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男はつらいよ フーテンの寅

1970年【日】 上映時間:90分
ドラマコメディシリーズものTVの映画化
[オトコハツライヨフーテンノトラ]
新規登録(2004-08-03)【mhiro】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1970-01-15)


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監督森崎東
助監督熊谷勲
キャスト渥美清(男優)車寅次郎
新珠三千代(女優)お志津
倍賞千恵子(女優)諏訪さくら
前田吟(男優)諏訪博
森川信(男優)車竜造
三崎千恵子(女優)車つね
太宰久雄(男優)桂梅太郎
佐藤蛾次郎(男優)源公
笠智衆(男優)御前様
石井愃一(男優)朝日印刷工員
山本幸栄(男優)
香山美子(女優)染奴
河原崎建三(男優)信夫
春川ますみ(女優)駒子
野村昭子(女優)お澄
水木涼子(女優)
悠木千帆(1943年生まれ)(女優)旅館の女中
戸川美子(女優)
左卜全(男優)徳爺
花澤徳衛(男優)清太郎
原作山田洋次
脚本山田洋次
小林俊一
宮崎晃
音楽山本直純
作詞星野哲郎「男はつらいよ」
作曲山本直純「男はつらいよ」
主題歌渥美清「男はつらいよ」
撮影高羽哲夫
企画高島幸夫
配給松竹
美術佐藤公信
編集杉原よ志
照明青木好文
その他東京現像所(現像)
山田洋次(4Kデジタル修復版総合監修)
近森眞史(4Kデジタル修復版)
岸田和美(4Kデジタル修復版)
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【クチコミ・感想】

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16.シリーズ中、山田洋次以外の監督がメガホンをとった2作品のうちの一本である、第3作。やはり雰囲気も異なります。長廻しもあれば、ごく短いカットの応酬もあり、特に江戸川べりでのさくらとの別れの場面の抒情性は、長いシリーズ中でもかなり異色のシーンですね。で、立ち去る寅さんは、駅に向う通勤者たちとは逆方向に歩いて行くのだけれど、一体どこに向ってるの?? 後半の舞台は湯の山温泉。ここでもまた、寅さんは例のごとくテキトーでいい加減なのだけれど、それでも、最後には実にいいトコロを見せる。そして見事に仁義を切って見せ、根なし草として生きる男の意地と孤独を、我々に見せつける。単なる失恋コメディに収まらず、寅さんの生き様をしっかり描いてみせた点、監督を交代しただけの価値ある異色かつ出色の作品となりました。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-12-31 11:55:58)(良:2票)

15.【今回のマドンナ:新珠三千代さん 後半から、湯の山温泉 番頭篇 】
寅さん代名詞のフーテンという言葉がタイトルに使われている為、それ故、寅さんシリーズの中では人気上位作及び代表作なのかと誤解してしまっていた部分がありました。でも見始めてすぐにそれは違うと気付く。明らかに前二作とは撮り方違うし、空気が違う。つまり監督:山田の洋次さんではなかったということでしたね はぁ、なるほどなぁ。でもそれにしても、あれすね 前半部分のお見合い編はまだ良かったのですが、後半、すごく盛り上がりに欠けてしまいましたね なぜなのか・・ それは、旅館の女将に対する寅さんの恋心が上手く描ききれていなかったせいであったと思います。お互いの接近度があまり上手く撮れてません。そのせいであったかなと思います。それと、寅さん旅先ロケの為、いつもの食卓メンバーが休止状態ちょいと長めになってしまったことが原因なんだろうなあって思います。そう考えると、おいちゃん夫婦が旅に出る( しかも、行き先たまたま湯の山温泉に ) その辺りはちょいとサービスっぽくもなっていたのかな~ なんて思ってみたりしています。 3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-11-07 22:37:37)(良:1票)

14.あいも変わらず車寅次郎という男は、馬鹿で、愚かで、滑稽だ。
まったく自分自身とは関わりの無い映画の中の世界の他人であるにも関わらず、馬鹿さ加減には、時に苛立ち、若干の憎しみすら感じる。
でも、ぎりぎり、本当に紙一重の部分で、憎みきれず、愛おしい。
そのキャラクター性は、映画というマジックが生み出した一つの奇跡だとすら感じる。

シリーズ第三作目にして、監督が山田洋次から変更になっていることが影響しているのか、作品としてどこか勢いの無さみたいなものは感じる。
無論、分かりやすい派手やさや勢いがある類の娯楽作品ではないのだが、第一作、第二作には、ささやかで何気ない描写の中で、言葉では表しきれない演出や演者の大胆さや迷いの無さが、極上の娯楽を生み出していたように思える。

三重県が舞台ということもあり、全編に渡って随所に挟み込まれる工業地帯の背景や、行き交うトラック、公害による患いを想起させるキャラクター描写など、少々作品のテイストにそぐわない社会性が不協和音になっていたようにも感じた。
それはそれで、作品当時の社会性や風俗を映し出しているとも捉えられ、興味深いポイントではあったのだけれど、“寅さん”という娯楽に求められるものとはやや乖離していたように思う。

倍賞千恵子の登場シーンが極めて少ないことなど、この後何十年にも渡ってシリーズ化されることなど想像もしていないのだろう製作現場の空気感も伝わってくる。

とはいえ、車寅次郎というキャラクター造形と、彼が織りなす人生の機微は益々深まっていく。
プロローグとエピローグで共通して、寅次郎が存在しない自分の家族を朗々と語るさまは、なんとも切ない。

毎年正月(1月)に、「男はつらいよ」」を観ることを決めて早3年。
3年で3作目では、流石に50作もあるシリーズを負いきれないので、少しペースを上げて車寅次郎が越えていく時代を追いかけようと思う。 鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-01-21 23:43:09)

