みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
92.(ちょい長め) 「奇跡のラブストーリー」という謳い文句でしたけど、テレビ局のやっつけ仕事的便乗企画作品としては、正に奇跡的に面白く仕上がってると思います。叩かれても叩かれても、ひるむことなく映画製作に投資してきたフジテレビには(ま、叩かれて当然の作品ばかりでしたが…)、現在に至り、並の「映画会社」が足元にも及ばない才能やノウハウが蓄積されているのでしょう(更にはドラマ制作やマーケティング等の力もある)。撮影がどうとか演出がどうだとかは、所詮、一般からズレた「映画ヲタク」の戯言でしかなく、本作はそんな「ニッチ市場」に向けて作られた訳じゃない。誰も本作をベルリン映画祭に出品するつもりなんか無いのです。それにラヴ・コメディは、多かれ少なかれ全て妄想系(「ブリジット・ジョーンズの日記」の方が電波度高し!)。デートの途中で映画館に入り、笑って泣いて、出てきた時に二人が暖かい気持ちになってれば、それで3,600円分の使命を果たしたことになる。そういう意味で、この映画は十二分に成功作と言えるでしょう、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-09 00:03:02)(良:3票) 91.そもそもベタでヒネリもへったくれもないストーリーがウケたのがこの作品なんだと思うが、だからこそ主人公を魅力的に演じることの出来る俳優の存在は必須だったし、電車男のいじらしさやカワイさを体現し切った山田孝之の力量にはただもう脱帽するばかり。実際に彼女いない歴37年のアニオタを弟に持つ身としてはっきり言わせてもらうが、山田孝之の見せる怯えた眼差しにはシャレにならないほどのリアリティがあり、その無限の感性には畏怖心すら感じさせられた。この人の存在感だけに支えられる形でこの稀に見る単純素直なストーリーを飽きさせずに展開させて行くわけだが、2ちゃんねるというコミュニティ自体が本来持っているいかがわしさの本質を失うことなく、キレイごと過ぎる物語をキレイにまとめた卒の無さは驚嘆に値する。エルメスを演じた中谷美紀は大画面にはちょっとキツいような気がしたが、半分偶像という難しいポジションをうまく分担出来たと思う。全体にテレビっぽいチャチな作りではあると思うが、ネット文化を映画に置き換えるという作業の中で当然意識されるべきキッチュさとの釣り合いを取るために留まり切れるギリギリの場所に着地出来ている。そういう意味では非常にバランスの取れた作品だと思うし、「電車男」を敢えて映画に置き換える必然性まで立ち返ってしまうと言い訳の苦しいところではあるが、実際にやれるとしたらこれ以外に無いだろうというレベルには達していると思う。ピュアであることに人々が過剰な期待を寄せている時代だからこそこういう作品がウケるんだろうというウンザリ感を凌駕して、何しろ山田孝之の存在感は圧巻。わたしはこの人をこの映画で初めて知ったのだが、日本人の若者でここまで演技というモノを理解出来た人材ってそう多くは出て来ないと思う。どうせこれを見るのは1回だけだし、と決めつけて足を運んだ劇場だったが、まさかこんな映画をもう1度見たくなるなんて、我ながらかなり驚き。公開4週目にして土曜の深夜に邦画がほぼ満席というのも初めてなら、エンドクレジット終了まで、誰一人客席を立とうとしなかったというのも初めて。前半は吹き出すのがコワくてお茶も飲めないほど笑い続け、後半はイヤッてほど泣けました。しかもそれが全部、山田孝之の仕業です。これは凄いことだと思う。 【anemone】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-10 13:40:11)(良:3票) 90.部屋の壁に貼った逆襲のシャアのポスターを眺めながら、シャアの愛機と言えばサザビーだよなぁなんて思っていたけど、なんだか百式も悪くないような気がしてくるから不思議だ。 よくガンダム好きの人に悪い人は居ないって言うけど、ほんとですね。 まあ、そんなことはどうでもいいけど、期待してなかっただけに意外と感動的に仕上がっていて驚きました。 僕はこういう純粋なラブストーリーは好きですよ。 ここのレビューでは夢オチと判断した人が多いようだけど、僕は最初と最後を繋いだラヴソングオチなのかなと理解しました。 つまりもう始まってたんだよって感じでしょうか。 エルメスの降りた駅と定期券の区間が同じだったので、オチの前に薄々気付いてしまってましたけどね。 