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【クチコミ・感想】
3. 原作は読んでないので原作との比較はできないが、時代背景やメッセージ性は充分に表現されており、ある程度の芸術性は備えている。
ロケやセットに力を入れていることは分かるが、古い白黒スタンダードサイズでフィルムの保存状態が悪いため、映像表現やカット割りの技術もじっくりと堪能できない。
また、セリフも聞き取りにくく、ストーリを追いづらい部分もあり、なにより、元々のシナリオの暗い重い雰囲気はどうしようもなく、楽しめる映画では決してない。
日本の映画史に興味がある人以外にはお勧めできません。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-05 17:45:59)(良:1票)
2.「木曽路はすべて山の中である」という書き出し以外何も知らなかった私が、映画を通して島崎藤村の「夜明け前」にふれることができた。先日見た「破戒」では、名作(小説としての)という感じをさほど受けなかったのだが、この「夜明け前」は滝沢修を初めとする劇団民芸総出演という熱の入れ方もあって、堂々の歴史ドラマとなっている。 誠実な生き方を求めるあまりに最後は狂人となってしまう青山半蔵、父の教えに従い一途に父に尽くすお粂、明治維新という改革の波は彼らには余りにも急だったのだろうか。主役滝沢修の好演と共に新藤兼人の脚本が光る。一刻も早いDVD化を望む。 【ESPERANZA】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-15 16:58:20)
1.映画としてうまい作品ではなかったが、主題はクッキリと出た。インテリと革命との関係、その幻滅。百姓に「地主のおまえ様に本当のことを言うと思ってただかね」と言われるの。みずから荷役に出ても、足手まといになってしまう。それが自己満足だと自分で分かってしまうインテリの苦悩。日本文学はこうした、大衆になれないインテリを好んで凝視してきたが、大衆芸術と言われる映画も、最初は職人仕事だったのがだんだんインテリの領分になってしまい、同じ苦悩を文学をなぞりながら語り出す。「みんな俺を気違いと思ってくれるか」と淋しく笑う半蔵のあたり、滝沢修の見せどころ。滝沢が23歳の役をやってるときに、北林谷栄はもう村のばあさん役で、陽気に木曽節を踊っていた。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-12-11 12:09:37)
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【点数情報】
Review人数 |
5人 |
平均点数 |
6.40点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 1 | 20.00% |
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6 | 2 | 40.00% |
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7 | 1 | 20.00% |
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8 | 1 | 20.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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