みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
12.もっと軽いタッチのコメディだと思って見始めたのですが、思っていた以上にシリアスなドラマでした。 勿論いい思い出や懐かしい思い出もあるけど、多かれ少なかれ青春時代のトラウマのようなものってあるんじゃないのかな。それが後の人生に与える影響。僕もドがつくほどの田舎町の出身。そんな田舎が厭で都会に出てきた。若い頃は故郷に帰ると、故郷に残った友達に仕事のことや都会の暮らしを思いっきりカッコつけて着飾って話していたっけ…。 僕とシャーリーズ演じるメイビスは全然違うけど、分らなくもない。シャーリーズのかなりイタイ演技は素晴らしかった。本作は彼女にこれといった解決策を見出している訳じゃないけど、それでも生きていかなくちゃいけない。ジェイソン・ライトマンは「マイレージ・マイライフ」といい、本作といい、まだまだ人生これからだけど、もうそんなに若いわけじゃない。そんな人間ドラマを独特の切り口で見せる監督さんですね。ちょっと考えさせられるドラマでした。そんな僕もいまだに実年齢に精神年齢が追い付いていないと思う今日この頃です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-28 21:12:22)(良:2票) 11.自己チューで嫌な女の典型なメイビス。でも、そんな彼女にかなり共感した。田舎から出てきて東京でそれなりに活躍していたつもりの自分は、田舎でくすぶっている旧友に潜在的な優越感を感じていたように思う。結婚もせず独身を謳歌し、やがて不況の波にもまれている自分にとって、静かに幸せに暮らしている旧友たちがうらやましく思うようになったこのごろ。なーんて考えさせられる映画でした。単なるラブコメだと思って観たけど、予想外の収穫、良かったです! 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-01-19 01:01:28)(良:2票) 10.いたたたた!痛い!印象的なのが2シーン。①地元の町並みを、鼻に皺を寄せんばかりに忌々しく見回すところと②実家にまだ結婚式の写真が飾られていたところ、バツ1なのにーー。そういうのもまた彼女を刺激してしまうのよね。ゴーストライターの、「ライター」ではなく「作家」と呼ばれたいのよね、よく切り取られた大人になりきれないプライドが高い女の一編だと思いました。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-22 09:48:15)(良:1票) 9.幸せになれない肉食女子を描いた痛いブラックコメディなのですが、『JUNO/ジュノ』でオスカーを受賞したディアブロ・コーディによる脚本が相変わらず素晴らしく、男女を問わず楽しめる作品に仕上がっています。あらすじはかなり現実離れしているのですが、過去の栄光を懐かしんだり、初めての恋人を特別視したりといった主人公の心理には一定の普遍性があり、この点が観客と映画との間の共感の接点となっています。また、主人公の職業を小説家とし、彼女の歪んだ性根を小説によって明快に表現するという映画的工夫も素晴らしいと感じました。単なるバカ女にしか見えなかった主人公が、実は苦しい過去を抱えていたことが判明する終盤の急展開にも驚きと意外性があり、隅から隅まで計算し尽くされた脚本だと思います。。。 ジェイソン・ライトマンによる演出も安定しています。皮肉家で嫌味な性格なんだけど、どこか愛嬌を感じさせるキャラクターを描かせると、毎度この人は素晴らしい仕事をします。主人公のやっていることは最低で、その言動には同情の余地ゼロなのですが、それでもこのキャラクターを好意的に見てしまうのです。ハッピーエンドでもバッドエンドでもないクライマックスはいかにもライトマンらしい終わり方で、観客に何も押しつけてこないラフな姿勢に好感が持てます。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-10-13 02:47:36)(良:1票) 8.結局何も変わらないで、また都会に戻ると・・・。じゃぁこの作品は、何を言いたいの?と多くの人が思うのではないかと。エンディング、着地点をミスしてると思います。かなりイタイ話で見ているこっちの方が先送りしたい場面がいくつもありました。それでもこれをシャーリさまがやると、いかにもありそうな話で、普段着もやっぱりハマっています。ちょこっとキャメロンディアズ路線やりましたみたいな。シャーリー様はミニミニ作戦のころが光ってたな。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-07 18:50:39) 7.定番の流れなら反省して最後に違う幸せを見つけそうなもんだが、かつての自分のような考え方を持つ妹に説かれ、あっというまに元通り。そもそもその兄とベッドを共にした翌朝のシーンは、最初の方のシーンと全く同じ構図。観客はそこで違うものを想像する。