みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
421.見る前はただスタイリッシュなだけかと思っていたけどぜんぜん違った。そう思い込んでいた自分に腹が立った。申し訳ない!僕はこの作品がみんなの言っているように二重人格の話だとは思わなかった。人というのは自分のいい部分、ダメな部分、嫌いな部分、好きな部分。そういうものと向き合っていない。もしくは自分はそういう人間だと思っていても自分はそういう人間なんだと擁護するだけで、変えようとは、変わろうとはしない。また簡単に変えることなどできない。この作品はそういうことを言いたいのだと思う。ラスト、結局かっこいいと思っていたもう1人の自分を殺す。しかし自分は死なない。そこで初めてダメな自分と向き合ったのだろう。外見だけ作り、中身は何も無い偽者のかっこいい自分を殺して。自分と向き合ったとき、自分とはなんとくだらないか、自分というものを何も確立できていないかがわかり、何も無い、一から歩き出すと言うことをビルが崩れることによって言いたかったのかな・・・。最後にあの映像にはものすごい意味が含まれていると思う 【野次られLOW】さん 9点(2003-12-31 18:55:53)(良:4票) 420.クラブに柔術家が入ってきたらどうなるんだろうかとかどうでもいい事を考えてしまった。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-11 22:13:46)(笑:3票) 419.ブラピが嫌いなんで観てなかったんだが、観るとやっぱり脱力。「は~、こんな映画か…」と。これ、はっきり言って話が破綻してんじゃん。途中までは良かったんだけどねぇ。イマジナリー・コンパニオンものは第3者を介入させた時点で成り立たない。女とブラピのセックスの所ぐらいまでは3ショットを避ける心遣いがあったのに、後半には他の人間の前で2人が会話してるシーンがいっぱいあるのは納得出来ないな。だって、第3者の目から見たら一人で会話してる危ない人間にしか見えない筈だろうに。そんなヤバイ奴をみんながリーダーとして祭り上げて付いて行くか? 【TERRA】さん 4点(2004-02-18 02:54:42)(良:3票) 418.暴力や痛みでしか生の実感が得られない、そんな人間のアイデンティティ確立というテーマ自体が幼稚。結局はすべて内側に向かっている逃避行為でしかない。相手を殺したり、また殺されるほどの覚悟もない、単なる「暴力ごっこ」は、まるで自己開発セミナーの合宿を見ているような滑稽さ。ひたすら自分に優しい、ただの自慰行為と寸分も変わらない。監督の「お前ら、もっと自分の内面に向き合えよ。そんなこと考えたこともないだろ?」と言わんばかりの押し付けがましさを感じてしまう。 【FSS】さん 3点(2003-10-14 10:02:20)(良:1票) 417.胸くその悪くなる映画だった。話は荒唐無稽、顔色悪い幽霊のような女、殴られて殴られてサディスティックな喧嘩場面、訳の分らないストーリー。途中見るのをやめるつもりだったが、どこまでくだらないのか確かめてみるのもいいかなと最後まで見てしまい、さらに気分が悪くなった。数限りなく見てきた映画の中で本当の最低映画。 【野ばら】さん 0点(2003-06-06 10:49:18)(良:2票) 416. 自分にとっては久々のヒット!現代社会を痛烈に批判。社会に溶け込めないと安静を得れない現代社会、達成感を感じることの無い無気力な社会、モノでしか満足を得れない物欲社会、傷を舐め合うことでしか癒されない社会がタイラー・ダーデンという反社会的な存在を生み出す。というテーマもストーリーもさる事ながら、やっぱり映像がいい!そしてキャスティングも文句無し!多少の矛盾点も無いことは無いが、十二分に楽しめた。 【R&A】さん 10点(2003-04-25 16:15:15)(良:2票) 415.今頃になって初めて観ましたが、これといって新しい発見は無かったですね。っていうか、この作品から何か拾ってしまう方が危ない気がします。 【ワイプアウト】さん 5点(2002-04-14 02:09:47)(良:1票) (笑:1票) 414.これ、初めて見た時は、何て気持ちの悪い映画なんだ、と思いました。この作品の、メタ性、みたいな部分が、どうも引っかかって仕方がなかったんですね。多分、当時、気持ち悪いと感じた一番の理由は、エドワード・ノートンが映写技師としてのブラッド・ピットについて語る場面、にあったように思います。