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【クチコミ・感想】
5.元々は、原作が江戸川乱歩の長編探偵小説を、三島由紀夫が戯曲化したものです。それを深作欣二監督が映画化しました。製作には主演の美輪明宏さんも関わっていたそうです。
映画を観て思ったのが、これが本当に1960年代の日本映画なのかということです。元々、戯曲ということもあり、とても言葉遊びの多い作品です。私は、言葉の多い映画はあまり好まず、映像で語る作品の方が好みなのですがこれは別です。詩的であり言葉の一言一句がとても美しいのです。日本語ってこんなにも美しかったのかと驚きました。まるでジャン・コクトーの映画を観ているかのようでした。舞台芸術を導入した装飾品もどれも綺麗で妖艶な雰囲気を醸し出しています。美しい背景に合わせるかのような会話劇は、全てが計算しつくされています。
本作をここまでの芸術作品に仕立てることができたのは、もちろん美輪さんの名演技があってのことです。何なのでしょうかあの甘美さは。男女の垣根を超え、まるで天人のようです。
仁義なき戦いや、バトル・ロワイアルといったギトギトした映画を撮る深作監督が、本作を撮ってしまうというのも驚きです。いやもう美しすぎて、ため息しか出ないですね。余韻がハンパありません。天才たちが集まると、こんな映画も作れるのですね。本作はホモセクシャルな描写があるためDVD化されないそうです。くだらないことを言ってないで早急にDVD化していただきたいものです。多くの人に観てもらいたい芸術映画です。 【スノーモンキー】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2017-03-18 01:10:10)
4.美輪明宏が美しい。あんな役が嫌味なく、かっこよくきまる人はそういない。オリジナルのほうも見てみたいと思いました。松岡きっこもかわいらしい。あの洞窟の三島由紀夫も、その周りのセットも、すべてひっくるめてワールドが出来上がってます。素敵な映画。
いやーしかし美輪明宏がきれいだった・・・ 【しゃっくり】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-05-01 00:12:37)
3.妖しい美輪明宏に若くてかわいい松岡きっこ、なかなか肉感的でいいです。三島先生もスゴイ事になってます。色調など深作監督っぽくなくて意外な映画ですが、これが意外に面白い。 【亜流派 十五郎】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-26 18:13:35)
2.笑ってくださいと言わんばかりの三島由紀夫。松岡きっこが素敵ですね。基本的にキル・ビルVol.1みたいなテイスト。 【キャプテン・セントルイス】さん 6点(2005-01-31 01:03:52)
1.ああ、なんて凄いんだろう。これでもかと押し迫ってくる世界観に衝撃を通り越して呆然としてしまいそうになる。戯曲のストーリーの映画化だけに役者のエネルギーがことさらに迫る。言うまでもなく、美輪明宏の存在感が物凄い。あのセクシーさ、妖艶さ、男優・女優という枠を超越したその物腰に惑わされずにはいられない。ああ、ほんとうに、凄いとしか言いようがない。是非ともDVD化を望む。 【鉄腕麗人】さん 10点(2004-05-01 00:51:52)
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【点数情報】
Review人数 |
9人 |
平均点数 |
7.56点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 2 | 22.22% |
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7 | 3 | 33.33% |
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8 | 2 | 22.22% |
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9 | 1 | 11.11% |
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10 | 1 | 11.11% |
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【その他点数情報】
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