みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
279.このシリーズは小学生の時にハマってしまいました。だって「猿」の「惑星」ですよ。シンプルかつ気になって仕方ないタイトル。親と行ったビデオ屋で思わず興味を引かれてしまい、子供ながらシリーズを一気に見てしまいました。しかし紛らわしいタイトルのために順番がわからず、4→2→3→5→1というすばらしい順番で見てしまいました。「征服」という男を刺激するタイトルに引かれて「4」をまず見てしまい、その後はもう手当たり次第。結局「1」を最後にするという豪快な見方。当時、私の頭にあったシリーズものは「ランボー」や「ダーティハリー」など順番があまり関係のないものばかりだったので、「猿」に関しても順番を考えずに手をつけてしまったんです。親はなぜ止めてくれなかったんでしょう。ま、当時からやっぱり「1」が飛び抜けてると思いました。「1」は恐怖に溢れています。徹底したイジメに遭うテイラーが悲惨で仕方なく、しかも猿の世界に入りこんでしまった以上、そしておまけに同胞である人間との意思疎通ができないとくれば、死ぬまでストレンジャーとして迫害にさらされ、孤独に生き続けるしかないわけです。ゴリラによる暴力や、オランウータンによる言葉の封殺もダイレクトに怖かったです。「自分がテイラーだったら」と思うと、もう絶望的な気持ちになりましたよ。やっぱりこれは極めて完成度の高い寓話ですね。現実の自分を重ねあわせて見られる物語、そしてそこからダイレクトに感情を刺激される物語というのは、なかなかに立派なものですよ。しかしSFだと思って見ると、「おもいっきり英語をしゃべってるのになんで気付かないんだ」「なんで人間がバカになったのか」「短期間で猿がここまで進化するものか」など、子供心にもアラが気になります。一発アイデアをすばらしいテクニックでギリギリまでひっぱりきった名作ですね。続編もそこそこに頑張ってると思います。DVDのドキュメンタリーでは、肝心のスタッフでさえ続編に関してはあきれ顔で話してるのは笑いましたけど。ちなみに「1」の裁判で、3人(3匹?)の裁判官が「見ざる、聞かざる、言わざる」を決め込むシーンがありますけど、監督のシャフナーは東京出身なので、やっぱりあれはアレなんでしょうか。 【ザ・チャンバラ】さん 8点(2004-09-26 04:14:59)(良:2票) (笑:5票) 278.なんで年明け早々(1月4日)の日曜洋画劇場でこの映画をやるのかと思っていたら・・・サル年だからか。 【ばたあし】さん 8点(2004-01-04 23:29:51)(良:2票) (笑:2票) 277.私はこの映画が好きだ。好きだから正しいことは言えない。惚れてメロメロになっている男の欠点なんか見えるワケがないように、私にこの映画の欠点を見つけることなんて不可能だ。だから10点だ。多くの映画と同じようにこの映画にも欠点はいっぱいあるだろうし、不満に思う人もいるだろう。そのへんも、男と同じだ。違っているのは、私がこの映画を初めて観てから30年以上経っているはずなのに、私のこの映画に対する想いはちっとも冷めていないこと。そしてこの映画が私にある日突然心変わりを告げたりしないこと、それだけだ。かくして私と「猿の惑星」の相思相愛は続く。世の中では極めて珍しい、非常に幸せな未来永劫のハッピーエンドである。やれやれ。 【anemone】さん 10点(2003-12-14 17:49:48)(良:3票) (笑:1票) 276.志らく師匠が「観るたびに悔しくなる。アイツら、猿のくせに俺より英語がうまい」とやって爆笑をとっていた映画。海の向こうではシラク首相が「観るたびにフランス語の優位を感じる。英語ってのは猿でもしゃべれる」とやって国際問題になったとかならないとか。 【南浦和で笑う三波】さん 8点(2004-01-30 12:25:00)(笑:2票) 275.この映画確か初めて見たのは小学生の時、 ラスト自由の女神が浜辺に現れた時の衝撃は、 その後のいかなる映画、テレビドラマ、 又は小説などでも味わうことがなかった一番の衝撃だった。 その頃アニメなどでタイムマシンはあった。 今からタイムマシンに乗り恐竜の世界に行って来ます。