みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
29.コロンボシリーズは、子供の頃放送が楽しみで欠かさず観ていました。毎回、犯人を応援していたのは言うまでもありません。この作品は犯人がワインを海に投げ捨てるシーンが強烈に印象に残っていました。30年振り位に観ました。何時もの、芒洋とした姿で覆い隠した、深い洞察力と権威に臆することの無い強靭な意志で犯人に食らい付いてゆくコロンボとは趣きが異なっています。人生でワインしか愛せなく、愛するものを守るため凶行に走ってしまったエイドリアンを見つめる眼差しに思いやりと敬意、悲しみを感じました。エイドリアンの完全犯罪の破綻がワインであるのも自縄自縛とはいえ悲しいです。コロンボの「自供してくれますね」「なによりも嬉しいお褒めの言葉です」には酔いしれました。上質なワインのように味わい深く、心地良い余韻が残る素晴らしい作品に乾杯。 【The Grey Heron】さん 9点(2004-12-09 17:02:51)(良:3票) 28.アタシゃね、とにかくホシをあげるためなら何だってやるンですよ。いやね、殺しに良いも悪いもありゃしません。理由はなんであれ、殺しは殺しです。今回のホシもね、いつもどおり追い詰めようと思ったんです、途中まではね。でも、この人、ワイン以外のことでは感情ってもんが働かないんですよ。見てて分かったでしょ? だからしょーがない、奴さんの感情を動かすために、アタシゃ、ワインについてちょっとばかし勉強したんです。奴さんと会話の糸口つかむためにね。ワイン倉の温度調節機のこと? そりゃ、勘ですよ、勘。ワインのプロにしちゃぁ、温度調節切っちゃうなんて信じられませんけどねぇ。そんなの、アタシがホシに共感して尊敬しちゃうってことと同じでね。そりゃ、ありえません、アタシには。勘違いしないでくださいよ、ホシの立場だったらどう考えてどう行動するかは考えても、奴らの気持ちに寄り添うなんてことは出来ません。え? じゃ何であんな余韻たっぷりのラストにして、車の中で乾杯したかって? 決まってます、ホシを無事おとしたことへの安堵の表れですよ。レストランでの一件は、ありゃバクチですからな。あの人にボロ出させるには、ワインで動揺させるしかないと思ってました。計画通り行ってホッとしましたよ。全てはあの人を懐柔して真実を浮き彫りにするためのパフォーマンスだってことくらい、アタシのことよく知ってる人なら分かるでしょ? あ、そうそう、ちなみにカミさんの子守りがどーのこーのって話は、ありゃ全部出任せです。最初からカミさん連れて来るつもりなんかなかったんでね。 【すねこすり】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-02-02 15:09:59)(良:1票) (笑:1票) 27.この作品に敬意を表して、ワインを飲みながら鑑賞しました(2度目)。グラスの持ち方、デカンタの役割など、ワインの知識も多少勉強になりました。一つのものを極めた者の、こだわりを逆手に取ったしかけが、ポイントですね。犯人が、最後に、秘書に結婚を迫られたことについて「刑務所は結婚より自由かもしれない」という言葉に、酔いもまわり、思わずうなずいてしまって、あわてて振り返って、かみさんがいなかったので、またうなずいてしまった。 【パセリセージ】さん 7点(2004-02-21 15:05:21)(良:1票) (笑:1票) 26.コロンボシリーズ『最優秀作品賞』と『最優秀主演男優賞』にノミネートされて然るべき作品。主演男優賞はもちろん、ドナルド・プレザンスです。この作品、何と言うか他の作品とは『匂い』が違います。通常コロンボ作品の興味はコロンボが如何にして犯人を追い詰めるのかに集約されますが、本作は一つの優秀な『ドラマ』として観るものを引き付けていきます。そうなんです。これはミステリーというよりも正に良く出来たドラマです。それともう一つ。映画的な手法が見受けられます。たとえばカメラワーク。ワイナリーでコロンボとエイドリアンが別れるシーンでは、二人のアップから一気に引いて遠距離からのツーショットになりますが、これはブドウ畑を空撮していると思われるシーンとあわせて他のコロンボではあまり見られないシーンです。オマケにもう一つ。テレビ放送版では無かったと思うのですが、DVD版ではレストランのマネージャーとソムリエが思い切ったボケをかましてくれてます。まぁとにかく、この作品は推理物としてよりワインが大好きな男と、一人の刑事の極めてよく出来たドラマとして評価するべき作品です。警部、乾杯です。 【pony-boy】さん 8点(2003-11-22 14:01:54)(良:2票) 25.初見の際、最後の場面にたまらなく切なくなり、家人の目を避けこっそり涙を拭ったことは、永い年月を経た今でも忘れられない思い出。「コロンボ」で泣かされるとは、予想もしていなかった。この作品は、あらゆるジャンルを超えた、極上の人間ドラマだと思う。 【トバモリー】さん 9点(2003-11-03 11:44:58)(良:2票) 24.卑しい心の人ばかりが殺人犯となるわけではない。卑しい心の弟を殺害してしまう気持ちが重々伝わってきました。殺害に便乗する秘書も卑しいですが、この犯人は憎めない。最後のコロンボとの乾杯は名場面ですよね。 【SUPISUTA】さん [地上波(吹替)] 7点(2019-03-31 13:34:21)(良:1票) 23.あらゆる意味で格式高い一本。あくどい犯人相手に嫌味な態度で臨む「二枚のドガの絵」よりも、同情できる犯人に敬意を持って接するコロンボが見られる本作こそ、個人的には最高傑作に推したい。 【かんたーた】さん 8点(2004-11-15 19:31:24)(良:1票) 22.これはほんとに犯人に同情しますね。それにいつもは犯人もコロンボのしつこさにエキセントリックになるのだが、これは、犯人役のD.