みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
183.フランク・ダラボンなのでどうせ泣かせる仕掛けはしっかり出来ているんだろうとナナメに構えていたが、やっぱり巻き込まれてうっかり涙してしまうあたり、さすがはダラボンだなぁと妙に尊敬させられてしまった。「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」ほど設定に無理なあざとさがないのも良い。ファンタジーとしてありがちなストーリーだとは思うのだが、主演にジム・キャリー、背景に戦争とハリウッドの赤狩りを持って来たところが物語に奥行きを加えることに成功した。平和ボケ日本人にはもう一つピンと来ないのかも知れないが、アメリカ人が常に政治に真剣であらざるを得ないことの背景には、自分の一票が自分自身や家族、友人の誰かが戦場に赴くことに直結しているという重さがある。赤狩り自体を省みるという観点以上に、全く戦闘シーンのない戦争映画として、あるいは国を動かしているのが一人一人の国民であるという基本原則に立ち返らせる呼びかけとして、偶然とは思うが9・11テロ直後のアメリカでこの映画が公開されたことは非常に興味深い。プロバガンダだ、大衆操作だと言われているが、9・11テロでアメリカが戦争に向けて浮き足立っているタイミングでこの映画を公開できるだけの自由がかの国にはある。それだけでも、素晴らしいことだと思う。 【anemone】さん 9点(2004-01-02 12:24:21)(良:3票) 182.DVDで観ました。 「フランク・ダラボン3部作の最後!」を最初は意識してて、でも他の2作からするとあまり名前を聞かないので「コケたのかな?」なんて勝手に思いながら見始めたら、これが実にのめり込めました。 子供達を失ったローソンという町にルークが戻り、潰れていた映画館を再生していく場面に、失意の底にいた町の人たちの、「取り戻していく」喜びが感じられ、こちらもワクワクしました。実際ピーターは、10年以上前、脚本家になる前はルークだったのかな?などと思いながら・・。 最後の聴聞会の時、「合衆国憲法うんぬん・・」となった時、「やばい!これはまたアメリカ万歳でお気楽に終わってしまうのか?」と焦りましたが、そこまでではなく(少々その臭いを残しながら)、ローソンの町にもう一度歓迎された所で、「良かった・・・」と素直に思える良い映画でした。 監督は、この映画を、先の大戦で亡くなった人たちへのオマージュ、そして遺族への贈り物としたかったのではないでしょうか?日本でもこういう映画が作れるようになるといいな、と思いました。 【けろよん】さん 8点(2004-11-15 17:24:22)(良:2票) 181.ショーシャンクの監督さんでも、また全然違ったテイストなんで、同じ感じをこの映画に求めると期待はずれになると思うねん。ただ、ショーシャンクもそうやけど、どっか現実離れしたファンタジー的な雰囲気が、この監督さんの映画にはあると思うねん。だからリアリティー感もうすい。ご都合主義とか赤狩りとか色々考え出すとたぶんこのちょっと童話みたな物語を普通に楽しめないんちゃうかな~。俺は単純なんで二時間以上でものめりこめたし、泣いてもーた。主人公に感情移入もできたし。終わりは予測できるほど、予定調和やけどね。なんのヒネリもございません。あと、今の自分の世界は、戦争で何かを信じて戦った人達の多くの犠牲のうえにあるんだということを、なんとなく感じさせてくれた。それとやはり映画には夢があるって思えた。 【なにわ君】さん 10点(2004-10-02 23:51:03)(良:2票) 180.この映画、基本路線がファンタジーなんですよね。そのことを知らずに見るとイタい映画だけど、ファンタジー映画だと思ってみると悪くない。ジム・キャリーのヘタウマな演技(けなしているのではなく、誉めている。コミカルな演技と言い換えてもいい)がファンタジックな雰囲気にピッタリはまっていて、私はその点を評価する。気になったことは、ファンタジーとアカ狩りの食い合わせが悪いこと。それと、当時の田舎のアメリカ人がアカ狩りの対象になった人物をああも暖かく迎え入れるはずがないじゃないか、ということ。