それは理解できた。 でも、あのシーンで一体何が起きたのか、 今まで自分はどこの、いつの物語を観ていたのか。 頭の中がぐちゃぐちゃだったのを覚えている。 改めて観てみるとラストがどうであれ 人間とサルが逆転している世界は風刺が効いてて面白い。 ラストが分かっているからこそ、ゆっくりと安心して(?)楽しめた。 やはりこれは歴史に残る名作である。 その後の続編には興ざめしたが、 新しいシリーズが秀作ばかりであり、 記念すべき作品だ。 【プエルトガレラ】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2020-10-10 18:11:09)(良:1票) 274.記憶を消して、何度もあのラストを味わいたい映画です! 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-09-16 02:32:43)(良:1票) 273.ティム・バートン版を見た後に見ました。 特殊メイクについてはティム・バートン版の方が凄かったですが、本作の方が好きです。 最初見た時は確かまだビデオレンタルで見た気がします。パッケージで落ちのネタバレであったり、リメイク版を先に見たから古くも感じましたが、やっぱ本作は別格で面白いです。本作はふざけ過ぎず、シリアス過ぎず、適度なバランスで風刺というか皮肉が効いているというのか知りませんが、後のB級映画としてのシリーズ作品とは一線を画してます。パロディやら何やらで散々ネタにされて来てそちらの方を先に見てしまっている世代としてはリアルタイムでネタバレなしに見れなかったことは残念です。 【映画の夢】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2019-06-21 00:32:37)(良:1票) 272. 多くを語る必要はあるまい。優れて文明批評に満ちた映画であり、すべてが集約されたラストの秀逸さゆえ名作。 人類が愚行を繰り返す限り終盤の警句は生き続ける。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2019-06-02 19:40:30)(良:1票) 271.この名作を評することほどワタシにとって困難なことはない。何しろ、あの衝撃のラストの情報が先に入ってしまっていたという不遇をかこったし、初見の頃にはすでに技術が進んでいて、あのおサルさんたちの特殊メイクが目に痛かったということもある。「わあ、ヘンなの」と感じた子供時代を過ぎて最近ではドンキの宴会用コーナーのかぶり物にすら見える。つらい。 その抜きん出た発想と、信念の通った熱い脚本。色褪せることを知らない音楽。不気味なカカシのシーンは異星の得体の知れなさを心底感じさせたし、なんといってもラストの真実を明かす際のカメラ。画面に入ってくるギザギザ。 ああー、封切当時にこの驚きを味わえていたなら。サルが嫌いでなかったら。映画雑誌なんか読まなかったら。・・ともう、ハンカチでも噛みしめたくなるほどの悔しさに見舞われてしまうのだ。 68年に観ていたら10点以外考えられないだろう。今、観ての正直な採点で。 【tottoko】さん [地上波(吹替)] 8点(2015-04-21 00:27:55)(良:1票) 270.地元の日曜昼にテレビでやりだして、何十年ぶりかに鑑賞。結末を知っていても面白い。いま見ると多少滑稽で映画というより舞台鑑賞に近い感覚だったが、45年も前の映画と思うと凄い。観るにはいつの時代でも遜色無い作品だろう。ジーラとコーネリアスが何とも可愛らしいカップルで大好き。 【movie海馬】さん [地上波(吹替)] 8点(2013-04-01 21:07:45)(良:1票) 269.SF映画の名作。子供のときに観たときは、びっくりしたっけ。 その後も何度か鑑賞しているけど、作品の質の高さは決して色褪せることはない。 奇抜なアイデアが観る者の関心を一気に惹きつけ、主人公に感情移入させる流れも見事。 単なるSF映画ではなく、後半からはメッセージ性が強くなり、本作の持つテーマは、 驚愕のラストで見事に完遂され、鑑賞者の心に強く訴えかけることに成功している。 