みんなのシネマレビュー

しあわせな孤独

ELSKER DIG FOR EVIGT
(Open Hearts)
2002年【デンマーク】 上映時間:113分
ドラマラブストーリーロマンス
[シアワセナコドク]
新規登録(2004-09-07)【c r a z yガール★】さん
タイトル情報更新(2014-02-04)【3737】さん
公開開始日(2004-01-10)


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監督スサンネ・ビア
キャストソニア・リクター(女優)セシリ
マッツ・ミケルセン(男優)医師、ニルス
ニコライ・リー・カース(男優)大学生、ヨアヒム
脚本アナス・トーマス・イェンセン
スサンネ・ビア(原案)
配給ギャガ・コミュニケーションズ
あらすじ
23歳の女性セシリとヨアヒムは婚約者同士。ある日、ヨアヒムが交通事故に遭う。彼は二度と歩くことができない体になってしまった。「憐れみは不要だ」とヨアヒムはセシリに婚約解消を言い渡す。セシリは愛する人の心が荒んでいく様子をみて心を痛める。そんな彼女を慰めたのが事故の加害者の夫であった。デンマークで驚異的なヒットを記録したドグマ映画。

花守湖】さん(2006-06-27)
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【クチコミ・感想】

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10.すごく切ないですよね。ヨアヒム、セシリ、ニルスにその妻、そしてその娘。実に正直なストーリーであったと思います。そしてその一人一人の立場、その状況において もしも自分がその立場になってみたならって事を想定したならば、きっと自分だってあの通りになってしまってただろうな なんて思ってしまいます。特にヨアヒムがセシリを遠ざけてってしまった気持ちなんて痛い程によく分かりますし、自分がニルスであったとしたなら、それもそれできっと我を現実をも忘れてしまってああなってしまったのではないかと思います。そしてセシリにしてもそう・・。 そうね、例えるならこの関係というのはきっと食物連鎖のようなものなのではないでしょうか。末恐ろしいですね。現実に有りえそうな事だし かといってその世界に足を踏み入れてしまったならもうどうにも抜け出せそうになくなってしまうのだろうし 挙げ句の果てには本当に最愛のひとなんて失ってしまいそうだし、ほんとにもう 悲しい事だとは思うのですが、やはり自然と食って食われての世界になってしまうのではないでしょうか。ほんとにもう、これは人間の性なのです。それが私たちが生きている社会なのです。事実なのですから仕方がないのです。 そして、そんな人生上での厳しさやら絶望感やら虚しく行き違えてしまう愛情表現やらを、この作品では実に上手い事完璧に表してくれているのではないでしょか。あとはこの物語の成り行きについての良し悪しという判断は、全て私たちに任されているのです。そんな意味ではもっとたくさんの方のご意見が聞いてみたいな なんて思えてしまう作品である事しかりなのです。そんな意味もあって私はこの作品が大好きです。ひとりひとりの人物が語る際の間の取り方や、寄り過ぎではないかなとも思えてしまう顔のドアップやらその表情の撮り方や、とにかくこのカメラワークだって全て素敵に思えてしまったのです。大好きです。 3737さん 10点(2005-03-09 00:56:51)(良:1票)