アメリカ人のアカ嫌いは、すごいもんがありますからねー。ましてや時代は50年代。疑惑がかかっただけで白眼視ですよ、きっと。 【ノコギリソウ】さん 5点(2004-02-24 23:46:05)(良:2票) 179.「ショーシャンクの空に」、「グリーン・マイル」ともにいまいち感動できなかったので嫌な予感がしていたのですが、またもや感動できませんでした。こういうことが言いたいのだろうと無理やり解釈することは出来ても、どうしてこういう方法でこういうメッセージを伝えようとしたのかという疑問の方が大きくて、素直に感動できなかったんです。「ショーシャンクの空に」、「グリーン・マイル」そして「マジェスティック」の3作品を見終わってみると、フランク・ダラボン監督の映画は全部、好意的に解釈して納得するのが精一杯で、物語に素直に感動することが出来ないということが分かりました。きっとこの監督との相性が悪いんでしょうね。 【もっち~(←にょろ)】さん 5点(2003-12-24 06:05:17)(良:2票) 178.クライマックスのボルテージがそれほど高いわけではありませんが、映画としてしっかりと纏まっていたという印象です。吹き替えの影響もあると思いますが、ジムキャリーは良かったと思います。 一番根底には、「表現や言論、信仰の自由」があるのだと思いますが、題材となっていた「資本主義を脅かす共産主義」という発想が蔓延っていた時代から見たら、今アメリカの大統領選で格差是正を唱えて番狂わせを起こしつつある候補はどう見えるのでしょうか。格差拡大に拍車をかけてきた資本主義のつけが色々な形で表に出てきて、世界中の人々がそれに気づき始めている、という流れの一端が、こういう所に現れてきているように思えます。個人的にはこの流れは応援したいし、問題を抱えつつもアメリカは進歩しようとしている印象を受けます。翻って、今の日本の政権はなんか怪しい感じ。なんか中国共産党のような雰囲気が出始めている。そのうちこんな話もできなくなるのではと心配になります。日本人も目を覚ます時が来ているのではないでしょうか。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-02-11 12:02:48)(良:1票) 177.最後モノクロ写真が出てくるところ(確かラストはそうでしたよね~)、けっこう感動しました。記憶喪失になったものの、こんな風に第二の人生を謳歌できたらどんなに素晴らしいことか。当時の時代背景がそうさせるのか、この映画の雰囲気好きです。ジム・キャリーの渾身の真面目演技もそれなりに良かった。 【カーマインTypeⅡ】さん 9点(2004-07-13 20:23:03)(笑:1票) 176.「ガンプ」をあげている方がいるが、言えてると思う。日本でなら「寅さん」かな。アメリカ人にも、日本人にもそれぞれに共通の理想、夢が心の底にあって、それをスクリーンに映し出したのが、こうした作品だと思う。寅さんみたいな人が本当にいるわけもなく、いたとしても世間に受け入れられるわけもないが、映画の中で、その底抜けの人の良さに思わず心暖まる思いを抱く。「マジェスティック」もそんな映画だ。正義や自由という理想、それを抱く人間に対する信頼、それが作品の底に力強く流れている。「ガンプ」は苦労することなくアメリカの現世的な成功を得て行くが、ピーターは何を得るのか。私は「ガンプ」はいまひとつ楽しめなかったのだが、この作品では、終わったとき心が暖かいもので満たされているのを感じた。お勧め。 【駆けてゆく雲】さん 7点(2004-07-10 14:52:18)(良:1票) 175.まず、あまりにも長い。2時間半引っ張る為には、もう少し工夫が欲しかった。「いつ感情移入しよう」とか考えてる間に疲れてしまいました。1時間半で出来る話だと思うので、TVで(カットされてるのを)観たらもう少し高得点だったかもしれません。泣ける話は嫌いじゃないだけに、残念です。 【金子淳】さん 4点(2004-06-29 11:25:52)(良:1票) 174.観た人に感想を聞いたら「楽しくない」と言ってましたが、僕は好きです。 