みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
59.あらゆる画面がほぼ完璧に近く、男と女の機微も非常によく捕えられていて、バカみたいに肌を露出させたりしなくとも男と女に驚くほど色気があり艶っぽいです。何気ない日常が断片的に切り取られているようでありながらも、現実と小説の世界が見事に交錯し幻想的にもなっています。もはや言わずもがなですが、トニー・レオンもマギー・チャンもとことんセクシーで惚れ惚れしてしまいます。・・・ただ気になってしまうのは、これは少々計算が立ち過ぎていて〝これ見よがし〟な印象も受けることです。 《追記》再見したのですが、やはり芸術を意識したような感じが鼻に付くところがあります。例えば、ラストのカンボジアの風景のカットをいくつか挿入し過剰なBGMをかけているところなどは、やり過ぎているように思えます。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-06 18:21:58)(良:1票) 58.メロドラマとしての格調の高さは大したものだ。狭さを意識した画面、その息をひそめている感じがいい。新聞社の無表情な大時計、赤いカーテンの揺れる廊下、と舞台もふさわしい。下の屋台へポットを持っての往復で、ちらちらと意識しあう男女。そのかすかな空気の揺れのようなものがメロドラマの味わい。ここぞというときに入ってくる憂鬱なワルツ、あるいはキサス・キサス・キサス。連れ合いが不倫をしている二人は、意地でも関係を結ばない。それが全編に緊張をはらませている。時代や社会やあるいは女の生き方についての思索など、余計なものを排除して純粋な織物を織りあげたって感じ。だからこそラストのカンボジアが引っかかる。あの時代の新聞社を舞台にしながらベトナム戦争に触れずに綴ってきて、ラストで竹の文化圏から石の文化圏のカンボジアに跳ぶあの画面の質感の急変、分からないからこそ、すごく引っかかる。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-12 10:52:15)(良:1票) 57.まず、映像と音楽が素晴らしくマッチしていると思います。日本で言うなら大正ロマンみたいな。その雰囲気の中にトニーレオンの古風な感じと大人の色気が交わって、いい感じでした。マギーのチャイナ姿はとてもきれいでしたが、髪形がマギーには似合っていないような…。物語としては、プラトニックな愛を遠まわしに語っているというか、私はそこがいいなと思ったんですけど。でも、最後にマギーが連れていた子はトニーの子?そこがプラトニックだったのか、実はそうでなかったのかを観る人に連想させてくれますね。内容よりも雰囲気が大好きな作品です。公式サイトも広告ポスターもアートな感じで、全体的にお洒落でした。 【smiLey'70】さん 9点(2004-06-13 22:56:09)(良:1票) 56.キワドいセリフもなければ、濃厚なベッドシーンもない。「不倫」という言葉すら一般的には浸透していなかった時代の、これはオトナの男と女の恋愛模様を、ウォン・カーウァイ監督の独特の映像センスで描ききった秀作。二人がいつから恋愛感情を持ち、どの程度の関係を結び、どうして別れたのか・・といった細やかな説明を省略している点で、ストーリーなどまったく重視されていないことは明白だ。あるのはマギー・チャンのチャイナ・ドレスの着こなし(とりわけ真赤なドレスで階段を駆ける姿を捉えたショットが素晴らしい!)と、彼女の匂い立つような成熟した大人の女の色香を見事に映像化した点だろう。 【ドラえもん】さん 8点(2001-05-13 16:51:28)(良:1票) 55.ウォン・カーウェイ監督の「恋する惑星」「天使の涙」もダメだった。 オムニバス作品の「愛の神、エロス」はまだマシだったが、この監督とはどうにも相性が悪そう。 W不倫を変に気取って撮っただけに感じられる。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 3点(2017-08-30 00:19:04) 54.なんか薄汚くて気持ち悪い。もうちょっとバカやってくれれば楽しめるんだが。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-07-14 23:38:35) 53.ああ、こういうことか。ウォンカーウェイにまたしてもやられた。 いっそ最初っから最後までずーっとスローモーションで、あの曲かけてほしいわ。 どちらも間借りしているのでそれほど裕福でもないのでしょうが、 なんだか品があるような気がする。そういう風に撮ってるのか。 最後はカンボジアである理由がよくわからんけど、香港人ならピンといたのかな? これはもう一度みたいと思う映画でした。 【Skycrawler】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-28 02:04:02) 52."女は顔を伏せ近づく機会を男に与えるが 男には勇気がなく女は去る" この映画冒頭に登場する一節だが、まず、嘘つけ!と言いたい。 勇気がないどころかトニー・レオンてばマギー・チャンを口説きまくり、え?そんなにグイグイ行っちゃうの?と思わず笑っちゃうほどの押しの強さ。 互いの配偶者が浮気?ならこっちもしちゃうもんねと開き直り、一緒にタクシーに乗ればすかさず手を繋ごうとするし、小説を書くから手伝って欲しいと、事あるごとに部屋に呼ぶというね。「2046」でも同じキャラが出てくるがこちらは終始ニヤケ顔でさらに色男になってるので要注意! たびたび流れる夢二のテーマがとにかくこの映画の雰囲気にあってて良い。特に意味の無いシーンでも、取り敢えずこの曲を流してスローモーションにしとけば格好いい画が出来上がるので大変便利だ。この時代の雰囲気は良く再現されていたんじゃないかと思う。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-10-08 00:45:30) 51.