みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
262.久しぶりに時間を忘れて見入ってしまった、そんな映画。それほどに怖い。責任の所在を自分の外に押し出されるだけで、どんどん理性を失っていく「看守さん」の姿に戦慄を覚えた。いやしかし、ちょっと待ってくれよ。いくら理性を失うようなシチュエーションに誘導されていたからといって、あそこまで露骨に人間変わるか?人間の理性ってそんなに脆いのだろうか?そんな疑問を一緒に鑑賞した友人に投げかけた。すると、興味深い返答を得た。「逆に理性が強い人間ほど、ルールに則ろうとする。この場合のルールとは、徹底して『看守さん』を演じること。だから、豹変した彼は理性的な人間だった」。なるほど一理ある。そこで、疑問の内容を「人間のモラルってそんなに脆いのだろうか?」と言い換えてみると……あー、やっぱ脆いかも知れないね。我々の元に毎日飛び込んでくる異常な犯罪ニュースを聞いていると、そんな気がしてくる。「異常」って言葉を使ったけど、そんな異常な犯罪者は、犯罪を犯すまでは善良な一市民だったケースも多かろう。明日は我が身、何かしらのきっかけで自分のモラルが崩壊する可能性を危惧することは、決して杞憂ではないんじゃないだろうか?「ついカッとなってやった」「ムシャクシャしてやった」「まさか死ぬとは思わなかった」「今は反省している」…そんなありふれた容疑者のコメントが、自分の口から出る日が絶対に来ないと誰が言えるだろう。人間としての人間、動物としての人間。その境界線の位置づけについて深く考えさせられる作品でした。いつか俺が逮捕されたら、このレビューのことを思い出して、笑うなり身震いするなりしてみて下さい。 【コバ香具師】さん 8点(2004-06-22 03:41:23)(良:8票) 261.高校の時の体育教師Yが何故あれだけ威張って(暴力付き)いたのか、今わかった。彼は実験をさせられていたのだ! 【死亀隆信】さん 8点(2003-01-24 02:28:10)(笑:5票) 260.まずコレを実話と勘違いしている人が多いのに驚き。実話の設定をヒントにしただけの完全なフィクションだ。ビジネス書等にたまに出てくる題材なので期待してみたがスタートはいいのだが、中盤からおかしくなり、後半はハズレだった。記者潜入→挑発行為で実験としては成り立たず、フィクションくさいなあと思ったが、ここまでひどくなるとは。まず、人間に狂気があるのは認めるが、状況証拠ありまくり、身元バレバレの状態で、残忍な犯罪行為をする事は普通ありえない。もしやるなら関係者全員殺して、証拠隠滅する覚悟でやる。看守達にその覚悟は感じられない。それに看守の方は通勤しており、いつでも辞められるし(通勤しなきゃいい)、極限状態でもなんでもなく、よく戦争なんかで言われる極限状態の狂気というのは全くあてはまらない。(ちなみに戦争は合法的殺人なのでこの実験とは別。戦争殺人は法の問題ではなく倫理の問題。)これは与えられた環境・役割・ルールを守る事による、心理変化の実験のはずだが、そもそも法を守るという社会的ルールの上に実験のルールが来る事は通常ありえない。仮に実験の最中に怨恨が生まれたとしても(人に接すれば気に入らないヤツの1人や2人はどこにでもいる)、犯罪行為が行われた時点で実験は破綻していて、もう普通の刑事事件の範疇。その辺の傷害・殺人事件と同じ。あとはヤクザの抗争以下の報復合戦でしかなく、単なる3流バイオレンスにしかなっていない。 展開が破綻しまくっている映画だ。 【東京50km圏道路地図】さん 2点(2004-04-01 21:39:48)(良:4票) 259.これを親と見てえらい目にあったなあ。 看守役と研究員の一やりとり。 研究員の女性を襲おうとして看守役が吐いたセリフ 看守役「ぐぇへっへっへ、アソコの毛は剃ってるんだな。」(たしかこんな内容) 親をちら見。親もこちらをちら見。 撃沈。 【ノマド】さん 6点(2003-10-30 01:06:03)(笑:4票) 258.支配・被支配の関係付けによって生まれる人間の醜い姿がありのままに描かれている。辱められる他人の姿を見て優越感に浸る喜び、浸りつづけたいという欲望、そして、エスカレートしていく欲望を抑える事はいつの間にか出来なくなってしまう…。ヒトであるが故の醜い醜い心情が剥き出しにされている。そしてラストシーンの視覚効果。白と黒の服を着ている2人の姿が、スクリーンがぱっと黒くなると同時にそれぞれ逆転して目に映る。支配・被支配の関係を衣服の白・黒に関連付けた何とも皮肉なラストシーン。前から評判は聞いていたがずっと避けてきたこの作品。ほんとに観て良かった。