【ゲソ】さん 10点(2004-06-20 01:07:49)(笑:1票) 173.雰囲気としては主人公の特性を「フォレスト・ガンプ」のトム・ハンクスの様な存在であると思って良いだろう。いるだけで、周りを幸せにする、周りに変化を与える、そんな主人公が登場する感動のストーリーに仕上がっている。実際には、トム・ハンクスよりも強烈に周囲に影響を与えるところが、レビューを見るだけでは「大袈裟すぎてつまらなさそう」と思うかもしれないが、その大袈裟すぎるところがこの映画のKeyなのである。そのkeyである大袈裟すぎる彼に対する期待や興奮が裏切られ、絶望へと真っ逆さまに落ちてしまう周囲の人々。そして、彼から新たなる希望を受け取る周囲の人々。実に素晴らしい作品であると思う。 【000】さん 9点(2004-06-16 18:37:36)(笑:1票) 172.感動すべき作品なんだろうなとは分かってるんですが、多少のひっかかりがあるのでこの点数です。マイナス要素は、赤狩り批判とマジェスティックという映画館の再建がスムーズに結びつかないこと。ルークという物言わぬ死者を都合よく利用してるように見えることです。愛国者だからこそ、共産主義者摘発に協力するという理屈も成り立つと思います。 【次郎丸三郎】さん 6点(2004-05-08 16:05:34)(良:1票) 171.まあまあでした。 【ギニュー】さん 6点(2004-04-26 00:24:15)(良:1票) 170.戦争で戦った若者達が命を懸けて守ろうとした国家が、いつのまにか理想からかけ離れていく事に対する憤りを感動的に描いています。自由と民主主義を守るために、アメリカは第二次世界大戦に参戦しました。しかし、多くの若者の犠牲により勝利した「自由の国」が、その後、共産主義から国を守るという名目のもとに「赤狩り」により言論や集会の自由を奪う行為を行います。自由を守るために戦えと言っていた国家が、新たな敵と戦うため国民の自由を弾圧したのです。国家や国民のためと信じて命を懸けた人たちの行為を、国家自体が裏切ることは、現在でも、またどの国でも起こり得ることかもしれません。犠牲になった若者達の声を代弁する議会での演説が胸を打ちます。「命を懸けて守ろうとしたのはこんな国ではない。」ダラボン監督会心の作品です。 【パセリセージ】さん 9点(2004-03-20 21:07:20)(良:1票) 169.こんなジム・キャリーあり?そりゃダラボンがコメディに挑戦!って勝手に想像してた俺が悪い。でもジム・キャリーだけは永久にジム・キャリー!でいてほしかった。あぁ辛いわ。まぁストーリーには感動したけどね。ショックでかい。 【モチキチ】さん 4点(2004-03-20 02:10:47)(良:1票) 168.あまり感動もなく、普通に観てました。 【アルテマ温泉】さん 4点(2004-03-19 18:40:00)(良:1票) 167.素直に感動しました。結構ありがちな発想だとは思うんですが町の人たちの気持ちが伝わってきてこの点数にしました。個人的にはやはりコメディのジム・キャリーが好きですね。 【ゆきむら】さん 6点(2004-03-17 03:02:27)(良:1票) 166.3つくらいのお話を1つにした感じ?1つのお話は好きだけど、それ以外のお話はあんまり・・・。とにかく長かった。 【denny-jo】さん 6点(2004-03-09 12:47:10)(良:1票) 165.シリアスなジム・キャリーもいいですね~。話が難しく分かりにくい場面もあったが感動したからいいか(^o^)2時間半の時間も短く感じました。 【トシ074】さん 6点(2004-03-06 10:53:37)(良:1票) 164.この映画の主人公は一応ジム・キャリーだが、本当の主人公は町の人達だと思う。終盤、ルークの恋人やルーク自身によってピーターは変わっていくのだが、そこのストーリーよりも町の人たちの思いの方が強く響いてきた。特にハリーの言動には涙をそそられる。 【ヒョー$】さん 6点(2004-02-14 18:29:19)(良:1票)
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