みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
24.ニール・プロカンプ監督の前作「第9地区」は、彼の出身国である南アフリカ共和国でかつて行われた人種隔離政策(アパルトヘイト)が社会にもたらした影響を如実に反映した特異なSF映画だった。 個人的に、映画としての面白味は認めつつも、その年のアカデミー作品賞にノミネートされるなど、過剰な評価の高さに違和感を覚えた。 作品の性質上、もっとカルト的な人気を得るべきタイプの映画であると思えたし、この監督自身も限定的な製作環境の中で無限の可能性を示すタイプのクリエイターに思えた。 そういう思いがあったので、前作の思いもよらない大成功を経て、ハリウッドの潤沢な製作資金を与えられた作り手が、果たして“持ち味”を維持出来るものかどうかという危惧が期待を大きく上回っていたことは確かだ。 そうして、映し出された映画世界は、はっきり言って「凡庸」の一言に尽きる。 それほど悪くもないが、特筆すべきハイライトや目新しさも殆ど無かった。 SF大作として、映画全体のクオリティーはぎりぎり及第点に達しているとは思えるけれど、主人公にマット・デイモン、敵役にジョディ・フォスターを引っ張り出しておいて、「この程度」ではやはり低評価は免れないと思う。 莫大な資金を使って、近未来のロサンゼルスを自分のホームグラウンドである“ヨハネスブルグ化”して描き出した映像世界は見事なクオリティーだったとは思う。 しかし、理想郷である“エリジウム”との対比により、世界各地で見られる富裕層と貧困層との各社社会を反映する意図は充分に理解出来るが、描き出された世界観は明らかに前作やその多くのディストピア映画の二番煎じと言わざるを得ず、新しい映画としての高揚感がまるで無かった。 製作環境が一変しようとも、己の趣向を貫き通すだけの“エゴイズム”が、この新鋭監督に備わっていなかったことがもっとも残念に思えることだろう。 次回作は「第9地区」の続編かな?成功によるしがらみをかなぐり捨てて、原点に回帰出来るかどうか。この映画監督にとって、結構大きな分岐点になるような気がする。 監督の“お友達”のシャールト・コプリーは、良い味を出している。「第9地区」、「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」に続いて、演じるキャラクターの“イカレ具合”が安定している。勿論褒めている。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-10-14 23:27:52)(良:1票) 23.デビュー作の第9地区を大変気に入り、何回も見ていたので残念な気持ちになりました。エリジウムやロサンゼルスのスケール感が殆ど表現されておらず、同じ場所をただただ行ったり来たりしてこじんまりした印象に。ストーリーも捻りが無くかなりの薄味。寝ればいいだけの治療ポッドなど「魔法かよ!」と言ったレベルの適当さでした 。デザインは相変わらずセンスが光っており素晴らしかったのですが、せっかくパワードスーツを着用したのに大暴れもしないので、気持ちが更にモヤモヤしました。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-09-21 17:35:23)(良:1票) 22.どんなに文明が発達しても人間が支配している限り変わらん。 【TERU】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-03-06 21:14:35) 21.未来SFで世界観は好き。でも有り触れたストーリーで新鮮味無し。 マットデイモン&ジョディフォスターの豪華主演。これだけでも話題をさらえそうだが 格差社会をフォーカスしているように富裕層と貧困層の対決は見所であったがキャストのネームバリューに打ち勝つほどのスペクタクルは乏しかった。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-11-28 00:08:23) 20.『第9地区』がとても良かったので、期待MAXで視聴したのが悪かったのか、全然入り込めなかった。 ツッコミどころ満載の映画でも楽しめるものは楽しめるんだけど、これはダメだった。。。強引でもいいから納得できるだけの説明がほしかった。残念。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-17 14:02:44) 19.まあ世界観はいいと思う。突っ込まれがちな設定もしょせん映画なんだからおおらかに見ればよい。でも何かイマイチつまらない。やっぱせっかくパワースーツ(?)