物語自体はオーソドックスな作りで、出逢いから告白までを描いただけのものですが、アキバ系の童貞男でも、素敵な女性と素敵な出逢いをして素敵な恋愛が出来るという夢と希望に満ち溢れた素晴らしい作品に仕上がっています。 但し、イケメンに限る。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-03-12 13:52:34)(良:2票) 89.プロの脚本家には絶対に書けない、いわゆる2ちゃんの(いい意味での)ヨタ話の映像化という意味ではよく出来ていると思うし、それなりに新鮮でもある、ただいくらヨタ話だとはいえ電車男のTシャツが百式ではなくセーラーマーキュリーだったとしてもこの作品は成立したのだろうか?私は電車男と同類のヲタクだったのですぐにそんな事を考えてしまうのだが、そういうバックボーンを抜きにして観ると中谷美紀演じる「エルメスさん」が非常にキモく感じてしまう、やっぱ彼女は等身大美少女フィギアであり、血の通った人間ではないのかもしれない。 【るね】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-16 00:23:13)(良:2票) 88.話題にもなり、社会現象的にも大きく取り上げられ、TVドラマも大ヒット。今更、DVDで観賞とは、随分と遅れた自分ではありますが、なかなか良かったです。オタクの初めての恋愛物語を面白可笑しく、映画ならではの誇張を交えながらよく描けています。これも純愛なのかな。よくある日常の中での、些細なきっかけ。酔っぱらいにからまれた美女を救うという、決してないとはいいきれない場面に遭遇した主人公。彼がオタクでなかったら、こうまで感情移入できなかったです。思わず応援したくなる設定だからこそ、観てしまうのですね。苦しい、人を愛するのは、好きになるのは苦しいと彼がメッセージを送る所は、じんと来ました。心の痛み、でもその痛みはただ痛いだけじゃなくて、機械では決して味わうことの出来ないもの。相手がいて相手の事を想い、想い、想い感じるもの。切なくていいなあ。秋葉原が幻想的に描かれる抱擁のシーンは素敵です。あと、中谷美紀さんの声がいいですね。好きな女優さんです。 【映画小僧】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-07-18 10:02:58)(良:1票) 87.なかなか良かったですよ。男の願望を描いた作品ですが、逆に女子から見るとどうな んでしょうね?彼が選ばれる理由が??です。互いに尊敬できる部分がないと恋愛は 成就しないと思います。この先は自分の力で未来を切り拓いてくれ! 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 5点(2006-07-10 21:05:55)(良:1票) 86.最近、話題になった邦画の共通点をこの映画で納得。「今、会いに行きます」も「世界の中心で愛を叫ぶ」もこの映画も、かわいい女の子が普通のあまりかっこよくない男の子に「好きよ」と告白するところ。誰かが書き込みしていたけど、これは男の願望でしょう。なんか、自分が告白されているようで、気持ちがよくなってしまいます。どんどん、作ってくれ。 【ジブラルタの星】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-03-26 21:23:08)(笑:1票) 85.「今年の話題作だしとりあえず観ておくか~」みたいな感じで軽くレンタルしてみたのですが、予想以上に面白かったし感動しました。山田孝之の実際にいそうなヲタク演技が凄すぎというのもありますが、どちらかと言うとヲタク気質な私としては、恋愛に関して一歩踏み出せない彼の気持ちも分からないでもない。「もどかしい、しっかりしろ!」と思う反面、「その気持ち分かるよ~」とも思ったりして。撮影期間も短かったみたいだしお金もあまりかけてない(例えるならテレビスペシャルのような)気もするし、演出もベタベタだったりする点は否めないのですが、それでも見終わった後に爽やかな気持ちになれる、ちょっと良い映画でした。 【ライヒマン】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-18 23:09:40)(良:1票) 84.これってオイラはテレビから先に見ました。 