みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
33.偽善もここまでやれば立派。良いか悪いかは別としても。 【mimi】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-26 23:39:21)(良:1票) 32.冷血は未読でカポーティについても無知だったが何といってもフィリップ・シーモア・ホフマンの凄みに尽きる。 哀愁、表現力は勿論のこと作品との一体感がある。 伝記なので興味が無ければ中々入ってこないが、彼の名演が非凡へと押し上げている。 今までの脇役の印象が吹っ飛んだ。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-15 09:02:35) 31.終始薄暗い雰囲気が作品を支配する映画ですが、これはカポーティの全てうかがい知ることが出来ない心の闇を現わしているかのようでした。同業者仲間や知識人達とのパーティ会場で自身の心の闇を悟られまいとするかの如く必要以上に陽気に、あるいは道化のごとく振る舞うカポーティの姿、その一方で暗い独房の中で殺人犯と接している彼の方が自然体に映る。終盤には「君と本当に友達になりたかった」とまで言った。しかしそれは「冷血」を完成させようとする彼の野心とは相反する。そんな彼の非常に複雑な心境を見事に演じたホフマンは流石と言う他ない。映画としては全編を通して暗く全く抑揚が無い作品ではありながら退屈する事なく観ることができましたが、これは非常に複雑なカポーティという人間を見事に演じたホフマンの卓越した演技力によるところが大きい映画であるように感じました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-12 23:50:38) 30.小説「冷血」は未読、トルーマン・カポーティについては「ゲイで人格破綻者」という知識のみで観たが、職業柄(性格も)多くの人にとって共感しづらい人物であろう主人公を見事に掘り下げ、演じ、その苦悩を提示してみせたフィリップ・シーモア・ホフマンは、やはりアカデミーに値したのではないかと思う。ただし作品自体は、彼の演技に救われた部分が多分にあったように感じた。 【wood】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-05-08 17:47:46) 29.作品の内容そのものよりも「役者力」で見せた/魅せた映画。同様の作家モノにヴァージニア・ウルフを演じたニコール・キッドマンがあるけれど、(その他もいっぱいあるけれど)本来主役をばーんとはるような役者じゃないけど存在感がありすぎて主役を食ってしまうフィリップ・シーモア・ホフマンに主役をやらせて、「うーん、やっぱりうまいねぇ。まるでカポーティの生き写しだ!うますぎる!」と再認識したような映画でした。 個人的にはポール・トーマス・アンダーソンの映画のフィリップが好きです。あ、ブギーナイツではやはりゲイでした(笑) 【longsleeper21】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-20 16:22:44) 28.なかなか見ごたえがありました。しかしアカデミー会員ってのはいろんなものを評価するなぁ。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-03-07 20:42:34) 27.人物の伝記映画は、観るタイミングが難しい。 創られたエンターテイメント性が期待できないことと、描かれる「事実」に対する鑑賞者の知識量が、観賞後の感想に多分に影響してくるからだ。 フィリップ・シーモア・ホフマンという決して派手さのない俳優を主演に配し、アカデミー主演男優賞まで穫ってしまったことは、映画ファンとして興味深く、随分前から観たいと思っていた。 しかし、描かれる人物“トルーマン・カポーティ”に対する知識がほとんど無かったことが、食指を鈍らせていた。 カポーティ本人がどんな人物かは知らないが、映画世界の中で独特の人物像を創り上げ体現していた主演俳優の演技は、賞に値するものだったと思う。 全編通して、作品自体にも質の高さを感じたし、あまり抑揚がないテンポで展開しつつも、観る者を巧く引き込む語り口を備えていた。 ただし、もう少し主人公であるカポーティの心情を深く描きとる必要があったかもしれない。 主演俳優は独特のキャラクターの中で絶妙に押し殺した感情を表現できていたと思うが、描写自体がどこか軽薄な感じがあり、感情を移入することがあまり出来なかったことも事実。 カポーティという作家が、残虐な殺人事件を題材に書き上げたノンフィクション小説「冷血」。 そのタイトルが示すものは、殺人を犯した犯人のそれなのか、はたまた本を書くために事件とその犯人を冷静に見つめ続けた作家のそれななのか。 そういうことを考えると、単純に感情移入を許さず、その人物の本質を各々に見出すための余白を残した映画であるとも言える。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-01 11:10:04) 26.「冷血」そのものではなくカポーティという人物に焦点をあてるドラマとその心理描写の妙に、シーモア・ホフマンの名演も相まって傑作です。原作を先に読んで、先に震えるような感動を味わっていればこの映画も同等の価値があります。原作をぜひ読んでから観てください。そうじゃないと駄作になるのかも。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-02 23:40:08) 25.微妙。とういかカポーティが微妙。飽きずには見れましたが。