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萌の朱雀

1997年【日】 上映時間:95分
ドラマファミリー
[モエノスザク]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-10-17)【イニシャルK】さん
公開開始日(1997-11-01)


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監督河瀬直美
助監督萩生田宏治
キャスト國村隼(男優)田原孝三(父)
尾野真千子(女優)田原みちる
脚本河瀬直美
音楽茂野雅道
撮影田村正毅
河瀬直美(8ミリ映像部分)(クレジットなし)
製作バンダイビジュアル
WOWOW
プロデューサー仙頭武則
小林広司
柘植靖司
配給ビターズ・エンド
編集掛須秀一
録音滝沢修〔録音〕
あらすじ
過疎化が進む奈良県吉野村。ここで夫の孝三、妻の泰代、母の幸子、そして孝三の姉の子供栄介、孝三と泰代の子のみちるの5人が暮らしている。(この家族構成を最初に理解しましょう♪)夫の孝三はちょっぴりうつ気味だが、毎日平凡な日常生活が続く・・・しかしある日、突然孝三が姿を消した。

花守湖】さん(2008-11-12)
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【クチコミ・感想】

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12


31.こういう会話が少なく、雰囲気で見せる映画は嫌いではないし、好きな方ではある。しかしこうも会話が少なくシーンが断片的になると、物語のつながりを捉えるのがむずかしい。いやその前に人物像や人間関係を捉えるのもむずかしく、その人が何をどう思っているか、憶測するほかない。後で関連のHPを見て、ある程度は理解はできたが・・・。 この映画は國村隼さん以外は、素人に毛が生えた程度の役者さんと地元の住民らしい。自然の良さは出ているが、少ない会話がまた聞き取りにくいし、大事な部分も聞き逃しそう。女の子がとてもかわいいと思ったら、後にカーネーションで主役を張った尾野真千子さんと知りびっくり。 ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 5点(2012-05-03 08:49:26)

30.西吉野というところは、同じ吉野と名がついていても、生活圏的には吉野郡の中心部とは別エリアであり、また、世界遺産の数々を誇る吉野とは対照的に、賀名生の梅林と皇居跡を除けば、さしたる観光地も見当たらない。そんな西吉野という地域に着目した時点でその慧眼は称えたいが、しかし、描写としては、ボソボソした単調なやりとりが延々と続いているだけなんだよなあ・・・。 Oliasさん [DVD(邦画)] 3点(2011-08-11 23:20:42)

29.西吉野村。現在では五條市に編入されました。梅で有名な賀名生地区、一度は観梅に行きたいと思いつつも遠いのでまだ行けてません(ついに春が来たとばかり、毎年梅ばかり熱心に観に行ってたりする)。五新鉄道。五條と新宮を結ぼうという、トンデモない鉄道計画、こんなの出来てたら、世界遺産に認定されたかどうか? 工事跡が映画の中で印象的に登場。映画では鉄道の代わりに国鉄バスが走ってますが、今では我らが奈良交通がバスを走らせているらしい。なお、この路線の傍には、日本最長路線である「八木駅~新宮駅」路線が走っており、ウチの親が最近、コレで本宮まで行ったけど、意外に快適だったとか(私は本宮~新宮間しか乗ったことありませんが)。映画に出てくる光景の中では、洞川温泉が懐かしい。二度行ったことがあるけど、うち一度は新婚旅行。海外か国内かなんて聞かないでよ、県内旅行なんだから(笑)。・・・・なーんてことはすべて、この映画には実はあんまり関係なかったりするのです。もっと普遍的な、何か。いや確かに明らかにこれらの実在の場所や史実と重なる部分はあるのですが(しかも奈良県が一生懸命「奈良の映画」として持ち上げてたりするのですが)、もっと、どことも知れぬ舞台、いつとも知れぬ舞台の映画、ですね。登場する素人の出演者がこの上もなくイイ味出してて、まるで関西電気保安協会のCMみたい(みたことない人はHPで確認してください)。で、豊かな自然と、その自然の一部であるようなイイ味の地元民の皆さんの中で、プロの役者たちが、明らかに作り物である“演技”を繰り広げる。その間の溝は決して埋まることがありません。映画のストーリーとしてのドラマの外側に、「映画を作る」というドラマが、はっきり描かれる訳ではないけどはっきり感じ取ることができる、そこから生まれる不思議な感慨。ああ、そういう手があったのか、そこからこんな不思議な感覚が生まれるのか。物語が終わり、映画の製作が終わっても、この自然と、この人々の生活は、存在し続ける。しかも実は意外に近くにあるんだ、同じ県内なんだから。やっぱり、いつか、行ってみよう。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-08-07 01:10:05)(良:1票)