ここでノートンは明らかにカメラに向かって、つまり我々に向かって語っていて、しかも映画の画面右上の「チェンジマーク」の説明まで始めてしまう。一種の自己言及であり、メタ構造を垣間見せることで、映画の中と我々との境界が曖昧になる。このシーンがあった上での、終盤にあの「真相」が示されてみると、何だか途轍もなく気持ちが悪い。 思えばポストモダンの時代とはすなわち、呪われた自己言及の時代であった、なんてテキトーな事を言うと怒られそうですが、19世紀、科学の「絶対性」はあと一歩で人類の手中に収まる、なんて思ってたら、20世紀に入ると、相対性理論やら量子力学やら不完全定理やらが「絶対性」を悉く奪い去ってしまって。代わりに相対的な視点を手に入れたはいいけど、その後には、無限に続く自己言及、自己懐疑が残されてしまった。自分を批判的に見る自分を、さらに意識する自分、いや、そんな事気にしてたらキリがないよね、とそれを割り切っている自分を、さらに意識せざるを得ない自分。 広義に見れば、映画におけるパロディというものも、映画の自己言及の一つ、と思えば、そんな事は昔からやってたんだろうけれど、ホラー映画の世界では『スクリーム』がメタ性を意識的に取り上げたりしてて、本作もそういう流れの上にあるのかも知れませんが、『スクリーム』がそれを娯楽性のためのギミックに留めていたのに対し、本作の場合は「ついに一線を越えちゃったな」みたいなところがあって。無目的な(あるいはそれ自体が目的の)殴り合いや、テロ行為といった、テーマ自体の破壊性とも相俟って、気持ち悪いとすら感じるほどの野心作となっております。 もっとも、かつて本作を観てから、その後さまざまな反則スレスレの映画を目にしてきて、今回また改めて本作を観ると、そこまでの気持ち悪さは感じない、というか、どこか「世紀末の懐かしさ」、みたいなものすらも感じてしまいます。ま、そもそも、真相を知らずに観るのと、知った上で観るのとでは、明らかに異なる世界が広がるのですが。 そうは言っても、この生々しい暴力がもたらす強烈な印象は、今もって新鮮で、むしろ、生の充足すらも記号化されつつあるデジタル社会にこそ、この作品は牙を剥く、そんな一面も確かに持ち合わせた映画だと思います。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-06 16:38:31)(良:1票) 413.だいぶ前に観て2度と観るつもりがない映画でした。 amazonにあったので「今だったら面白いかも…」と思って再見。 やっぱダメ。 序盤のひたすら独白がうざい意味不明の進行に10分で心が折れそうになり、我慢してたら面白そうな展開になるかと思いきやそんな事もなくただただ雰囲気映画。 こんだけ独白がうざいんだから何か意味があるんだろうと思ってたら案の定そういう理由でしたか…というありふれ感満載だし。 しかも退屈なくせに痛そうで観てて気持ち悪いとか、もういじめかよ!と。 僕は映画ってエンターテイメントだと思ってるので、こういうカルト的な何かは全く受け付けません、はい。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-09-06 13:00:50)(笑:1票) 412.ムダのないつなぎによる展開のなめらかさ。デヴィッドフィンチャーさま、尊敬するわ~。マーラの視点でもう一度見ると二度美味しい。テーマも人それぞれに感じるところが違えど、軸がはっきりしててかつ重い。悲しくハッピーで美しく破滅的なラスト。いやー映画って(略)。ブラッド・ピットの最高傑作だとおもいます! 【460】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-03 02:44:35)(良:1票) 411.ディック&村上龍の世界観を感じる。ドラッグムービー。らりって洗脳されてる感じがたまらない。 【わさび】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-05 00:59:54)(良:1票) 410.私は全く受け付けなかった。暴力シーンも嫌なのだが、車屋に鳩の糞を巻き散らかすのはどうかと思う。途中から犯罪を犯しすぎ。こういうことは映画でも駄目だと思う。ブラッドピット彼に2点。それだけ。 【ましゅまろシナモン】さん [DVD(吹替)] 2点(2008-12-24 21:10:37)(良:1票) 409.大袈裟かも知れないが、自分の人生観を大きく揺さぶった作品。レイモンドのシーン(Run!Forest,run!