|
表示切替メニュー |
レビュー表示 |
その他作品(無) |
心に残る名台詞(投稿無) |
エピソード・小ネタ情報(投稿無) |
心に残る名シーン(投稿無) |
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【変更順】 |
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示】
|
【通常表示】/【改行表示】 |
【通常表示】/【お気に入りのみ表示】
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
7.ひさしぶりに小津作品が観たくなり、そこで手に取ったのがこの作品。『東京物語』で心から感動した僕は、家族の崩壊を題材にした小津作品が他にもあると知り、そこで拝見したのがこれ。序盤では、なんら家族に異常はなく、ストーリーはたんたんと穏やかに進んで行く。しかし、後半に入ると遂に崩壊が始まり、理不尽で、無責任な子供達の行動の数々に、怒りを感じずにはいられなかった。壁に丸い拳大の穴を開けてしまいそうになった。そして終盤では『東京物語』では無かった、無責任な兄妹達の行動に対し、次男が厳しく説教する場面があるが、あれは非常に爽快だった。良くぞ言ってくれました!と歓喜の拍手を贈りたくなるほど感激しました。腹が立つ事もありましたが、終って見ればとても晴れがましい気持ちで胸が一杯です。この小津作品もとても素晴らしい内容の、素晴らしい作品でした。 【ボビー】さん 9点(2005-01-07 19:30:02)(良:1票)
6.『東京物語』につながる、家族の崩壊をテーマにした傑作です。『東京物語』では、崩壊を受容していく老夫婦を主人公に据えていますが、本作では若き次男を中心に据え、崩壊を徹底的に否定する視点をラストに盛り込んでいます。小津監督は『東京物語』では老夫婦に、本作では若き次男に自己を投影させていると考えると、年月を経て、同じテーマを別の視点で扱った2作品の比較はとても興味深いものがあります。『東京物語』のレビューで「年を重ねないとわからない映画」という思いが付きまとう、と書きましたが、こちらはまさに胸のすくような痛快な作品になっています。『東京物語』では老夫婦が「まあ、わしらええほうじゃよ」と言うのに対し、本作では、満州帰りの次男が「食うや食わずの人間だって、親と子の関係はもっと暖かいもの。どれもこれも一つの腹から生まれながらこの有様はなんだ!」と、強烈にまくしたてます。家族の崩壊という必然を否定する要素を強調したことで、『東京物語』には存在した、死生観や無常観といったものは削ぎ落とされてはいますが、小津作品の中では一番のお気に入り映画です。『東京物語』の息子や長女の態度はちょっと我慢成らぬぞ、という方はこちらですっきりして下さい。 【スロウボート】さん 9点(2004-01-12 20:49:35)(良:1票)
5.東京物語と似た雰囲気だけど、こちらの映画の方が先、なんと驚き戦前(戦中)の作である。家族ではなく家柄が重んじられ、子どもは親に逆らえず、長男次男と年功序列が絶対の時代ではなかったかと思う。それだけにこの映画は奇異に見えるのと同時に型破りである。今の私ですら次男の考えは正論だけど生意気にも思える。家より家族という映画のねらいはよくわかるけど・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-08-25 06:24:24)
4.佐分利信は間に合わない。集合写真、父の死に目、一周忌、ことごとく遅れて登場する、規格外の服で。世間体に背を向けるかのようなアウトローといえば言い過ぎだが、そんな振る舞いが、バッサリと身内を、世間を断罪する。そんな必殺シリーズのような構造ですが、この作品は手の動きの細やかさが楽しい。高峰三枝子がエプロンを叩きつけた後にそれを撫でる、エプロンの裾をつかんで人を迎える、糸をお手玉のようにして遊ぶ、孫がおばあちゃんの手を取る、ライターや扇子を触りながら話をする男たち、縫い物に勤しむ女たち。手は口ほどに物を言う。 【彦馬】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-12-12 17:53:08)
3.「東京物語」の無常感は些か難しくもあり、少々年を重ね、人生経験を積んでから出ないと十分理解しがたいと思いますが、「戸田家の兄妹」は分かり易く、各々の立場への共感、ラストの爽快感など楽しみやすいです。若い笠智衆や佐分利信、高峰三枝子など必見、ただ音声が非常に悪いのが難点。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-11-15 17:55:49)
2.小津作品初めて見た。とてもおもしろかった。なんか火垂るの墓のおばちゃんを思い出しました。あのしゃべりかたできっついなぁと。でも実はそんな不幸ってわけでもないんですけど、なんかすごい不幸そうに見える。一周忌のところのシーンかっこいいです。 【バカ王子】さん 9点(2004-01-05 22:07:15)
1.「マトリックス・レボリューションズ」を観て「なんだい。こんな結末あるもんかい」(←「麦秋」の村瀬禅の声で読んでね)と思った若者諸君は、是非この映画でスカッとしていただきたい。胸がすく、痛快、そんな気分を味わいたいなら、これだ。「東京物語」の前身だが、ずいぶんメロドラマティックで楽しい小津です。佐分利信がハリー・キャラハンなみにかっこいいっす。今日というか昨日は小津の誕生日&命日なので、躊躇なく10点! 【まぶぜたろう】さん 10点(2003-12-13 00:33:51)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
11人 |
平均点数 |
8.18点 |
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 0 | 0.00% |
|
6 | 1 | 9.09% |
|
7 | 3 | 27.27% |
|
8 | 1 | 9.09% |
|
9 | 5 | 45.45% |
|
10 | 1 | 9.09% |
|
|
【その他点数情報】
|