雰囲気の良い映画なんだけど、観るのが疲れてしまう。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-01-09 23:41:33) 50.2046はみようと思わなかったが、絵も音楽も幻想的で、大人の恋愛と感じた。 追記 久しぶりに再見。時代とともに自分の感じ方が変わってきた。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-22 10:57:13) 49.トニー・レオンが目にも耳にも官能的でエロい。 【mimi】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-22 10:25:42) 48.映像がいちいちキザ。バラード調のジャズなんかのミュージッククリップにちょうどいい感じ。アクションでも決定的シーンでもないのにスローモーションがきまるきまる。過剰に感じるところもままあるんですが、室内シーンの雰囲気ある光の使い方とか色彩が意外とイヤミがない。構図のせいだろうか。監督ウォン・カーウァイと撮影クリストファー・ドイルと美術ウィリアム・チャンの三者のコラボレートが独特の虚構の世界を作り出している。そのなかでトニー・レオンとマギー・チャンの歩く姿がひたすらセクシー。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-04-03 16:14:47) 47.これほどムーディな映画は、過去に記憶がありません。 大人の映画です。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-12 17:01:30) 46.赤を基調にしたクリストファー・ドイルの映像美が印象的。ストーリー的には大人の恋愛といった感じで、少々野暮ったいものの、「不倫」の予行演習を繰り返したりと、一線を越えないギリギリのラインでの駆け引きがユニークで面白い。トニー・レオンとマギー・チャンの演技力は言わずもがな。『恋する惑星』のポップさが好きな方には不向きかも。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-02 09:29:50) 45.あるときは、社長秘書として働く女の風景、女の夫が海外に出張に行くため物資が入手しやすく、女が知人のために外国行きのチケットや当時珍しい炊飯器を夫に頼んだり・・・とか風邪気味なのでしるこを作ったよ、とか男が書き物をするので、キミ手伝ってくれないか・・と女に頼んだり、男(チャウ)を相手に女が不倫している夫を問い詰める練習をしたりと、このふたりの「不倫とは言い難い」日常が、印象にも残らないような日常のエピソードが淡々と続くのみである。映像美だけを追求した画面の中で、このふたりの日常(密会)をただただ客観的に眺める映画・・・・でしょうか。節度を持った紳士と淑女のお付き合いをながめるだけの作品です。この映画にとってはストーリーなど、おまけにすぎないと思います。あえていうなら、この映画の見所はヒロインのチャイナドレスです。いったい何種類ものコレクションがあるんだろう、と思うぐらい彼女が登場するたび毎回違うチャイナドレスなのでした。監督が自分の表現したいものを自分の思うがまま映画にしただけ。好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、個人的にはダメでしたね。1回見たらもう2回目は見たくないという映画でした。 【☆Tiffany☆】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2007-07-31 16:24:55) 44.台詞も展開も少ないが、映像に説得力があるのでついつい先が気になって観てしまう映画でした。トニー・レオンの演技もさる事ながら、マギー・チャンは本当に素晴らしい。終盤「今、隣に住んでいる人は素性すら分からないのよ」と言われた時の、あの思い出と悲しみが込み上げてくる表情は絶妙でした。マギー・チャンの方が旦那にいよいよ浮気を問い詰めているのか?と思わせておいて、実はトニー・レオン相手の予行演習だったり、デジャヴのような繰り返しの展開、シンガポール・カンボジアと飛んだ終盤の展開など少し分かりづらくしてる部分もあったが、ああいう見せ方を敢えてしてるんだと思えば監督の個性と捉えられるので、面食らう事は無かった。展開はさほどないのに、主演2人の演技力と独特の映像美だけで飽きさせない99分。ウォン・カーウァイって人はやはりタダモノではありませんね。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-17 10:55:45) 43.ノスタルジーを感じさせる妙な空間。主役二人の粘っこい演技。このムードに酔って、しょうもない日常を忘れるべし。 【ぷりんぐるしゅ】さん 6点(2005-01-03 10:02:27) 42.絵的には雰囲気が出ていて良いが、ストーリーが浅くてラストがダラダラ長い。 【c r a z yガール★】さん 5点(2004-12-27 05:40:52) 41.ウォンカーウァイらしく捻りを効かせたストーリー、ドイルらしい色調の絵に時折見せる小津調の構図や間合い、カット割など、超えるか超えないかのギリギリの駆け引きが時代でもあり、大人っぽくも見えよかったです。がラストがグダグダでまとまりも締りもなく???で2046はあんな所にでてくるんだね。次も見てみるか。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2004-11-20 17:27:21) 40.最初はよく分かりませんでしたが、リズムに慣れてくるとまあまあ・・・みたいな感じです。ただストーリー自体は大したことないのでこの点数にしました。 【リーム555】さん 5点(2004-11-16 16:16:33)
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