笑)を始め、幾度と無く観るものに訴えかけてくる。激しい殴り合いやパフォーマンス、シナリオなどに目が行きがちだが、既成の価値観を打ち壊そうとする強烈なメッセージの塊である。啓蒙というべきか。ブラッドピットの狂人ぶりははまり役だが、それに負けない存在感をもつエドワードノートンを、この作品で知った。ラストシーンは自らの価値観の崩壊に身震いした。あのサブリミナルはタイラーの仕業かと。冒頭の言葉「愛するものを傷つけ~」が全体を貫抜いくテーマなのか。 【よーこ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2007-01-15 00:42:52)(良:1票) 408.この映画が興行的にコケてFOXの重役2人飛んだんですよね(笑)でも見るべき部分は沢山あるし役者が楽しんで演じている感じが凄く好きですね。万人受けしないような映画をフィンチャーらしく丁寧に作り込んでいる感じも好感が持てます。オチも好きです、やられた感がありましたし。でも最後にサブリミナルでティンコが映る意味が分かりません(>_<) 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-13 12:02:42)(笑:1票) 407.暴力的、不潔感、破壊的、妄想的、ブラピ、と私の苦手とする要素がふんだんに織り込まれている映画。ハッキリ言って嫌いです。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-05-06 00:21:00)(良:1票) 406.見てると、体中のあちこちが痛くなってきた。特に右手の甲。 【アルテマ温泉】さん 5点(2004-10-20 18:24:24)(笑:1票) 405.僕の中でこの監督はセブンで終わってるんです。セブン以降は映像の見せ方、展開の巧みさのみに特化されている気がします。登場人物は極端に抽象化された存在で人間味を感じないので、感情移入なんか無理で、メッセージ性は僕にとって無いに等しい。だから映像と展開のみ。また彼の映像には「深み」がない。映像として映ったもの以外なにも感じない。どこかのサイトでフィンチャーの映像ことを「見せて見せて見せまくる」と表現していたが、全部見せてるからそれ以上を感じない。ストーリから放たれようとしているメッセージは観念的なのに、映像は物質感たっぷり。この辺のアンバランスさがなんとなく嫌いな理由なのだろうか。同監督の「パニックルーム」を見るとメッセージも糞もなさそうなので、メッセージなんか後付けで考えなくても良いのかな。そうなると単に映像が肌に合わないだけか。というわけで6点。つまらないとは言いません。 【spectacles】さん 6点(2004-09-09 18:50:48)(良:1票) 404.ブラピに発情 【侍ジェット】さん 10点(2004-01-23 22:08:29)(笑:1票) 403.今さらながら見ました。正直、これほど下らないコメディとは知らなかったので、がっかりした。前半おもしろかったので真剣に見ていたのに・・・損した感じ。 【i borg】さん 5点(2004-01-06 07:05:12)(良:1票) 402.派手でなく、過激でもなく、ただ明と暗、陰と陽とのコントラストに執拗にこだわり続けるD.フィンチャーの絵画的センスがひとつの完成形を見た作品。暗く湿った夜の色彩を得意とする彼の映像の中で、絶妙なセンスで取り入れられるほの暗い「光」の存在に、あらためて映画が光で作られていることを実感させられる。男性の持つ根源的な闘争本能を真正面から捉えたこの作品でフィンチャーは、ネオナチを思わせる非合法の武装集団をモチーフに、現代社会で男たちがその喪失感にもがき続ける「男性」そのものを描いて見せる。小刻みに盛り込まれる自虐的なジョークの連打によって観客達を笑いの渦に巻き込むことで彼が笑おうとしているのは、現代社会の失った男性そのものと私には思えるのである。この映画に描かれている悲しい男たちを笑い飛ばすことのできるほど逞しい男性は残念ながら私の周辺にはいない。人はそれを狂気と呼ぶ。あくまでも本能に忠実な者をいつしかそういった境界線によって分け隔てようとしてきた文明はすでに、笑うことでしか憧憬を押し殺すことができない。映像の世紀と言われる20世紀の最後を飾るのに最もふさわしい作品がこれである。 【anemone】さん 10点(2003-12-21 01:52:13)(良:1票)
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