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【クチコミ・感想】
4.本作の倉田準二監督という方、すみません存じ上げませんでしたが、ああ、『恐竜・怪鳥の伝説』の監督さんだったのですね。なるほど、道理で(笑)。将軍家指南役の柳生十兵衛に対し、我こそは真の新陰流継承者なり、とライバル心をむき出しにし、彼を付け狙う幕屋大休。道場破りなどの嫌がらせを繰り返した挙句、竹生島での決闘を挑んでくる。どんな汚い手を使っても十兵衛を倒すべし、とばかり、現地の湖賊(琵琶湖版の海賊みたいな連中)とタッグを組んで、十兵衛を待ちかまえる。という、非常にワカリヤスイ展開なのがうれしいですね。船で湖を進む十兵衛一行に対し、水中から攻撃を仕掛ける湖賊たち。ここでは、時代劇なのにまさかまさかの水中撮影。サンダーボール作戦もびっくりですな、これは。きっとこの撮影が、『恐竜・怪鳥の伝説』でも多少は生かされた、のだかどうだか。それはともかく、敵役の幕屋を演じるは大友柳太朗、泰然とした彼と、すぐに地団太踏むような表情がすぐ顔に出てしまう近衛十四郎では、どちらが「剣豪」のイメージにふさわしいかと言えばもう聞くまでもない訳ですが、門弟や湖賊の戦いを交えて引っ張って行って、ラストの対決はそれなりに盛り上げてしまう、この勢い、大したものだと思うのですが、いかがでしょうか。ロケーションも魅力的。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-02-09 14:08:03)
3.柳生は確かに将軍の犬だったかもしれないし新陰流は剣術である前に兵法だったのかもしれないが、少なくとも柳生十兵衛三厳は優れた剣士として知られているのだし、テレビや小説によって強固となった「政治よりも剣」という豪放なイメージもあるわけで、それなのにこの展開はどうなのよ。殿の前で勝負をしなかったのはなんらかの理由があるのだと信じて見てた私はいつまでたってもその理由が語られないことにイライラし、もしや逃げてるのではあるまいなと憤り、逃げてたのかよと呆れかえるのであった。そもそも敵方の描き方もいただけない。最強の敵であることは前半ではっきりとした。ならば最強同士で勝負するだけで面白いのになぜに海賊ならぬ湖賊を使って悪どい戦術を使うのか。いや、敵キャラとしてはその悪辣は悪くはないのだが、ならば剣術で十兵衛より勝っているような前半の展開が邪魔。やはり僅差で十兵衛が強いのであって前半の勝負の躊躇いにはしっかりとした理由がなくちゃならん。ま、私の勝手な十兵衛像を理由にけなすのもなんだが。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-11-21 14:00:21)
2.第9作。十兵衛シリーズ最終作にして初めて見た。東映時代劇全盛の娯楽作品とは全然違って全編重みと緊張感がある。モノクロの中での刀の光り具合も最高。主役のはずの十兵衛がはっきりいってかっこ悪い。寝込み襲ったり逃げ出したり。大友柳太朗のが目立ってる感じもある。 【バカ王子】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-01 23:35:50)
1.ちゃんちゃんばらばら、サムライ時代劇。数多の作品の中、語り継がれる伝説の名場面。『椿三十郎』の三船VS仲代、中村武蔵が魅せた『一乗寺の決斗』、『座頭市物語』では市VS平手造酒・・・。然して此の『十兵衛暗殺剣』、近衛十四郎演ずる柳生十兵衛はシリーズ最強の敵、大友柳太郎と刃を交える。侍の魂が刀であるならば、剣を交わすこと詰まり魂の鍔迫り合い。其の決闘に心震わせよ。我が国に於いて古来より流れる因習、果たし合い。ニッポンのスーペル・クラシコだ。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-10-10 14:59:45)
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【点数情報】
Review人数 |
6人 |
平均点数 |
7.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 1 | 16.67% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 3 | 50.00% |
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8 | 2 | 33.33% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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