9.最低の気分になる映画。普通、車道側に下りてから恋人とキスするか? 急に飛び出してきたから轢いてしまったと言ったけど、あれが急な飛び出しなのか? だいたい前を見てなかったのに急な飛び出しかわかんないだろう? なんであの女が逮捕されなかったの? 事故の当日、笑ったり食事したりできるのか? 自分が轢いた男が首から下が動かなくなってるのに、もう一人子供つくろうとか言って夫とセックスできるか? 私なら自分を責めまくって食事も喉を通らなくて、激ヤセするよ。2人のところに行って、「私のできることならなんでもする。一生をかけて償う」と言うよ。おまけにあの女、娘を迎えにいくときに車を運転してたみたいだけど、なんでまた運転できるの? どんな法律なんだ? 免停は当然でしょ? あんなやつ、ムショにぶちこまれて、先輩の囚人からリンチでも受けなきゃ反省しないんじゃないの? おまけに自分が轢いた男の恋人が自分の夫を奪ったからって、人を責められる資格ないだろう? これから結婚するはずだったカップルの人生をめちゃくちゃにしといて、「自分の家庭を壊すな」なんて、どういう神経してるの? 私なら、「私の夫でもなんでも、あなたの欲しいものはなんでもあげます」と言うよ。「あなたの気が済むなら、罪滅ぼしに、自分を車で轢いてください。私の首でも背骨でも折ってください」と言うよ。事故の後もあいつらはなんで生活レベルを落とさずに暮らしてるわけ? ヨアヒムの入院費と賠償金は全部保険でまかなわれて、あいつらは全然お金を払わずに済んだわけ? 保険って便利だね。これって保険会社の宣伝映画? チョコレクターさん 4点(2005-01-29 14:57:37)(良:1票)

8.好きか嫌いかで言えば、嫌いだなぁ。でも、嫌悪感を抱く、とはちょっと違うというか。・・・主な人物4人の誰にも共感できるようなできないような居心地の悪さがあります。ヨアヒムが事故後、周囲に攻撃的になるのは、確かにひどい言動だけれど、これは仕方ない。だって、もう二度と自由に動けないんですよ? その絶望感たるや、想像を絶します。あの状況でそれなりの言動を求めるのは鬼でしょう。こういうのって、経験しないと分からないし、経験しても反応は百人百様ですから。そして、加害者のマリーですが、彼女の事故直後の言動(誕生会のシーン)はちょっと??だけど、ニルスがセシリと深い関係になったと知って動揺するのはトーゼンでしょう。わが夫なんだし、相手は被害者の恋人でしょう? 私が彼女でも激昂する可能性高し。被害者だからって、セシリに夫を奪う権利などあるはずもなく。セシリが彼女からもらって良いのは、賠償金だけです。そのセシリはというと、同じ女性としてはハッキリ言って嫌いなタイプですが、婚約者がああなっている状況で、優しく素敵なニルスのような男が目の前に現れれば、寄りかかっちゃうのも、まあ仕方ないか・・・、と思うし。そらそーでしょう、一人じゃ心細すぎるし、誰かのぬくもりが一番の特効薬なのです、こういう場合。でもって、ニルスですが、まー、男ってこういう生き物なんでしょうね、と思いました、激しく。男性方に失礼千万なのは承知の上で書いちゃうと、とっくに世の男性に対する期待など捨て切っておりますが、それでもこれは「男の馬鹿野郎ぶり」を改めて見せつけられて、ゲンナリしたというか、納得したというか。とはいえ、まあ、私が4人の中で一番共感できなかったのは、セシリですね。いくらイイ男でも、加害者の夫に癒しを求めて情を交わす・・・、これは私には生理的に受け付けない。第三者的に見れば仕方ないと思えても、わが身に置き換えると「気持ち悪い」わけです、何となく。世界一大切な人を傷付けた張本人の配偶者。どーなんでしょうかね、これは。ともあれ、『ロイヤル・アフェア』でセクシーだったマッツ・ミケルセンの出演作を見たいと借りた次第。彼は、ここでもやっぱりセクシーだった。彼のセクシーの所以は口元ですね、あのへの字の。ヤバいです、彼のこと、好きになっているかも! シリアスな映画にそぐわぬ能天気レビューですみません。 すねこすりさん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-16 22:52:06)

7.人生は突然、何が起こるか?一寸先は闇とはよくいったものです。この映画の監督さんは後に同様の難問題を扱った「アフター・ウェディング」も手掛けていますが、救いようのないような難しい問題がよっぽど好きなのか辛すぎる話を観ている我々に突き付けて考えさせられる女性ならではの見事な才能を発揮します。 白い男さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-13 23:55:23)