取り付けてもらったんならもっとマッチョに強くならなきゃ。それでグイグイ大暴れすればアクションものとして面白くなったのにと思う。あと、マット・デイモンの坊主は似合わない。これ減点の対象。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 6点(2021-06-19 12:44:42) 18.マット・デイモンって見た目もイマイチでスター性も感じないし、何で人気があるのか疑問に感じる役者の一人ではあるんだが、いつのまにかブルースウィルス的になっていたとは・・・。それはそれとして、作品内容に言及すると、もうちょと社会派に描けば面白そうなんだが、バトルアクション偏重になってしまったのが残念な印象。あとせっかくの「脳内データ」ネタなんだが、ケーブルで出し入れ可能なんじゃただのHDでしかないじゃん。人為的・機械的に出し入れできないのが「脳内データ(記憶)」の利点なのに・・・。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-12-06 14:29:56) 17.設定は面白いし、世界観も良くできている。 予告編ですごい期待感を持てる作品なのだが、実際のストーリーは平凡。 非常に勿体無い作品だ。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-05-10 22:24:45) 16.主人公が身勝手に見えて応援できなかったです。秩序を乱され、死傷者続出であろうエリジウム側が可哀想とさえ思えた。 【リン】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2018-01-23 11:59:05) 15. ロボコップの悩みなんかバカバカしくなるくらい先を行っている、と思っているうちはかなり高得点。 その技は赤影とかゴエモンにまかせとけ、と思い始めた後半は残念。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-18 19:14:33) 14.残念ながら主人公の戦う姿勢に共感できなかった。 主人公マックスは特権階級が支配する「天国のカギ」にアクセスしたうえで、クーデター的な市民解放を目指す。 たしかに真実や不死の力が一部の人間に独占される世界は間違っているのかもしれない。しかしだからといってそれを大げさに空からバラまくようなやり方が本当に正しい解放だといえるだろうか。 主人公は安易な戦い方を選択したと思う。その捨て鉢な態度から伝わってくるのは愛情ではなく憎しみであり、祈りではなく絶望である。すべての市民にわけへだてなく与えられるようになった「不死」は新しい時代の怠惰や隷属を意味するもののように思えてならない。 この監督は映画の厳しさに真剣に向きあおうとはせず、表現の前におびえ、その力を疑った。とってつけたようなハッピーエンドも娯楽映画に埋没する監督の自己弁護にしかきこえない。 【月の】さん [DVD(吹替)] 4点(2016-01-01 11:08:23) 13.予告編に騙された..主演が マット・デイモン だから、ハズレはないだろうと、高を括っていたら、コケタ..ストーリー設定は良いとしても、細かい部分でツッコミどころ満載..登場人物の言動や、ストーリー展開が、ご都合主義そのもの..物語の中身は薄~くて、ぺらぺら..典型的な、ハリウッドらしい、B級映画って感じ..あんなに科学技術が発達しているのに、スペースコロニーの防衛力、脆弱すぎ..格好つけてないで、天井付けろよーって思う..残念ながら、期待ハズレ..しょぼ過ぎる..ガッカリ... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-02-14 13:32:30) 12.どこかで見たことがある感じが満載な映画です。 あの後、人類は滅んだんだろうね・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-01-03 19:09:13) 11.全体的にクオリティーは高いのに、映像もストーリーも既視感満載。よく出来た映画にもかかわらず、最近乱発される凡百の近未来SFに埋もれてる印象。第9地区はあんなに毒の効いたインパクトある作品だったのに、どうしちゃったんだ? 【54dayo】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-11-10 00:04:46) 10.凄く期待させる始まりですが、意外に普通の出来。 設定はいいものの、B級映画感が満載で、それはちょっと残念かもしれないしやじゃりこういったものかもしれないし。映像でキレイなところも多いですけどね。