でも二度観たいとは思わない。 【SAEKO】さん 10点(2004-01-20 17:31:33)(良:2票) 257.人間の本能として誰しも暴力性や狂気性を持っているだろうが、その出現に環境要因が大きく作用すると言う事か。実際、名古屋刑務所での刑務官の暴行致死、など最終的な判決はどうなるかわからないが、身の回りで起きている事実があり、おそらくその刑務官達に暴力性を誰も感じることなく日常生活を送っているのである。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2003-06-04 17:39:13)(良:2票) 256.「状況で変わってしまう心理」という題材を映画化するのには無理があると思う。観ていて演技なんだ、とさめちまった。オーバーすぎ。 【kaneko】さん 0点(2002-12-09 08:33:40)(良:2票) 255.個人的な意見になるかもしれませんが、こういった映画に脚色や、誇張はあまり必要ないと思います。私としてはより事実に近い形で撮影してほしかったです。アクション映画のようなカメラワークや音楽はいかがなものかと思いました。実験の内容自体は非常に考えさせられるものがあるのですが、演出の方向性に不満が残ります。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-11-25 05:04:25)(良:1票) 254.実際に行われた実験に基づいているとのことですが、いくらなんでも誇張、脚色されすぎではないでしょうか。実験の責任者の教授が途中で居なくなって以降はついていけませんでした。多少エスカレートすることはあっても(恐らく実際の実験はこの多少の時点で中止されたのでしょう)姓名、職業、住所全て明かされている上で14日後には普通の生活に戻るという状況で、あそこまでの犯罪行為に走ったり、実験の助手への酷い扱いなどもあり得ないでしょう。特に総括も無く、主人公と恋人が海辺で佇むラストもよく分かりませんでした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 2点(2010-11-21 18:05:23)(良:1票) 253.プロレスごっこでじゃれてるうちに結局喧嘩になってしまうパターンの ごっつい版 【くまさん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2010-06-02 07:11:46)(笑:1票) 252.ゲーム的な気分にしだいに「マジ」が入り込んでくるあたりが見せ場になるはずなのに、主人公が積極的に挑発してしまうので興を削ぐ。特定の誰かが仕掛けることなく、集団そのものの力学で事態が悪化していくべき。屈辱を与えなければならないという発想や、連帯責任の発想といった、人間集団の病理に迫れるところを、後半は既視感のあるB級映画の世界に逃げてしまった。個人の資質と無関係に状況から残虐は生まれてくる、って大事な話なんだけど。閉所恐怖症気味の人間としては、あの箱に閉じ込められるシーンがないといいな、と念じつつ見てたが、やっぱりあった。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-06-26 12:15:26)(良:1票) 251.最初のほうの密室に入れられて、色んな映像をサブリミナルで見せて実験するシーンで コマ送りにすると、マ○コがドアップで 無修正で映ってました。 びっくりしました。 【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-17 10:43:38)(良:1票) 250.映画化ということでどこまで誇張したのかわかりませんが、主人公の行いが全ての悪で、それが全体に加速していっただけとしか私は捉えきれませんでした。あの主人公のような人間が実際にいたとして、鎮静させても聞かず、さらには体臭のことまで言われたら、カチンとくる人間が多いはず。それで看守側も酒の勢いもあってやりすぎたもんだから、お互いヒートアップしてしまった。これは内心にある衝動ではなくて、ただの喧嘩の延長です。この映画を見て、ほんとの実験の内容、顛末がどういうものだったのかますます気になってしまいました。 【ぶるぅす・りぃ。2】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-04-07 17:48:39)(良:1票) 249.いくら模擬刑務所と言いながらも囚人暴れすぎですねぇ。おまけに看守も暴れすぎ。人殺しちゃったら何の意味もないと思うけど。。。