そして、2CHのまとめサイトを読み、最後に映画をDVDで鑑賞です。 ということでストーリーは完全に熟知していたわけですが、なんというか、電車男役の山田君は演技はなかなかイイのですが、彼はイケメンだからモテナイ君感はあんまなかったかなぁ。 中谷エルメスはオトナな上流階級のおねいさんを見事に演じたと思います。このひとは、いわゆる「ザ・女優」というタイプで、どんな役も見事にこなしていますね。ボケ役、清楚なお嬢様、猥雑な詐欺師とか。。。安心してみていられる女優さんです。 映画の最後に、テレビ版電車男と伊東エルメスに話が引き継がれている場面があったのをみて大笑いしました。。こういう遊び心はすきなので。。映画には関係ないか^^; 【ぐっきい】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-06 23:22:53)(良:1票) 83.異常なまでの短期間製作だったと思いますが、丁寧に描かれていて驚きました。山田孝之の演技が特に良いですね。作りとしてはドラマの延長線上な感じで決して凝っているわけではないですが、サブカルチャーとしてのネット世界をうまくラブストーリーとして表現していると思います。エルメスさんは偶像の実体化だと思うのですが、お人形さんすぎて怖いくらいです。電車男が人間味ある普通の男の子だけに、エルメスさんの機械的な佇まいが逆に不気味な感じがしました。電車男が「マトリックス」を熱く語る姿は、とくに誰にもで思い当たるフシがある場面だと思います。良いシーンですね。どうでも良いことですが、電車男の趣味がイノセンス、マトリックス、ガンダム、美少女、スター・ウォーズというのはちょっと範囲が広すぎたのでは(笑)? 【トト】さん [映画館(吹替)] 6点(2005-08-02 02:27:24)(良:1票) 82.眼鏡の国仲涼子を観ればこの作品の全てがわかると思う。 【ひろすけ】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-07-23 22:44:22)(笑:1票) 81.「電車男」はかなりヲタクのイメージアップに貢献していると思われます。私もエルメスタンに出会うべく憧れの電車男になろうと思い、映画が終った後、ガンプラを買いに走りました。 【paraben】さん [映画館(字幕)] 3点(2005-07-17 12:00:15)(笑:1票) 80.人が変わって行く姿を観るのは何にしても気持ちの良い事です。電車男の秋葉系ファッション時代は、女性からもはもちろん、男性からも男として認められず、なんとも切なく、彼の悔しさがスクリーンを通してヒシヒシと伝わってきます。そして彼はエルメスと出会い彼女を助け、外見を変え、女性からも男性からも一人の男として見てもらえるようになった。(でもそこには人間がまず外見で人を判断するというネガティブな要素もありますが)しかし彼にとってこれ以上の喜びはないのではないでしょうか。僕等にとってはごく当り前、でも彼等のような内気な人々にとってそれはナパームで攻撃を受けるくらいの衝撃かもしれません。怯え、肩を小刻みに震わしながら秋葉の服を脱ぎ捨て、振り絞った小さめの勇気でイケイケファッションに身を包む。人生で最も難しい事は何かを捨て、何かを得ようと努力することなのかもしれません。電車男はそれを成し遂げた勇敢な男でした。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-08 19:48:54)(良:1票) 79.このサイトも含めてこういう匿名サイトのいいところは無責任に好き勝手な事言えるという事でしょう。私も観た映画の本音の感想をあるがままにリアルの知人に話そうとは思いません。さて本編のケースではネット住人達が主人公に対して無責任に好き勝手な事をいいます。その結果主人公はハッピーになるわけですが、実際のリアルな知人の場合はどうでしょうか?主人公は別に引きこもりではなく、普通に会社勤めをし、同僚もいるようです。でもその同僚には相談する素振りすらみせません。リアルな対人関係では言動に責任が伴うため、その結果コミュニケーションが希薄になるものなのでしょうか?無責任なネット発言と責任あるリアル発言、人間を動かすのはアグレッシブになりがちな前者なのでしょうか?でも作品には結論的にネットではなくリアルが素晴らしいというようなメッセージが感じられます。そこがちょっと残念です。別に引きこもりやオタクは悪い事ではないと思います。