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【クチコミ・感想】
4.寅さんこと渥美清の命日にあたる2012年8月4日の昨日改めて再見!以前観た時はあまり面白く感じられなかった。今回再び観てもそれほど面白いとは感じない。しかし、何だろう?俳優渥美清という人の演技を観るとこの人の演技は演技というよりもまるで渥美清そのものが映画の主人公のように思えてきてならないのである。要するに演技していても演技していないような錯覚を覚えずにはいられなくなる。この映画の渥美清演じる男には他の渥美清、寅さんで見られるような哀愁漂うものが感じられない。それだけに何か歯痒い。それは監督が山田洋次監督でないからかもしれないし、喜劇と悲劇は紙一重という言葉があるとすればこの映画には悲劇的要素はあっても喜劇的な要素なんて全くない。だって監督がシリアスな映画ばかりの今井正監督だからというのもあるであろう。「青い山脈」というユーモアの効いた青春映画も撮ってはいても今井正監督と言えばどうしてもシリアスな映画というイメージが離れない。イメージという意味では渥美清の持つイメージからは想像出来ない映画として印象に残る映画です。好きとか嫌いとか面白いとか泣けるとかいうような映画ではないけど、それでも一流の監督によって一流の俳優が一流の演技によって見応えある映画になっている。改めて渥美清がいない現在の日本映画における大きな損失を感じたまま観終わった。寅さんのようにまた見たい。何度も見ては笑い、泣き、共感出来る映画でないけど観るに値する映画としていつまでも心に残りそうなほどの映画です。もし、この脚本のまま山田洋次監督が撮っていたらどうなったかなあ?全く違う映画、良い意味での別の映画になっていたかもしれないし、いやいや、やっぱり今井正監督で良いのかもというような気持ちにもさせられる。 (2012年8月4日再見) 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-21 11:54:41)(良:1票)
3.これといったドラマはないけど、「手紙が重い」とか、終戦後の残された家族の様子が生々しく描かれていて印象的。渥美清の誠実な役柄も良かった。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-12-31 11:38:30)
2.寅ちゃんにしては、えらいシリアスやなあ・・・。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-26 22:42:37)
1.寅さんシリーズを見始めた頃、この映画と出会った。「家族」「故郷」などの映画にも出ていた渥美さんだが、これらの映画は倍賞さんが主役で渥美さんはちょい役だった。 しかしこの映画は渥美さんが主役、寅さんのイメージしかなかった私には、新鮮だった。 映画は渥美さんが、戦友の遺書を届けてまわる物語だが、実にシリアスだった。託された思いもさまざまであれば、受け取る側の境遇もさまざま、喜ばれたりありがたがられたりするものばかりではなかった。そのあたりに戦争の残した傷跡を見ることができる。戦争は人の運命を大きく変えてしまうものだった。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-09-29 09:17:34)
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【点数情報】
Review人数 |
8人 |
平均点数 |
7.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 12.50% |
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7 | 6 | 75.00% |
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8 | 1 | 12.50% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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