緊張感が高まりハラハラし通しだった。ものすごくリアリティがあり、まるでドキュメンタリーのような印象さえも感じた。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-13 18:19:13) 3.いや~ リアルでした~ 秀作ですね!.. 主人公が “とろい” ルームメートに振り回されるあたりや、恋人との絡みが 秀逸.. 映画として、演出として、すばらしい~.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-16 13:07:59) 2.初ルーマニア映画がカンヌでパルムドールを撮った映画、いやぁ、すごかったです。実話ではないんだけども実際に法律で禁じられていたことを取り上げてよくやってくれたと思います。妊娠してしまった恐怖で物事を深く考えることが出来なくなったガビツァのバカさ加減にはちょっと腹立ってきましたけどオティリアのキャラでなんとか抑えれました。この映画を見てるとほんと女性が可哀想に見えます。男は中絶は手伝うから後の処理は自分でやれな感じでさっさと逃げてしまい女二人で後処理をしなければならない光景はほんと残酷でした。寝不足で見たせいかぶれる画面でめっさ眠たくなりましたけど見終わった後の印象というのはズバ抜けて残るすばらすぃ映画でした。 【M・R・サイケデリコン】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-01 23:01:15) 1.ポスターには「勇気の物語」と書いてありました。確かに間違いではありませんが、主題は違っていると思います。ある一日を描いていますが、そこで起きた出来事をいかに対処し何を考えたか、ここがミソだと思います。この映画はどこに着眼点を置くかによって、いろんな評価が出てくるんではないでしょうか。余談ですが、手持ちカメラで出演者を追い掛けるシーンが多いので、乗り物酔いしやすい人は気をつけた方がいいかも。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-03-17 21:34:37)
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