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-10-08 21:28:15) 9.空を見上げるとそこにはエリジウム(昔の子供向け科学絵本に載ってそうな、これぞ「宇宙ステーション」という形をしています)。そこに見えるのに、たどり着けない場所、その憧れを感じさせる描写が、いいですね。一方で、エリジウムの側からは、地表の人間の姿が手に取るように監視されてしまう。こうして見ると当然にして、エリジウムが米国で地球が第三世界各国、ってな感じになる訳で、おお、アパルトヘイト批判に続いて今度は(殆どお約束のように)米国批判ですか、と。それはそれで別に悪いとは言いませんけれども、この映画、ピンと来ない部分があって、それはつまりあの、エリジウムへの密航者のエピソードが描かれる中盤の場面なのですが。このシーンによって、「地球の人間がエリジウムに行きたい理由=病気が治せる」というのがわかるのですけれども、このシーンを我々に見せてしまったせいで、後半、エリジウムへ主人公がやってくる場面のインパクトが薄れてしまった気がします。前半で密航者の「エリジウム行き」を見せるのであれば、それは後半の主人公の「エリジウム行き」と韻を踏む形でその先に待ち受けるかも知れぬ悲劇を連想させるものであれば、納得なのですが、どうもこの密航のエピソードが、単なる設定の説明になっちゃってるように思えて。むしろいっそこんなエピソードは削除し、エリジウム内の描写自体を前半は最低限にとどめ、後半の主人公のエリジウム行きにおいて、その未知の世界であるエリジウムに主人公と我々がともに踏み込んでいく、という流れの方が、ワクワクしたんじゃないのかなあ、と。それとも、あくまでエリジウム=米国だから、すなわち映画の観客もまたエリジウム側の立場、という前提だから、エリジウム内の描写を控えめにする必要なし、ということなんでしょうか…。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-17 23:31:38) 8.格差社会を表現したSF映画でしたが、僕はそんな要素よりむしろ、単純なSFアクション映画として楽しめました。ダメな人が真価を問われる状況に追い込まれる展開ってので、「第9地区」を思い出しましたが、なるほど同じ監督さんでしたか。中東の雰囲気とSFを融合させたような世界観が魅力的で、SFなのに、どこか紛争映画のようなリアルさが感じられた点も良かった。脇役も魅力的で、主人公のマックスが最終的な決断を下す要因となった病気の娘を抱えた母である幼馴染の医者のフレイをはじめ、ジョディー・フォスター演じるエリジウムの支配を目論む非情な高官デラコート、その雇われ始末屋である日本刀で武装して狂気を宿すクルーガー、エリジウムヘの密入国を斡旋する組織のリーダーであるスパイダー、マックスの務めるアーマダイン社CEOでありエリジウムの設計者のカーライルなど、それぞれの人物の思惑が物語の進行を導く展開がしっくりきます。僕は出番は少ないですがマックスの悪友のフリオがなんか良かった。単なる悪友だと思っていたら、意外とマックスのことをちゃんと考えていて。腕にIDを焼き付ける機械や、警備アンドロイド、地上から宇宙船を追尾するロケットランチャー、肉体に直接つける機器などガジェットもなんか兵器臭くて好きです。脳のデーターをシンクロさせるシーンも、Ipadなんかを同期させるのに似ていて、なんか萌えました。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-06-11 17:25:07) 7.結構面白かったですが、目新しさは無くちょっと期待を裏切られた感じです。映像は綺麗でアクションも豊富ですが、内容は安易で安っぽいです。どんな病気も治す医療ポッドはなしでしょう。荒唐無稽過ぎます。欲しいけど。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-05-01 19:16:21) 6.「第9地区」が大好きなので期待しすぎました。あとマットじゃないほうがよかったような気がするが、でもみとかないといけない1本ですね。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-24 16:03:15) 5.若いし才能のある監督だと思うけど、二作続けて「ゲロシーン」あるのは、嘔吐嫌悪症の私には減点対象となります。 【毒林檎】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-02-23 11:41:59)
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