限られた時間の中で、単純なストーリーをいかに面白く見せるか、 メッセージやテーマをどこまで伝えることができるか。 娯楽映画の基本だが、まさにお手本のような作品だった。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 10点(2011-08-06 10:09:20)(良:1票) 268.別に損も得もしない。そんな映画。 制作年度を考えると、プロットや設定、ミステリアスな世界観など、現代の技術でよみがえらせればかなり高度にリビルドできる素材といえる。これは時代性を考えた場合はもちろん、今考えてもよくできているということでもあるが、もしリビルドされるとしても問題点が一つある。そのたった一つの問題点は翻案や再構築には決定的に向かない要因になっている。 それは、ネタバレ。だ。 おそらく、この映画の結末を映画が少しでも好きな人間であれば知らないということはまれであると思うし、仮に知らなかったとしても、映画の解説番組に猿の惑星が出てくれば、そのオチの意外性を必ず力説し始める。TSUTAYAでレンタルしようとしたり、購入をしようとamazonで検索をかけた瞬間そのジャケットでオチがわかってしまう。それほどにこの映画を事前情報なしで見ることは困難であり、おもしろみのほとんどが台無しになってしまっている訳だ。 これだけ知れ渡っている以上、筋はリメイクのしようがない。意外性などというものを出そうとすればラストは別の創作をするしかなく、二次創作になる。そうでなければ忠実にやって失笑を買うか、知られているオチを逆にして驚いた振りをしてもらうしかないだろう。 そういう意味で、売っている側もこの映画を楽しんでもらおうなどとは少しも思っていないのだろうし、見る側もわざわざ意外だった、などと驚いてみせることはないと思う。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-01-04 03:17:45)(良:1票) 267.突込みどころ満載ではありますが、猿と人間が完全に逆転するのはブラックユーモアとしてかなり見ごたえはありました。 聖堂のキリスト転じてサルの石像、聖書をそのままパクって神は自身に似せてサルを作った・・・とか、悪い冗談としか思えん。上陸直後にランドンが小さなアメリカ国旗を岸に立てたことにテイラーが大笑いするシーンもラストと絡めて見るとかなりブラックだ。 異端審問の場面で3人の裁判官が”見ざる言わざる聞かざる”を何気にやってるのは笑いました。仏教系の何かを意図しているのかと思いましたが英語圏でも”See no evil, hear no evil. speak no evil”という言い回しがあるようです・・・・。 それにしても都合よく美女でて来るし・・・お約束ですな。 ブラックユーモアとラストの衝撃が奇妙に絡み合ってなんとも言えない味わいがあります。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-19 15:13:52)(笑:1票) 266.戻って来たらば留守の間に世界を○○が「支配」してたというのは、今さらながら楽しい発想だ。で、言葉を喋るサルが人間を駆逐し、そのポジションがそっくり入れ代わってしまうという、まぁスゴイことなのだが、何かしら、ひょっとしたらいつの日か現実的にあり得るかも知れないぞ・・・と観る者に(ちょっとでも)思わせる点では、他の生き物(?)類にくらべてまだ説得力たるものを持っていると言えよう。何しろ突然変異した大トカゲやら巨大ゴキブリやら、いわゆる「核戦争もの/世紀末もの」によく登場してくる類いのキャラクターでは、馬に乗ったり銃を扱ったり、ましてキスをしたりといった、おおよそ文明的な活動、平たく言えば人間ぽい動きが出来るとは到底思えない。逆にトカゲ男が出て来たのではあまりにマンガチックになってしまう。その点サルは我々に近い(まぁ宗教観も含めて異論は多々有りましょうが)霊長類であり、知恵もあり、手先を有る程度器用にも扱える。少なくとも本作品を初めて観た時、幼い日の小生は「ひょっとしたら」と、そう思ったりしたものである。