でも一番アホなのは教授ですかね。実験中に留守にするなよ(笑) 【M・R・サイケデリコン】さん 7点(2004-09-30 20:24:01)(良:1票) 248.ただ単に被験者達が狂暴化するといった内容で、心理学実験を扱った映画にしてはそれほど人物達の心理描写が深いわけでもない。また、主役と恋仲になる女性の存在の必要性があまりなかったように思えた。 【リトルバード】さん 2点(2004-08-22 12:04:41)(良:1票) 247.序盤から緊張感の漂う雰囲気。 はじめは囚人とわいわいやっていたはずの看守が、 徐々に恐ろしい存在になっていく様がうまく描かれている。 極限状態で理性を失うとどうなるのか。 だれもが興味のある内容だろうし、印象に残る暴力表現は無かったものの、 地上波でできる内容ではないので、気が向いたら是非ともレンタルして欲しい。 戦場のピアニストと同じく面白さ云々以前に後世に伝えるべき内容ではないか。 とは言いながらも、静と動のうまい使い分け、飽きさせない展開など、 映画としても十二分の力を持っている。 ------------------以下編集で追加~実際の実験風景------------------ 改行で読みやすくなります。 実験はアメリカの大学の地下を簡単な刑務所に模した空間で行われました。 まず実際の実験場でも7日で中止されたのは事実ですが、 監視体制が崩壊したりということはなく、 監視できていた範囲では暴力を振るうこともなかったということです。 看守たちは警防を所持し、サングラスを掛けて表情を読み取られないようにします。 囚人たちにはできる限り屈辱と恐怖を与えるために、まず個性を剥ぎ取ります。 皆同じ服を着せ、名前で呼び合うことを禁じ、頭にはパンストをかぶせて、 顔以外はだれもが同じに見えるようにしました。 右足には鎖を巻きつけ、寝ているときも囚人ということから意識が離れないようにします。 さらに映画と同じで二日目に囚人たちが暴動を起こしました。 このときの看守の対応の仕方も映画と全く同じで、 全裸にして、消火器で鎮圧、ベッドの没収というものでした。 その後新たな対策として、囚人にも特権階級というものを付けて、 特権階級でないものは、牢屋の中のバケツに用を足さなければいけない。 さらに食事も、そのバケツの交換も、担当の看守の気分しだいと、 ここまででも相当エスカレートしています。 現実での実験中止の理由としては、やはり看守が原因で、 性的虐待や、頭に袋をかぶせて他は全裸で鎖に巻きつけるなど、 あまりにも過激すぎる行為によって中止されました。 この実験を行ったジンバルド教授は、 その後はアメリカ心理学会会長になっています。 以上の内容は私がインターネット上で独自に調べたものです。 間違った情報も含まれている可能性は否定できません。 【JACK】さん 9点(2004-08-18 21:20:10)(良:1票) 246.ここ数年で表沙汰になってきた刑務所内での、看守による囚人虐待事件を思うと、この映画にはリアリティを感じます。情報を制限され、閉鎖された環境で自分は平凡な一個人だと、偉い人間ではないと思い続けるのは困難なようです。ビデオのパッケージを見て大体の展開は読めたのに、それでも画面に釘付けになった良作です。 【次郎丸三郎】さん 8点(2004-07-15 19:03:35)(良:1票) 245.これ怖いわ! 【ドレミダーン】さん 7点(2004-07-11 15:27:01)(笑:1票) 244.全部主人公がいけないんじゃ? 【マミゴスチン】さん 3点(2004-05-23 06:04:08)(良:1票) 243.サイコホラーだったのか・・・次々と気分の悪いことが起きてかなりつらい。しかもビジュアル的なのじゃなくて精神的に気分が悪いことだから余計にくる。何か問題提起とか深いテーマを与えてくれるものとして見ると激しく裏切られる。これ見て何か語ってる人いたら信じちゃダメ。ただ野次馬根性とか面白主義を満たしているだけだよ(マーダー・ケースブックみたいに)。エンターテイメントに昇華させるためにあの女を登場させたんだろうけど、逆に全体をわけのわからない微妙なテイストに満たすことに貢献してる。ノンフィクションに未練があるのか今一歩思い切りがない感じがする。キャスティングはなんか独特で好き嫌いがわかれそう。序盤のテンポある映像はジャーマンテクノみたいでかっこよかった。おぉドイツだぁ、と勝手に感動。ホラー苦手なチキン野郎にはこの採点が限界。 【まこと】さん 5点(2004-05-19 23:47:14)(良:1票)
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