現代社会におけるひとつの生き方でしょう。リアルコミュニティーにより傷つき、バーチャルコミュニティーによって救われる人も多いと思います。どちらが良い悪いではなく、相互は補完関係にあり、どちらを重視するかは各人の選択だと思います。 【東京50km圏道路地図】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-13 01:00:27)(良:1票) 78.小説もTVも見ていませんが、それなりに面白い映画でした。山田孝之はオタクっぽい顔してませんが、熱演しているので違和感ないです。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-09-06 12:32:11) 77.映画としての難点は多々あるようだけど、夢みたいな?お話は大好き。難しく考えないで、純粋なラブストーリーとして見よう。応援している名無しの人物たちが良かった。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-11-09 21:39:11) 76.Tweitter版電車男はできないものか^ ^ 【KINKIN】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-06-02 12:43:40) 75.まったく期待せずに見ただけ 不覚にも告白場面でウッ ときてしまいました 【かじちゃんパパ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-10-01 14:29:40) 74.自分は、この映画の原作のファン。 電車男の、相手の役に立ちたい・楽しませたいという気持ちを誠実に実行するところが好きだった。 しかし、この映画では、主人公は特に後半、かなり自分勝手・自分本位になってしまってしまい、原作ほど好きになれない。 ちなみに、TVドラマ版の主人公は、全く独りよがりの人物だったから、まるで好きになれなかった。 ただ、この映画、実は映画館で2回見ており、今回が3回目。 なんで3回も見るかっていうと、一つは単純に嫁さんがこの映画の大ファンで、つきあわせられるからw それはさておき、3回も見られるのは、まず、主役の演技が恐ろしく原作イメージ通りで楽しいから。 うますぎて、相手役がちょっとかわいそうなくらい。 もう一つは、主役の行動に触発される傍観者の表現が素晴らしいから。 だから、原作とはやや違った趣にはなっているけど、これはこれでなかなかの佳作に仕上がってる。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-07-16 23:14:37) 73.オタクの冴えない男と容姿端麗の女の恋愛劇にはなんの新鮮味も無い。普通にこれ以上の劇的な恋愛劇は現実世界にいくらでも溢れかえっている(実際、私のはもっと凄いぞ)。社会現象化までしたのは恋愛劇でもオタク少年の成長話でもなく「2ちゃんねる」という新しい装置の上に展開されたことにある。私は「2ちゃんねる」どころかインターネットやIT全般に疎く、いまだに偶然行き着くことが無い限り「2ちゃんねる」を覗くことが無いので、かなり時代に乗り遅れている身分ではあるが、当時、これが書籍化されたときにヨメが購入して一人で爆笑していたので私も読んでみたのだがこの世界に全く疎い私ですら爆笑できました。もちろん書籍は実際の掲示板でなされたことのダイジェストであって面白い部分を凝縮しているのだろうけど。要するにこの現象の面白さは「2ちゃんねる」に寄せられる「ことば」にあるように思うんです。あるいは掲示板に出現する「絵」にあるんです。だからこの現象の面白さを映像で表現するのはほぼ不可能。分り易い例だと「衛生兵!」あたりを実写として映し出すとここまでつまらなくなるのかと思うほど貧相だ。そして映画はその現象に参加していただろう不特定多数を特定の数人にしているところで「成長話」の色を濃くするかわりにインターネットの怖さでもあり魅力でもあるものを覆い隠してしまう。つまり話題だけ借りたどこにでもある恋愛話と成長話でごまかしたコズルイ作品ということ。そのコズルさを全否定はしないが。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-11-19 13:09:40)
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