6.フランス映画だと思っていたらデンマーク映画だったんですね。内容は普通の不倫映画でした。 主人公と子供達がかわいかった。 すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 5点(2009-09-23 10:31:06)

5.つかみどころのない「愛」という感情について考えさせられた。永遠の愛はもちろん美しいが、この映画に出てくる登場人物それぞれの移ろいやすい愛の形もいとおしく感じられた。愛ゆえに人間はエゴをさらけ出し、醜態をさらす。だが、それを許すのもやはり愛なのだ。やさしく包み込むのではなく、やさしく放り出すような態度で愛にまつわる事象を観客に提示するこの映画の作風はなかなか独特で面白い。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で有名なラース・フォン・トリアーらによって生み出されたいわゆるドグマ映画と呼ばれるジャンル(本作は完全に「純潔」なドグマ映画ではないが)に含まれるので、ちょっと苦手なイメージもあったのだが、このようなテーマを描くのならば、うってつけの撮影方法だろう。効果音や派手な照明に頼らず、外面的な描写のみで登場人物の内面を描くのは、キャストによほどの表現力が求められようが、この映画のキャストは皆見事にその要求に応えている。むしろ、表現上の制約を逆手に取っているとも言えるかもしれない。特にマッツ・ミケルセン(「007 カジノ・ロワイヤル」の悪役ル・シッフル!)とソニア・リクターの演技力には驚いた。
ラストをハッピーエンドと解釈するかどうかは人によって印象が違うかもしれないが、僕はハッピーだし正しい終わり方だと感じた。愛はその姿が消えたと思っても、手を変え品を変え、いつまでも人間にまとわり付いていくものなのだから。 枕流さん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-08 23:25:37)

4.流石にこのままでは誰からもそっぽを向かれると判断したのか、ドグマ95の方針転換を示したと思われる新しい(?)ドグマ映画(清貧の十戒に則っていない本作を認定するに当たって、ドグマから何かアナウンスはあったんでしょうか?)。本作も手持ちオンリーの撮影ハンデはそのままですが、ドグマらしからぬ比較的落ち着いたカメラワークとしっかりとした心理描写で、登場人物達の心の機微を丹念にあぶり出していきます。これ以外には無い結末だとは思いますが、人間の持つあらゆる感情が渦巻いた後、全員が鰥寡孤独へと散ってしまう幕切れは切ない。確かに事故の刑事上・民事上の責任の部分に「?」はつきますが、映画のテーマはそこではないので、私はこれはこれで良かったと思います。という訳で、7点献上。 sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-14 00:11:05)

3.導入部分のピンクの画面と音楽が良かった。
登場人物に対して、そんなことするなよ とか そんなこと言うなよ と思うけれど、
自分がそれぞれの立場だったらやっぱりそうなのかもしれないと思った。
誰も独りで生きていきたくないって思ってて、でもラストはみんな独りになるんだなぁ。好きな映画とは違うけど、考えてしまう映画でした。 ckeruさん 6点(2005-03-26 11:05:03)

2.この映画を観て、利己的な自分を認めてもらったような、救われたような気持ちになりました。 parabenさん 9点(2005-03-10 13:26:31)

1.主人公の感情や妻の感情とかリアルに伝わってくるものはあったが、浮気もの不倫ものとしては、どこにでもあるようなありきたりな話だったかな。途中から事故った彼の事なんかそっちのけで、不倫とかの話になっていくのがあまりにも惨めすぎ。でもラストがハッピーエンドに終わらないのが妙に大人な映画。デンマークに8人に1人は観たっていうのには驚きだけど。 c r a z yガール★さん 5点(2004-10-17 04:36:00)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 6.62点
000.00% line
114.76% line
214.76% line
300.00% line
414.76% line
529.52% line
6523.81% line
7314.29% line
829.52% line
9523.81% line
1014.76% line

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