みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.これはオモロイ!極めて上質のバカ映画と言えましょう。撮影所を舞台にしているので、「映画の撮影の裏側全部見せます」風の映画と思いきや、さにあらず。というのも、撮影風景は出てくるものの、「何を撮っているのか」「どのように映画として仕上げられるのか」に関しては、全然語られない。いわば、映画のオモテもウラもみんなひっくるめてゴチャマゼにした闇鍋風。めくるめく楽しい世界。しかしまあ、映画作家が「映画そのもの」を題材にする、いわば「自分の土俵で相撲をとる」というのは、何となく抵抗を感じないでもないんですけどね、あくまで映画作家=表現者、であるならば。ちょっと自己完結すぎて、映画関係者と映画好きだけが楽しめればOK、みたいな感じが無くも無く。たとえば小説家が、小説家を主人公にして「小説書くのがいかに大変か」という題材の小説書いたとしたら、それって何だか、手段と目的が過度にもたれ合いを起こしているような気がします。それと同じ。やっぱりもっと直接人生に斬りこんで来る普遍的なものであって欲しい。とかなんとかいいつつ、やっぱりこういう映画もたまにはいいですね。それにしても、アニタ・エクバーグ、なんだかジャバ・ザ・ハットみたいになっちゃったね。 【鱗歌】さん 8点(2004-07-17 00:53:03)(笑:1票) 7.いかにもなフェリーニならではの映画です。 ずいぶん前に見た「甘い生活」。主役のふたりが年をとって以前の映像を見るシーンは感慨深いです。 どうでもいいようなシーンも多いけど、マリリン・モンローのTシャツを着て通り過ぎる太った人を見て 「マリリン顔が膨れて虫歯みたい」そんなことを話してるところなど大好きです。 それにしてもアニタ・エグバーグの変わりよう。 ショッキングブルーのマリスカや、シックスセンスのオスメント君も驚くほどの体重増加。 なのに、どの人も見てるうちにかわいく思えてしまいます。 【omut】さん [映画館(字幕)] 5点(2019-10-20 07:28:58) 6.60代も後半、人生も終焉にさしっかかったフェリーニ。彼の映画への愛と思い出がいっぱいの本作は、まさに作る側にとっても、見る側にとっても「幸せ」な記念碑的作品。チネチッタの栄枯が端的に、フェリーニのいた時代に限って描かれています。大忙しで仕事をこなしてゆくクルーの面々は、常に新たな制作に迫られているとはいえ目が輝いています。インテルビスタの中のチネチッタは僕にとってかなり刺激的でした。映像の魔術師、力衰えること知らず。まさに晩年の秀作。 【kagrik】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-16 23:34:12) 5.フェリーニ作品を観まくっている人には多少楽しめるはず。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-03 16:09:14) 4.フェリーニにしてみれば映画の撮影もお祭り騒ぎ。たまにしんみりしてしまう所もあったりと、ほとんど思い出話に近いようなものをあそこまで面白くしてしまうのはすごいと思う。特に、マストロヤンニとエクバーグが過去に共演したシーンを見つめる所は、二人の表情にフェリーニ自身の心情を重ねているようで印象深い。 【クルシマ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-08-02 01:23:11) 3.へちょちょさん、ごめんなさい~。ワタクシ、フェリーニは「道」しか観てないのに、これ、観ちゃいました。でもまあ、そういう人間のレビューが一つ位あってもいいじゃな~い(波田陽区風)、と身勝手に解釈してレビュー書かせて頂きやす。よく映画の中で映画(もしくは映画製作)が出てくる作品はありますが、この作品の場合映画の中で映画作ってて、なおかつその映画の中でも映画を作っているという三重構造なもんで、頭がクラクラしちゃいました。でもきっと、フェリーニの作品って頭で理解するモンじゃないんだろーなーと、ぼーっとした頭で考えました。ある程度フェリーニ作品を観ていないと楽しめない作品だとは思いましたが、同時にフェリーニの茶目っ気みたいなものも伝わってきてなかなか良い感じ。これを機会に「甘い生活」「81/2」も観てみたいと思いまする。 【ぐるぐる】さん 5点(2004-06-02 17:34:22) 2. 【虎尾】さん 6点(2003-10-15 01:00:54) 1.巨匠だから作れるんだろうなぁ、こういうのって。視点はやっぱあったかい。 【あろえりーな】さん 5点(2003-08-27 00:49:07)
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