みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.どういうスタンスで見たかによって評価が変わる作品だろう。 はじめからPVだと知っているか否か、あるいは前田敦子の大ファン‥‥この2つに当てはまるのならばそこそこ満足のいく出来であると思う。 しかし、私みたいにとにかく黒沢清作品が好きで全作品を見なきゃ気が済まないほどのファンにとってはちょっとどう受け止めていいかわからない作品となっている。 いや、ちゃんと黒沢節が発揮されていたし、おそらく発注通りに作られていて良いPVとなってはいるのだが、やっぱりサスペンスとかホラーとかに期待しちゃうと全然楽しめないのである。(一応謎っぽいものが散りばめられてはいるが、それほど深読みさせるほど興味を引くものではない) 前田敦子VS鈴木亮平の戦いはなかなか面白かったが、マエアツが突然歌い始めたりしてちょっと引いてしまった。 【ヴレア】さん [インターネット(邦画)] 3点(2018-07-05 06:16:42) 2.思い切り偏見ですが、アイドルの「私、ここまでやれるんです」というドヤ顔を見せられたような気分です。でもカメラワークや映像のカッコ良さは印象に残っています。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2015-02-04 00:27:42) 1.まず最初に断っておかなければならないのは、本作は前田敦子の新曲「seventh code」のPVという位置づけであることだ。従って総合的なプロデュースは秋元康が行っているようである。しかし、そのようなことで本作の価値が減じられるものではいささかもない。むしろ、それゆえに映像の自由度を獲得したとさえいえるかもしれない(秋元氏から自由に撮るよう言われたとのこと)。わかる人には「黒沢清の活劇!」といえばすぐに伝わるだろう。冒頭から建物の前に停まっている青い車。既に非凡な構図である。完璧なフィックスの構図から、車が発進すると同時にトランクをがらがらと鳴らしながら前田敦子が左から現れ、カメラは右へパンする。前田敦子は追うが追いつけず、車はUターンし、反対車線を走り去る。カメラはそれを追い左へパンする。静止したショットからこのダイナミックな展開は計算し尽されており凄みを感じる。その直後のトランクを画面の手前に置いておくショットも息を呑む強度を誇っている。幽霊のようなカメラの動き、翻る(過剰なほどの)カーテン、「カリスマ」を思わせる「大きな力」など言及したいショット、ストーリーは数え切れない。ただ何と言ってもラストシーンのスタイリッシュさは、黒沢清の偉大さをただただ示している。なお、前田敦子という女優については可もなく不可もなくといったところだろう。 【Balrog】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-01-17 07:52:43)
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