13.一作目に続いてこちらを鑑賞。U-NEXTでは全作見れないようで…。
正直、一作目と比べるとかなり落ちるかな。面白かったけど、あまり印象に残らないというか。前田吟は男前だったんだねぇ。 はりねずみさん [インターネット(邦画)] 5点(2020-02-11 20:08:08)

12.三作目にして、ちょっと雰囲気が違うような気もするが、まあこんなものか。
泣けるシーンはほとんど無く、コメディ調の映画になっているので軽い感じもする。
湯の山温泉がどこか分からなかったので調べたら三重県だった。 simpleさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-01-24 23:20:32)

11.三作目にしてシリーズ全48本中、たった2本だけの非山田洋次監督作品。(続く4本目もそうとのこと。)

湯の山温泉がどこにあるのかの土地勘がないままぼぅっと観ていたが、故郷からもそう遠くない三重の山中であった。当時の関東人はよほど関西に対する憧れがつよかったのか、それとも京都の撮影所からの距離に依存するのか、その真相ははっきりしない。

冒頭に出てくる駒子役の春川ますみには昨年開催されていたATG映画祭での「田園に死す」でお見かけした。なんだか出てくるとすぐに気づいてしまう女優さんだ。河原崎建三についても同映画祭での「儀式」にて。最近の邦画鑑賞歴のお陰でATGの時代はずいぶんと最近な印象があったのであるが、気が付くとこの寅さんも70年台に突入している。改めてWoodstockはこれより1年前の話なのだと変な比較をしてみるとこれまた最近な気もしてくる。

冒頭部に登場する女優には即座に反応したもののオープニングクレジットでその名を見かけなかったような気がした。それもそのはずその人は当時悠木千帆と名乗っており、その事実とその後のいきさつを知らない人にとってはその周辺のお話が面白すぎる。この方登場の同じく70年台作品としては「はなれ瞽女おりん」でお見かけした次第。いやぁ、初々しい。

そしてマドンナの新珠三千代を差し置いて気になったのは香山美子とういう方。有馬稲子と柴咲コウを足して二で割ったような…という感覚は他の人にはとうてい分かってもらえそうにない(苦笑) keiさん [DVD(邦画)] 5点(2014-05-13 15:45:58)

10.山田監督ではない本作。シリーズ全体を通して見るとやはり少し雰囲気が違うような。一番の違和感は他の方も仰る通り、さくらの出番が少な過ぎたなぁ。見合いのドタバタや旅先の雰囲気は良かったけれど。 movie海馬さん [地上波(邦画)] 4点(2012-12-10 03:09:32)

9.フーテンの末路、怖いねえ・・・。フーテンにはなったらいけねえな。 ケンジさん [DVD(邦画)] 7点(2008-08-19 18:51:37)

8.全シリーズ中でも監督が異なる貴重な作品。 にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-10-04 22:55:35)

7.昔は「シリーズ中、唯一嫌いな作品」でしたが、最近見直してみると意外と悪くなかったです。 丹羽飄逸さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-01-02 00:30:59)

6.監督が変わっても、寅さんはあまり変わらないと思った。ラストのほう、フーテンの末路である悲惨な男に、寅さんが語りかける場面が印象に残る。今回のヒロインは当時38歳だとか。 mhiroさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-15 20:51:54)

5.当時は高度経済成長真っ只中ですねえ。団子屋はずっと変わらないけど、出てくる車や庶民の服装には時代を感じます。後期の作品と雰囲気が違っているのは、監督が違うこともあるんですね。いくら腹違いとは言え、さくらと寅が兄妹って、顔見たらすごい無理を感じるよな。性格もそうだし。まあ、そこが面白いところなんだけど。 パセリセージさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-13 10:15:29)

4.寅さんシリーズに欠かせない存在、妹のさくらの出番が一番少ないこの作品ですけど、そんな妹への寅さんの愛情の記が感じられるこの第三作、前の二本に比べるとかなり落ちるけどそれでも楽しめる作品にはなっていると思います。 青観さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-01 22:39:11)

3.シリーズ中、さくらの出番が一番少ないのがこれ。さくらあっての寅さん、寅さんあってのさくらっていうこのシリーズのならではの持ち味を改めて思い出させてくれる。ヒロインが一度も柴又を訪れないっていうのもやっぱ寂しい。初期の頃らしく寅さんはパワフルだけど森崎演出は泥臭いよなあ・・・。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(吹替)] 4点(2005-04-23 12:39:25)

2.「家族」を撮影中であった山田洋次に代わって1作目の脚本を山田監督と共同で担当した森崎東が監督したシリーズ3作目。とらやのメンバーの出番が少なく、さくらに至ってはほとんど出てこない。これが少しさびしい気もするが、その分、旅先での寅さんを中心に話が進むので、マドンナとの関係がいつもより細かく描かれている。マドンナがとらやを訪れず、寅さんが旅先から旅に出るのは長いシリーズでもこれだけ。冒頭に樹木希林がチョイ役で出演している。 イニシャルKさん [地上波(邦画)] 7点(2005-03-15 11:46:25)

1.寅さんが柴又に帰って来て一騒動起こして旅に出て恋をしてふられて去って行く、というパターンが第三作目にして完全に出来上がっています。いかにも「男はつらいよ」シリーズらしい作品で、先の展開が読める部分が多いのですが、それでも見ていて楽しめる映画になっているのが不思議です。 北海道日本ハム優勝さん 6点(2005-02-23 02:59:26)

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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 5.85点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
438.82% line
51132.35% line
61235.29% line
7617.65% line
800.00% line
925.88% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review2人

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