みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
24.本作は或る通り魔殺人に端を発し、その復讐を果たす為、おばさんグループと若者グループとが死闘を繰り広げ、その挙句の果てにアッと驚く結末が用意されているといった、まさに過激で奇想天外な現代の寓話だと言える。とは言うものの、その日常生活は極めて現実的に描写され、再三出てくる食事のシーンなどでは、おばさん対若者といった図式が明確に示されていて面白い。ここに登場する若者たちは、マニアックでオタクっぽく何処にでもいそうなガキとして描かれる一方、おばさんと言っても、樋口可南子を始め彼女たちの何と生き生きとして魅力的なことか。オンナを棄てた女にはとても見えないところがご愛嬌で、キャスティングの巧妙なところ。そして、この両陣営に協力するのが中年オヤジというのが共通項としてあって、この作品のキモでもある。中でも若者に荷担する原田芳雄演じる金物屋のオヤジが傑作。この男、女どもにはさぞや苦々しい思いで生きてきたのであろうか、若者たちにその武器使用の理由を聞くや、嬉々として武器を売りつけるという闇の武器商人といった趣で、中年男性の象徴として強烈な存在感を示している。(核爆弾を“原爆”と言わせるところなど、いかにもタイトルの「昭和」という時代を意識したセリフだ。)さて個々の殺戮シーンには、そのテクニックを強調されはしても思い入れというものは無く、あくまでも直截的であり即物的に描かれていく。特に“♪チャンチキおけさ”のシーンは秀逸で、昭和の流行歌が効果的に使われた一例でもあり、決して刺身の妻などではないのである。それにしても、お互いに絶命するまで限りなく続くこの復讐劇と昭和という時代とに、果たしてどれだけ深い意味合いがあるのだろうか。本作は村上龍が終始描いてきた現代社会の不条理さを映像化し、現実と非現実とが渾然一体となって醸し出され、閉塞感漂う世の中の鬱積したものの吐け口をひとつ間違えると、歯止めが利かないままとんでもない方向へ進んでしまうという事を、見事に提示した実に面白い作品となったわけだが、彼らの悪夢は昭和から平成になって、さらに深刻でより過激になっている事を再認識する必要がある。所詮、寓話などと笑ってはいられない、「今」とはまさにそういう時代なのだ。 【ドラえもん】さん 9点(2003-11-26 15:38:48)(良:2票) 23.おばちゃんと悪ガキの殺し合い。結構血が流れます。 おばちゃんが、生きがいを見つけるあたりは嫌いじゃないけど。 もっと昭和歌謡が出てきてもいいのかな。 というかいまいちなのは、そういうことだけじゃないけど。 【しゃっくり】さん [インターネット(字幕)] 5点(2012-02-15 22:52:01) 22.「昭和歌謡大全集」ってもろに名前負けしちゃってます。歌が少なすぎて途中で飽きちゃいました。 【真尋】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-10-24 15:17:05) 21.昭和歌謡大全集と言いながら、懐かしのアノ歌もコノ歌も抜けているではないか、村上龍め。とまあそれはともかく、オバちゃんグループと若者グループの、文字通り、戦争を描いたこの映画。私の感覚では、オバちゃんの強さと生命力は、まだまだこんなもんではないと思うが。もっともっと強くて怖そうな女優をかき集めて、そうだな、いっそ監督は市川崑がやればよかった(笑)。とまあそれはともかく、本作、なんつうかその、「日本歌謡」指数もあまり高くなく、ブラックさにも欠け、結局、何だかテンポの悪い映画(悪いのが悪いとは言わないが、悪い意味で悪い ← 意味通じますかね?)、という印象。とまあそれはともかく、(以下略) 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 5点(2008-10-05 16:20:57) 20.古田新太の歌う「錆びたナイフ」の下手さは見事であった。役者が音痴を演じるときって、いつも突拍子もない音程に飛ばしたりして大袈裟になってしまうもの。無意識のうちに「本当は私は音痴じゃないんだけど、演技でやってるんだよ」ということをアピールしたくて、ついついオーバーにしてしまうと思われる。女優がブスを演じるときのメイクが、ことさら大袈裟になるのと同じ理由だ。なのにこの古田新太の音程のずれ具合は、実にリアリティあふれる味わいのあるもので、役者としての喉の鍛錬が行き届いていることが分かる。それとももしかして単に…。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-05-13 12:12:52) 19.