28.オープニング(景色から台所の流れ)の美しさに、久しぶりに最高の邦画に出会えるか と期待を膨らませたのだが・・・ 初回観賞では、恋愛シーンぐらいにしか感情移入出来なかった。 敢えて抑揚を廃し、台詞も少ない、そんな映画はむしろ個人的には好みなのだが、 この映画は重要な台詞でさえ聞き取りづらく、しかもそれを聞き逃すと後の展開の理解に苦しむ。 リアリティの徹底から、まさに日常会話のような演出をしたかったのだろうが、何を言っているのか解らないのではリアリティも映画の中、監督の中だけで完結、観る側は蚊帳の外のような気分にさせられてしまう。 そして、家族構成や父親の内に秘めていた思いは、最低限丁寧に描くべき部分であるはず。 観る側の感性が試されるとかそういった解りづらさではなく、単純に最低限の説明すらしなかったための悪い意味での解りづらさ。 実際観賞後、この映画の情報を調べ把握してから2回目を観賞してみると、素直に美しさや空しさ、切なさを感じ取る事が出来た。 キャストは本当に素晴らしかったため、何とももったいないというか。 若い監督が作る映画の未完成な「荒さ」は僕は大好きなのだが、この映画の「荒さ」は完全な手落ち。残念。 前情報ありきで、人物像を把握して観れば、深く感情移入出来る良い作品だと思います。 おーるさん [DVD(邦画)] 4点(2009-07-31 16:57:24)

27.何度も観たが、本当に瑞々しい感動を覚える名作。90年代の日本映画ではマイベスト5に入るほど。尾野真千子も最高。惜しむらくは、人間関係が判りづらいこと。説明過多もいけないが、説明が無さ過ぎるのも困る。 丹羽飄逸さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-06-11 21:55:34)

26.田舎の風景を適当に撮っておけば、それなりに郷愁みたいなものを感じることができるということが分かった。その点で、素人さんを大勢使ったことは、この映画に関してはプラス材料だろう。内容は、たいしたこと無い上に超難解。映画としては完全に失敗作だが、主演の子の可愛さと田舎の風景に7点。あげすぎ。 太郎さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-25 11:34:28)

25.「萌」っていうから、アニオタの映画かと思ったら違うんですね。話はよくわからんかったけど、むせ返るほどの緑の映像とピアノの響きが私には心地良かったです。 parabenさん 6点(2005-01-14 00:57:00)

24.これは映画ではないですよね? りゅみぇ~るさん [ビデオ(邦画)] 0点(2004-09-21 19:22:39)

23.話自体はそれほど面白くはないんだが…この雰囲気が好きですわ。 田舎の風景に淡い恋心…なんとも言えない懐かしさを感じることができます。 ふくちゃんさん 6点(2004-06-30 20:31:47)

22.随所に挿入されるノスタルジックな田舎の風景とかは、古い時代の日本を忍ばせて良いのですが、いかんせんメリハリがないです。叙情的といえば聞こえは良いかもしれませんが、ちょっと淡々としすぎなんじゃないでしょうか。 虚学図書之介さん 3点(2004-05-20 15:02:03)

21.カンヌもろくでもない、、、と気づくきっかけになった映画のひとつです。 コーラLさん 3点(2004-02-02 12:27:04)

20.ひたすら淡々と流れていく日々の中で何気ない言葉や動作に心動かされた。こういう映画は良い意味で珍しいと思う。ただ、二回以上観ようとは思わないかな・・・。映画の舞台が生まれ育った場所なので感慨もひとしお、という感じでした。 コーヒーさん 8点(2004-01-22 05:53:54)

19.少女漫画的というと語弊があるかもしれませんが、とても抒情的だと思います。好みが分かれる気がします(個人的には好きですが)。 itsさん 7点(2004-01-05 01:46:38)

18.映画賞といわれて見てがっかりした映画のひとつ。 金魚の水槽を外から眺めているだけのような単調な映画。何かの本で、「表現力の不足した映画が、字幕の補助が加わることで海外では絶大な評価を受けることがある」という記事を読んだときはこれのことじゃないかと思った。実はキタノ映画もそういう部分があるのではないかと思ってしまう。 MASHさん 2点(2004-01-03 12:45:45)

17.過疎化の進む山村におけるドラマ性、恋愛模様が非常に秀逸な空気感で描かれる。温かくも切なさと寂しさを拭えないノスタルジイに胸が締め付けられる。ストーリーは一つの家族のたどる運命を淡々と描き連ねているのすぎないのだが、山村の自然、登場人物たちのさりげない言動に心が揺さぶられた。撮影時は出演陣のほとんどが素人だという。この感動は、映画自体のに心が伴っている故であると思う。何の予備知識もなく、ふらっと立ち寄ったミニシアターで観た作品であるが、観終わった後は「素晴らしい」の一言だった。 鉄腕麗人さん 10点(2003-11-04 12:23:28)

16.とても切ない映画ですね。俳優はほとんど素人同然だということなんですが、相手のことを想う恋愛のドキドキと、それでも離れてしまう家族の切なさと、なんとも言葉にできないんだけど、懐かしさと言うか心が和むと言うか、そんなほんわかした気分を感じられる映画でした。家族構成が少し、というかだいぶ解り辛いので、そのあたりの説明が欲しくもなりますが、それを理解する為に何度も観たおかげで、じっくりと映像や俳優さんの演技を観ることができました。一つ一つの映像が素晴らしいですね。8ミリのシーンは、ちょっとクドイような気がしますが、雨にうたれるシーンなどが良かったと思います。この中の、恋愛関係は、観ていて本当にドキドキしますね。なんなんでしょう、この気持は。ちなみに、ミチル役の尾野真千子さんはこの映画でデビューして、EUREKAだとかギプスだとかに出演、最近はほのぼのレイクの釣りCMで、「あっ!」と指差す役をやってるみたいです。 feroさん 8点(2003-11-04 01:35:14)

15.奈良・西吉野、個人的にこの地は思い入れがある土地なので良。無駄な説明を排除し、画面を通して徐々に理解させられる点も面白く、なにより少女が良い。 亜流派 十五郎さん 7点(2003-08-17 09:14:04)

14.叙景のなかに、死も、恋も、悲しみも、全部。そんないかにも日本的やりかたを、若い監督が無批判に踏襲していることに、最後まで疑問であります。映像は悪くないが、西日本の田舎はあんなに静謐ではない、と声を大にして言いたい。ということは、リアリティーなんてそっちのけなんであります。つくりあげられた郷愁。そうであるということに無自覚で、ゆえに突然出てくる村の人々たちのスナップがとても鼻につきます。死の直前の8ミリなんて、どうだか。若い人がこういうものを撮る、ということが、危険なんであります。ただ、ただ、尾野真千子が大発掘。惚れちゃいました。 安倉博士さん 6点(2003-07-19 23:21:30)

13.この映画の完成前に監督の女の子(まだ、そんな感じだった…)に会う機会があって、「もう、私がすることって、役者さんたちにこう演じてくださいって指示をあたえることだけなんです…」と、実質的に監督としての権限が与えられていないってことを認めていました。それが、カンヌで賞をとったとたんに、あの増長ぶり。キミ、やっぱりアカンと思うよ、それって。これで映画が良ければ文句はないものの、こんな程度の「家庭の崩壊劇」を映画に仕立ててみせるには、もっと人間や風景を凝視する視線の”強度”が必要なのでは。結論、映画賞なんてロクなもんじゃねえ! やましんの巻さん 4点(2003-06-06 16:47:33)(良:1票)

12.邦画とは思えない(誉め言葉です)けど、まぎれもなく日本を映している不思議な映画でした。次こうくるだろう、とか次こう言うだろう、というこちらのステレオタイプの思考を見事に裏切って、最後まで淡々と進んで終わったことが嬉しい。お父さん役の俳優はものすごくアクが強い印象なので、最初「え?この人出てこの映画の雰囲気壊れないのかな」なんて失礼な事を思ってしまったのですが、しっかり溶けこんでいたし、この人がいなければ「映画」ではなく「ドキュメンタリー」になってしまうギリギリだったと思います。う~ん・・とにかく美しい! Reiさん 9点(2003-05-27 14:06:43)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 39人
平均点数 6.15点
012.56% line
112.56% line
225.13% line
337.69% line
437.69% line
5512.82% line
6410.26% line
7717.95% line
8512.82% line
9410.26% line
10410.26% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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