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-23 16:21:27) 24.真面目には創っているが、内容が退屈.. 主人公に感情移入出来ないし、心情も分からないことはないが、共感しづらい... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-22 13:05:49) 23.この映画を見る限りカポーティは犯人、中でもペリー・スミスに興味を持っているようにみえてしまうのだが、「冷血」を読むと、作者の興味は犯人ではなく事件そのものであり、事件にまつわる全てのことに異様な執着を持っていたことがうかがえる(ような気がした)。そうでなきゃ被害者の生前の描写や事件前と事件後の街の描写をあんなにも明確に(頭の中に画が浮かぶくらい)文章で魅せてしまうなんてことは不可能。そのあたりの私の思い込み(?)のせいで、「作家と犯人」という構図自体になんだかサイコスリラーものによくある「犯人に同化してゆく捜査官」みたいな安っぽさを感じてしまった。興味の的はともかく、たしかにカポーティのまるで子供のような、あるいは乙女チックな興味の抱き方は妙に納得。フィリップ・シーモア・ホフマンが実際どこまでカポーティにそっくりなのかは知らないし、似ていようが似ていまいが映画には関係の無いことではあるのだが、あの独特のしゃべり方が悲惨な殺人事件に興味を抱くという反倫理的な無邪気さを表現するのに一役買っていたのは間違いないと思う。迷作(私は好きですけど)『悪魔をやっつけろ』の撮影秘話は嬉しい反面、とってつけた感がありあり。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-08 17:56:50) 22.結局こういう人がいたんだなーぐらいで、内容は面白みがなかった。抜けてるキャラでこそホフマンは光る。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-07-23 18:03:34) 21.主人公の話し方こわい。。。 【kaneko】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-07-22 18:25:15) 20.フィリップ・シーモア・ホフマンのなりきりぶりが素晴らしい。以上。内容は、期待が大き過ぎた分… 【エムラ兄妹】さん [映画館(字幕)] 4点(2008-06-22 03:37:21) 19.繊細な冷血漢でありながら人間臭いペリー・スミスと、傲慢な情熱家でありながら人間嫌いのカポーティ。「何よりも君の死を恐れ、誰よりも君の死を望む」のキャッチコピー通りに、どこか重なりそうで結局はすれ違う二人。理不尽に殺されたクラター一家に合掌。 【Q兵衛】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-04-03 14:21:40) 18.主人公の行動を単純に追うことに終始しすぎていて、ドラマを見ているのか、よくできた再現フィルムを見ているのか、途中で分からなくなってしまいます。なぜ彼はこの題材を追い始めるに至ったのか、その背景にはどのような人生があったのか、途中でどのように変化したのか、といった点について、もっと深く掘り下げてほしいところでした。ホフマンの演技も、今ひとつ細部の表現に乏しく単調であり、モノマネの域を脱しているとはいえません。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-07 03:27:47) 17.伝記物というのは、人間臭さを見せたいのか、影の部分ばかりを前面に押し出す傾向にありますね。まあ、そうでないと映画にならないのでしょうけれど。あの甲高い声がとても耳障りでした。 【カタログ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-01-06 23:59:41) 16.緊張感がとても良かった。 【ジダン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-12-29 16:31:01) 15.最近のアカデミー賞はそっくりさん大賞が最優秀男優賞を取るようだ、この作品の前年作品レイのジェイミー・フォックス、この作品の次の年のアミン大統領を演じたフォレスト・ウィッテカーと3年連続実在の人物を演じた俳優が受賞した。ある意味実在の人物を演じた方が観てる方も比較しやすいし、似てれば上手いとなる訳で、なんだか映画の内容よりも似てればいいみたいな感じがした。この作品もそれ程面白いとは思わなかった。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-10-23 15:47:47) 14.常に脳の中で世界を創造し完結する作業を繰り返している小説家って、ときにしっかりとした現実の手応えが欲しくなってノンフィクションに挑むのではないか。恐ろしいものに直面するとホッとする、って。ただし現実世界は当然こちらの思い通りには運営できず、早く作品を仕上げたくても死刑執行は何度も延期される。せっかく外の世界に材を求めたのに、それが脳の中の予定表に従わないことにイライラさせられる。そこらへんの苦い皮肉が本作の味わい。被告ペリーに人間として親しみたいという感情よりも、作品の素材としての興味のほうが最後には優先されてしまうのだ。固く締まった小人のようなペリーとブヨブヨした子どものようなカポーティ、いいコンビになれそうなのに、二人の孤独はすれ違ってしまう。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-15 12:20:19)
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