サルのメーキャップも凄いものだと感心したが、やはり何より最後の最後、テイラーが茫然自失する光景に出くわすところで、「ああ、そういうことだったのか・・・」と深く感じ入ってしまったことを最も鮮明に覚えている。このシーンに辿り着く必然が有ればこそ、いままでの流れが有ったのか、と。今でも最後のシーンを観る度、初めて鑑賞した時のラストに受けた強い印象を思い起こすことができる。行き着く先は破滅の他にないとされる人間。その存在を恐れ忌み嫌い、徹底排除を目論むオラウータンのザイラスの声は、人間以外のすべての生き物の声を代弁するものかも知れない。海辺に崩れ落ちた自由の女神の姿はあまりに象徴的だが、東西対立・核の脅威が声高に叫ばれた当時の情勢の中で生まれた強烈なアンチテーゼだと解釈している。 【なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154)】さん 8点(2004-12-01 16:35:37)(良:1票) 265.予備知識無しに観れたことを、神に感謝します。これ以降「意外なオチ」にこだわる作品が沢山出てきたのも事実。しかし最初にこれだけクレバーに作ってあれば、そうそう超えられるものではないでしょう。 【金子淳】さん 9点(2004-07-15 02:31:37)(良:1票) 264.ああああああああああああああー!見たのは中学生当時。何も知らず見る事が出来たことを、感謝します。公開当時ではありません、産まれてません。いわば「起・起・起・結」型ストーリーと言えましょう。ですが、これは当然、先にやったもん勝ちです。これ以後は無理なんです。あったとしてもかなりの無理があるはずです。だから「PLANET OF THE APES 2001」はあんな事になってしまったんです。ですです。一回こっきり先着一名様映画。 【へろりうしオブトイジョイ】さん 9点(2004-07-11 07:13:01)(笑:1票) 263.小学生の頃、弟とふたりで観て、あまりの恐ろしさに泣いた。 衝撃のラストにおねしょさえした。 しかしそれは、恐怖のプロローグに過ぎなかった。 その後、東京12チャンネルで『猿の軍団』という、本作をパクった(?)ドラマが放映されたため、毎週観ては揃って泣いた。 なぜ「観ない」という選択肢を思いつかなかったのか、姉弟そろっての馬鹿さ加減に、今なお、首をひねるばかりである。 ちなみに、このドラマは同世代でも観ていた人が少なく、非常に残念だ。 なにしろこちらの猿たちときたら日本語を話すのだから、子供には余計に怖いのだ。 いまだにドラマの主題歌すら覚えている私と弟のトラウマに、7点献上。 【poppo】さん 7点(2004-04-21 17:16:01)(笑:1票) 262.サルに追いまわされる人間の群、究極のマゾヒスティックを感じる。チャールトン・ヘストンと99岡村のキスシーンは衝撃的。 【スルフィスタ】さん 7点(2004-01-05 00:02:02)(笑:1票) 261.小学生低学年の頃みて、音楽や映像ともに凄く怖かったのを覚えてる。最後はびっくりでした。洋画デビュー作品です。人生で最初に覚えた外人役者の名前はチャールトンヘストンです。皆さんのコメントみて思ったのですが、この映画は小学生の時に見た方が良いのかもしれないですね。今の映画と比較するのは無理があるし、いろんな粗がわかってしまうと楽しめないから。子供の頃の衝撃が脳裏に焼きついていれば大人になってから見ても違った意味で楽しめると思います。小学生の時見れなかった方は是非お子さんと一緒にご覧下さい。 【東京50km圏道路地図】さん 10点(2003-12-23 04:23:55)(良:1票) 260.なんせ、人生最初の映画がこれですから(当時7歳)、個人的にはこれを超えるエンディングはないでしょうね。当時NYに住んでたので衝撃はなおさらでした。それにしても今見ても音楽とか効果音の使い方(特にショックシーン)はスゴイの一言。でもって、エンディングではあえて音楽をかぶせず、うち寄せる波の音だけ...感服です。 【あおみじゅん】さん 10点(2003-10-26 20:11:18)(良:1票)
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