みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
45.難病の治療を医学ではなく宗教に頼ろうとし、結果として人を殺してしまった事件として、我が国においては1999年のライフスペース事件が思い出されますが、教祖の異様なキャラクターとオリジナルすぎる主張から当然の如く有罪判決が下された当該事件と比較すると、本作品の元となったアンネリーゼ・ミシェル事件には、当時の社会を揺るがすほどのインパクトがあったようです。その悪魔祓いは現地の司教からの承認を受け、形式的にもパウル5世の儀礼書に則った正式なものであり、それは伝統的な信仰と近代法制度が真正面からぶつかり合うという、いつかは起こるだろうと危惧されていた事件だったからです。さらには、信仰や宗教とは主観の世界ですが、その過失を裁判という合理性・客観性の場でどうやって証明するのかという命題をも孕んでいました。これは信仰の問題であると同時に、法の限界までが試される事件だったのです。。。 そんな美味しすぎる題材を扱いながら、本作は観客の知的好奇心に訴えるべき部分をまったく描こうとしません。監督・脚本を務めたのは『ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ』のスコット・デリクソンですが、この監督の関心は専ら悪魔憑きを克明に描写するという点にあり、社会問題を扱おうという意図は薄かったようです。ホラー監督としての性か、悪魔憑きの場面では『エクソシスト』のようなショック場面が連続するのですが、その演出は本作の趣旨からは完全に逸脱しています。また、唯物論者の弁護士が超常現象を体験したり、彼女の目の前で証言者が不可解な死に方をするといった脚色部分も余計でした。本作は、「あなたならどう考えますか?」と観客に対して問いを投げかけるべき作品だったにも関わらず、これら一連の演出において、監督自身が主題に答えを出してしまっているのですから。。。 また、法廷パートの演出もいただけませんでした。描かれるのは検察官と弁護士の舌戦のみであり、彼らを取り巻くオーディエンスが空気同然の存在感となっています。しかし、本作で重要なのは、社会がこの事件をどう受け止めたのか、そして弁護士と神父が世論をどう変えていったのかという点であり、オーディエンスの存在こそが重要だったはず。さらには、オーディエンス不在のために弁護士と検察のどちらが優勢に立っているのかすらよく分からず、法定ものに必要な緊張感すら生まれていません。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 4点(2014-03-27 01:13:49)(良:1票) 44.怖がらせようと思って作ったのではなくて、まじめに作ってしっかり演じられた佳作だと思います。…しかし、私にはこの映画、恐ろしく怖かった。なんで怖いのかわからないくらい、とにかく怖い。この怖さに、プラス2点。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-17 00:46:12)(良:1票) 43.率直に、面白かった!私は悪魔とか幽霊とか特に信じてはいないし、事件を表面上だけ見る限り、この事件も神父の過失で確定と考えてしまう。でも個人的な先入観は捨て去って審判せねばならないのが法廷というもの。本当にこの世に悪魔などいないと言い切れるのか?精神科の医師の診断だって、何の証拠も無い推測にすぎないではないか。悪魔の存在はともかくとして、「儀式」が「成功」していたならエミリーは回復していたかもしれない。医学ではそれを宗教的暗示とでも呼ぶのかもしれないが、いずれにせよ「儀式」も治療行為のひとつと考えられなくも無い・・・と、つらつら思ったことを書き出してみたが、このような思考を重ねながら裁判の行方を見守るのは非常に面白い時間だった。もちろん、これは物語にすんなりのめり込むことのできる下地――脚本、演出、演技etc.がしっかりしているから。検察側が提示する客観的事実と、エミリーと神父2人の間にあった真実の狭間で、陪審員はどのような結論を下すのか。法廷物が好きな人は、オカルティックな内容に嫌悪感を抱かずにぜひ見ることをお勧めします。 【Mum,theSanChrys】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-18 23:42:13)(良:1票) 42.エミリーの女優さんの演技がやばかった。まだ若手らしいんですが何か本当に取り憑かれてると思わせられました。 【亜空間】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-12-07 21:19:55)(良:1票) 41.演出に多少の不満が残りましたが、かなり面白かった。「エクソシスト」より面白いかも…(リンダ・ブレアだってノミネートされたんだから、本作の「恐怖感」を一身に担ってたジェニファー・カーペンター嬢も助演女優賞候補にすべきでした)。オカルト・ホラー要素と共に合理主義vs神秘主義の法廷劇が展開し、最終的に物語は「なぜ神父は頑なに自ら証言台へ立つことにこだわったのか?」という一点に収束していく。ある意味、この裁判は尊厳死裁判に近いものがある。病人が自らの信念の元に治療を拒み、その病人と同じ信念を持った者がそれを認めて死なせてしまう。これは過失致死罪に当たるのか? 近代の法体系では本作の結論はやむを得ず、且つ妥当な量刑だったと思います。信仰とは無条件に信ずること。そこに理屈の入り込む余地はなく、また、この世にはしばしば理屈の及ばないことも起きるのです。それにしても、どこまでが「実話」なんだろ? 7点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-04-02 00:05:41)(良:1票) 40.怖がりなので超怖かった。夜10時からの回を見た後、初めの午前3時が怖わくて、マンガ喫茶で3時過ぎまでマンガ読ませる程怖、恐ろしかった。一番恐ろしかったのは宣伝でもやってたベッドから抜け出して固まってたシーンかな。参った参った。でもなんでキリスト教の神様は信仰を試すような事ばかりやるのか、正しい人が馬鹿を見る世の中は嫌やなー。 【ちょび】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-20 12:45:05)(良:1票) 39.法廷サスペンスで流れていくがエクソシストを彷彿させる迫力感は所々ありましたね。ノンフィクションだとするとこの話はもっと興味が湧いてくる。ルシファーにユダにヒトラーに…確かに悪魔だらけだわ。 