プレザンスもなんとも優雅に演じきっていた。最後の終わり方もいつもと違ってとても好きです。それで、私はこの作品で初めてコロンボさんが子供のことを話しているのを聞いた。いつもは、かみさんの事ばかり出てくるので子供のことは気にとめなかったので。なかなか味のある作品だったです。 【fujico】さん 9点(2003-10-27 22:11:55)(良:1票) 21.コロンボシリーズの最高傑作です。これ以上のものは私の中ではありません。ドナルド・プレザンスが愛すべき犯人役を見事に演じてます。コロンボがワインに関して勉強して、最後に乾杯するシーンは何度観てもジーンときますね。 【オオカミ】さん 9点(2002-08-17 15:44:04)(良:1票) 20.コロンボシリーズの全ての要素が最高に昇華され出来上がった奇跡の作品。コロンボ初見の方はこの作品から見てはいけません。 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 10点(2022-07-10 15:38:41) 19.犯人かわいそう~!あんなバカ弟、殺されて当然なのに・・・ でもそのバカ弟も婚約者に愛されており友人からの評価も高い。そして哀れむべき兄も「変人だ」ときちんと描写されている。このように丁寧に「人間」が描かれているのところが名作であると思いました。「二級品の整理」のセリフの切なさ、人事部に案内されるコロンボ・・・文句なし!大好き!10点! 【Bebe】さん [CS・衛星(吹替)] 10点(2014-01-29 19:24:46) 18.今回の犯人はワイン工場を経営する男。殺害方法がややわかりづらいも、 スッポンのようにしつこいコロンボのキャラがとにかく笑える。犯人を追いつめるラストでは、 ワイン専門家としては気づくのが少々遅すぎるという感もなきにしもあらずだが、 コロンボの仕掛けがどんでん返しぎみに効いていた。シナリオとキャラに安定感があって、 誰もが楽しめる万人向けのシリーズ。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 6点(2012-05-29 06:33:15) 17.いつものコロンボを見ていてコロンボが良い奴だとは思ったことがほとんど無いのだけれど今回のコロンボは意外に良い奴だった気がする。ネチネチとへばりつくことも余り無く、ワインについて勉強したりもしている。どうしたコロンボ?犯人に同情か?いつもは同情のフリだけじゃないか!ま、確かに今回の犯人は心底悪ってわけじゃないけどね。そう、コロンボはいつも犯人より悪いやつなのだ(それが面白いんだけどね) 【taron】さん 8点(2004-08-22 12:03:18) 16.すみません・・・・。人間ドラマも一流だと思いますし、謎解きもそれなりに素晴らしいです。ですが、傑作かと聞かれると正直「NO」です。(←なんで英語?) 私は『二枚のドガの絵』や『逆転の構図』の方が好きです。評価下げて申し訳ない・・・・・・。 【こわだりのインテリア】さん 4点(2004-07-16 03:49:05) 15.コロンボファンであり、大好きなのですがこの作品がシリーズ中の最高傑作かと問われると、そうかなあ?と思います。私的には殺された弟の恋人が意外に素敵だったので(ネックレスがステキ!)あまり犯人に感情移入出来ませんでした。コロンボもちょっとアンフェアなことをやってるし。・・・私にとっては普通に面白い作品です。 【JEWEL】さん 7点(2004-05-29 16:41:51) 14.どうしても納得がいきません!人生をかけてワインをこよなく愛する男が1週間もの間ワインを放置するなんて有り得ない!ワインが死んでしまう事は彼が誰よりも解かっていたはずだ。ココさえ上手くやってくれれば、綺麗で優雅で雰囲気のある良作だったのだが・・・出来れば犯人はなぜ結婚からあれほど逃げるのかも知りたかった。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2004-04-23 10:29:33) 13.なんで窒息死したのかが、いまひとつ腑に落ちず、すっきりしなかった。しかも、カキにモーゼルは合わないし。これがなければ、よくできた作品なのだが。ワインの和訳が変なのは、時代のご愛敬というところ。 【みんな嫌い】さん [DVD(吹替)] 6点(2003-12-04 12:33:46) 12.飲酒運転のオンパレードな映画。私は飲酒運転が嫌いなので飲んだら乗るなと言いたい。車の中で乾杯までして・・(刑事さん)。秘書の変貌にただただ勉強になりました。 【デイリー】さん 7点(2003-11-28 13:18:15) 11.その昔友人から、今テレビでコロンボが1番面白いと言われ、初めて見たのが、運がいいのか悪いのかこれだった。結局、これを超えるものはその後1本も見られず、後からこれがコロンボシリーズの最高傑作と言われている事を知った。この犯人が他の犯人と明らかに違うのは、決してワインだけではない人生そのものに対する深い洞察力である。犯人の方がコロンボより知的で、単なる事件の解明、知恵比べには終わっていない。それゆえ、ラストシーンの台詞も生きてくるのだ。テレビドラマとしては忘れ難い。 【大木眠魚】さん 8点(2003-11-26 22:17:45) 10.コロンボシリーズの良いところは、犯人は大抵が社会的地位のある人間なんだけど、ヤムニヤマレヌ事情で犯罪に及んでしまうという場合が多い点だと思います(個人的意見ですが)。だから、ついつい犯人サイドに立って観てしまう作品があるのですが、この作品もその一つでした。よく出来た作品だと思います。8点! 【RTNEE USA】さん 8点(2003-11-13 00:30:18)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS