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【クチコミ・感想】
4.何とも言えない後味を残す香港映画だった。
突っ込みどころは多く、ところどころチープに感じる描写も目につく。でも、エンドロールが過ぎ去って「終劇」の大文字が掲げられた頃には、不思議な印象深さと愛着を伴っていることに気付いた。
冒頭、アンディ・ラウ演じる余命宣告された謎の男が、物憂げに何やら企てている。
まず、その余命宣告のシーンがあまりにあっさりしていてただの“診察”にしか見えないことが、何ともチープで掴みきれない。
男が一体何者なのかも判別つかぬまま、ストーリーは突き進み、敏腕刑事との「ゲーム開始」となる。
もう一人の主人公と言えるこの刑事のキャラクターがこれまた掴みきれない。顔つきからして、シリアスなのかコメディアンなのか特定できない。
どうやら元特殊部隊出身で、今は「交渉人」を担当しているらしい。どんなキャリアだよ!と思ってしまう。
一つ言えることは、この主人公二人のキャラクターは掴みきれないままなのだけれど、いつの間にか両者とも好きになってしまうということだ。
とにかく気がつけば、彼らの言動に目が離せなくなっていた。
そうしてストーリーは、二人の男の知能戦&心理戦がいつの間にか繰り広げられ、いつしか互いの立場を超えた男同士の「友情」が、強引だけれど妙に叙情的な雰囲気の中で描き出される。
こう書くといかにも陳腐な話のように聞こえ、実際そうであることを否定はできない。
しかし、「面白くない」とはどうしても言い切れず、むしろ、もしかしてめちゃくちゃ良い映画なんじゃないかと思えてくる。
もしも、場末のミニシアターなんかで観ていたならば、もっと印象強い映画体験に成っていたかもしれないとも思う。
ジョニー・トーの映画はまだ二作品しか観ていないが、どうやら一筋縄ではいかない映画監督であることは間違いないらしい。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-03 00:52:09)(良:1票)
3.こういった作品群から、あの偉大なインファナル・アフェアへと繋がっていったのでしょうね。 【こね】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-04-29 22:40:57)
2.爽快。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-03-25 04:04:50)
1.「男たちの挽歌」以上、「インファナル・アフェア」以下に位置していると思う。
どちらか一方でも満足された方は必見の娯楽作品。
いかにも「香港!」という感じのコミカルな要素もあるが、小道具や伏線がかっこよく、スピード感あふれる展開に観る者を退屈させない。
アンディ・ラウが香港の映画祭の金賞を取っただけあって、やはり見どころは彼の存在と言っていい。
それから90分でまとめた監督の実力を付け加えたい。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-02-09 15:02:50)
マーク説明 |
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
8人 |
平均点数 |
6.88点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 3 | 37.50% |
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7 | 4 | 50.00% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 1 | 12.50% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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