例えばベッドから抜けずに寝ている彼を優しく抱擁するとか、また幸せそうに眠りにつくとか。しかし彼女は全く同じようにベッドから抜け、着替え、妹の居るリビングへ行く。そして説き伏せられもとの自分に戻るのだ。つまりベッドを抜けた時点で元の自分のままでいることが暗示されている。車と同じように、へこんだまま走り続けるのだ。そこが定番の映画と一味違う脚本のよさだろう。佳作。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-02-26 23:29:02) 6.学生時代のように余りにも真っ直ぐ過ぎる生き方は大人になれば無理なことなんでしょうね!!身に染みました。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-09 11:40:47) 5.僕自身、より広い世界で何かを成してみたいという望みはあった。そういう望みをがすべて消えてしまったわけではないけれど、いつの間にか生まれ育った土地で結婚をし子供が生まれ、日を追うごとに人生の方向性が確定し始めている。「幸福だ」ということに疑いはないつもりだけれど、完全に割り切れてもいない。 そんな三十一歳になったばかりの男にとっても、この映画が伝えるものは、色々な意味でイタく突き刺さる。 シャーリーズ・セロン演じるこの主人公のことを「馬鹿女」と一蹴してしまうことは簡単だし、とても楽だ。 実際彼女が馬鹿でイタい女であることは見紛うことなく確かなことだ。 彼女がああなってしまった原因の大部分は、彼女自身の人間性によるものであり、自業自得でもある。 しかし、その主人公の馬鹿でイタい言動の始終を追って呆れる反面、誰にも彼女を蔑む権利などないとも思える。 誰だってかつては彼女のように立ち振る舞いたかったはずだし、彼女自身、周囲がそうあることを望んだからこそ、無意識の強迫観念の中で自らの人間性を構築していったのだろうと思う。 ただそのまま歳を重ねるだけ重ね、一般的な価値観における「大人」になれなかっただけのことだ。 もちろん、社会の中で生きていく上で“ただそれだけのこと”では済まなくなる部分は多い。しかし、それを批判出来ることが出来るのは、何も知らない他人などではなく、彼女自身に他ならないと思った。 言い換えれば、辛かろうが、苦しかろうが、彼女自身が「それで良い」と心の底から割り切れれば、それが「正解」なのだと思う。 脚本も演出も素晴らしいが、敢えて特筆したくなるのはやはりシャーリーズ・セロン。 37歳のバツイチ女の荒み切った生活感を惜しげもなく表現したかと思えば、ある種狂信的なドレスアップ後には完璧な美しさを見せる。一人の女の中のこの激しいギャップが、殊更に主人公の悲哀を強め、キャラクターのオリジナリティーを高めている。“はまり役”といえばまさにそうだが、衝撃の“ヌーブラ姿”も含めて見事だったと思う。 この映画は、馬鹿でイタいオトナの女が、「痛み」を経て成長する物語……などではない。 己の馬鹿さもイタさもすべて抱えて、今一度「自分一人が大切だ」ということを噛み締め、髪を掻きむしりながらボロボロの体と心でそれでも前へ走り出す、そういう映画だ。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-11-30 16:14:05) 4.なんとも痛い女を描いた衝撃作。評価が難しい映画だ。駄作かと問われればそうでもないし、しかし映画と言わんとしてることは理解できず残ったのは不快感のみだし。個人的には痛い恋愛なら邦画「さんかく」みたいなやつのほうが好きかな 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-09-06 08:53:13) 3.監督が、「JUNO」 「マイレージ、マイライフ」 の監督だったので、期待して観ることに.. う~ん、らしい、と言えば、らしい作品だが..「JUNO」 ほどのインパクトも、共感部分も、無い..なんせ、観てる方も、イタくなるような、“イタイ女” のお話..凡作とは言わないが、強引なストーリー展開が気になる..そして、リアルさに欠ける..勘違い女はたくさんいても、主人公のような女、そうはいないだろう... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-17 19:49:57) 2.この監督はこういうの作らせたらほんとうまいな。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-30 14:47:52) 1.期待し過ぎちゃいましたかねぇ。もっと笑える話だと思ってたんですが、それほどでもなく、感動的な話でもなく、教訓めいた話でもない。絶対に叶うはずない主人公の願望を長々と見ていると、痛々しく思えてきました。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-03-23 23:02:06)
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