【mighty guard】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-09-07 21:22:29) 38.オカルトチックな展開ですが終盤30分くらいからの法廷のシーンの緊迫感、結末までの持って行きかたが素晴らしい。弁護士も神父も、そして女の子も、ものすごい演技です。日本人的な信教ではすべてを理解することは難しいですが、信仰の対象としての、光と闇、善と悪、白と黒、神と悪魔を対比しているんだと思います。当然表の反対はウラなわけでこの作品は成功していると思います。このテの題材を真面目に扱うあたり、アメリカは奥が深いなと。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-01-17 11:56:00) 37.オカルトなのか法廷ものなのか中途半端。 【akila】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-02-20 03:26:14) 36.法廷ものですね。ホラー要素は少ないし。でも十分楽しめる内容。弁護士が悪魔に挑むって感じですかね。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-12 00:49:47) 35.思ったより普通のホラー映画かな。ジャケットはすごいきれいでかつ怖いけど中身はそれほどでも。 主役はすごい演技。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-14 22:12:47) 34.怪演!!法廷ものなのかな。ホラーかと勘違いして見に行ったんですが、十分満足!あの主人公を見るだけでも価値あり、と思いました。本当のところ、どちらが真実であったのだろうか。 【まりんこ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-15 00:01:25) 33.悪魔払いを法廷とからめるのは無理があったかな。それとも自分が悪魔や幽霊等まったく信用しないからだろうか。なんにせよジェニファーカーペーンターは素晴らしかった。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-07-21 11:20:34) 32.エクソシストのその後みたいなお話。しかし公開当時のTVCM等の展開は 失敗ですね。リメイクなのかと思いました。アメリカ(というかキリスト教)が 抱える矛盾点なども臆することなく表現されていたのは面白い。実際にあった 同じ話を題材にしているのなら、こちらのほうが本当の話に近いのかも。 まぁ、実際は有罪だったらしいけど。ホラーを法廷サスペンスに持っていった アイデアは私には斬新だったので、楽しめました。ただあのCM展開のせいで 観る気が失せてしまった人がいっぱいいそうで残念です。ホラーが苦手な方でも 観れると思いますよ。 宗教がイデオロギーとして存在する国の話なので、日本人には理解しがたい お話ですが、意外な展開の法廷での闘争は面白いと思いますよ。 「悪魔もまた、神のしもべ。」以前何かで読んだ、この言葉を思い出しました。 【ラジェンドラ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-26 13:38:09) 31.私はこの映画のレビューで一番何が言いたいかというと、ジェニファー・カーペンターが素晴らしい!!ということ。本気で、アカデミー取れ!とか思っちゃいました。 【ペケジロー】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-09 22:42:18) 30.たまたまつけたWOWOWで観ました。まず、トム・ウィルキンソンだのローラ・リニーだのという俳優が出ていることにいちばん違和感がありました。そしてですね、ここでの評価がまあまあというのにも驚きを隠せません。 実話ということなのですが、映画としたらかなり粗いといいますか一貫性を感じないし、法廷シーンとオカルトチックな部分という相反するものを上手く融合させられなかったと思う、バラバラなの。深く「愛」を感じることもなかったし、何か淡々としてました。映画として観せるということでは失敗じゃない?できる限り関係者ご本人に登場してもらうようなバリバリのドキュメンタリーとして製作したほうがよかったのではないでしょうか。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-12-06 09:45:30) 29.ジェニファー・カーペンターの迫力の演技で何度も話に引き込まれそうになったが、法廷ものの要素が強すぎるのが原因なのか、すぐに現実に戻されるのでホラーとしてはイマイチ、ラストのオチも中途半端でなにか物足りないそんな作品だった。この作品どこまでが実話なんだろう? 【taka-104】さん [地上波(字幕)] 5点(2007-08-12 06:21:09) 28.テーマも面白かったし、構成も良かったと思う。飽きずに見られた。一番面白かったシーンはやっぱり判決を出すシーンかな。エミリー・ローズ役の女優さんが悪魔に乗り移られる前から怖かった。。。 【ネフェルタリ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-06-20 20:57:43) 27.これってホントに実話なんですかね?全くリアリティーを感じなかったです。法廷も緊迫感が全然ない!まぁ題材が題材だからしかたないか・・。日本でも裁判員制度が始まるけど、もしこんな裁判に当たったと考えると、バカらしくてやってられないなぁ・・・なんて考えながら見ていました。あまりの胡散臭さに、検事のトマスを応援しちゃいました。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-03-31 13:55:55) 26.・実話に基づいている ・ホラー映画ではなく法廷サスペンス この2つをキチンと認識しておかないと、映画に対する印象が100%変わってしまいます。 最初ギャグ映画かと思い、爆笑しっぱなしでした。 法廷サスペンスならおどろおどろしい描写は不要だったのでは。 わざとらしい演技で途中何回もうんざりしました。 エミリーが残したかったことを伝えるなら、こういう描写は不敬ではないのでしょうか。 【らべ】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-02-12 00:30:50)
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