クソ映画です。完全に好みが分かれるでしょう。青年とおばさんが殺しあうというヘビーなコメディなんですが、その過程でおばさんが自分を取り戻すというのが面白い。 ところどころで笑えるシーンもあり、雰囲気も好きです。ただ、ちょっとしつこいかな。 あと、このころの松田龍平はどうも好きになれない。表情が乏しすぎて主役のタイプじゃないと思うんです…。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-12 17:59:28) 18.セスナ機のアクロバットが凄い 【マーガレット81】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-12-23 15:13:07) 17.もっと笑える作品かと思って見たが、そうでもなかった。ストーリー展開がむちゃくちゃで何でこうなるの、という感じだった。どんなにむちゃくちゃでもなんだか納得させられてしまうような映画もあるが、この作品に関しては無理だった。おばさん達がすごくがんばっていたので5点。 【めめこ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-30 21:02:45) 16.所々おもろい。古田新太とかおもろい。所々エッチ。おばさんがなんかエッチ。所々危ない。青年がクールすぎて危ない。所々の歌がちょっとうっとしかった。昭和歌謡大全集って題名やけど。全体的にはまーまー。展開はすっごくおもろいけどまーまー。多分、元々のストーリーはかなりおもろいんやと思う。最後ちょっとスカッとしたのは俺がアブノーマルやからか? 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-25 01:16:44) 15.石原慎太郎知事の「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババア」発言ってのも有りましたが、昭和の残骸オバちゃん軍団VS平成育ちの少年たちの繰り広げる最終戦争ですか。やっぱり出演者のオバちゃん達がキレイます、昭和なオッちゃんの私にはエロスを感じられますからねえ。もっとイケルかイケナイかが微妙なラインのオバちゃんを使った方が面白かったと思います。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2005-02-26 23:58:44) 14.基本的に原作のテンポの良さそのままに映像化できていたのがよかった。 だけどなんで監督が篠原哲雄なんだろうか。畑違いでしょ。断れなかったのだろうか? セリフより何気ない仕草で内面を語らせるのが上手い監督なのに。今回は荒くてやっつけ入ってた。もったいない。若い監督に撮らせるべきだった。 また、テンポは良かったけど演出が中途半端だ。映画だから原作どおりにブサイクは使えないとしても、もっとキモさは出せたはずだ。メイキングの中にある俳優同士の座談会の雰囲気の方が映画に相応しいと思う。松田龍平は髪が長かったほうがよかったし。あと市川実和子はあの役でよく出演OKしたなと思う。演じるまえにちゃんと原作を読んだのだろうか?でも下手にブサイクなお笑い芸人を使うよりはいい。樋口可南子と鈴木砂羽は(話の流れ的には必要のない濡れ場なのに)無駄に身体張ってたのがよかった。そこは監督GJ。そして原田芳雄と古田新田の存在感ある演技は見ごたえがあった。 【michell】さん 7点(2005-01-14 00:10:34) 13.前半は実際にありそうな感じでチョッと恐ろしい。後半の感想は原爆あるのかよ!面白かったんだかなんだかよくわかりませんが、原作が面白いという事で読んで見たいとは思いました。 【マキーナ】さん 6点(2004-11-16 18:09:04) 12.「昭和歌謡大全集」(原作未読)という題名でも、描かれてる内容は、昭和からは遠く離れた平成の今現在。しかし今の時代を作り上げたのが昭和だとすれば、かなり相応しいタイトルなのかもしれない。無意味に生を消費するイマドキの若者と、薄っぺらな人生を謳歌する今時のおばさんは、互いが時代を代表する記号でしかなく、その争いは文字通り空虚。その先にあるものは、確かに滅亡しかないでしょう。話自体が面白いのでそこそこ面白くは観れましたけど、それにしたってこの中身で、何で篠原哲雄なのかが全く解らない(それに、おばさん達も綺麗過ぎるよ)。三池崇史か石井聰亙、若しくは黒沢清が監督してれば、ひょっとして大傑作になったかもと思うと残念でなりません(この人選じゃ少しカルト寄り過ぎる?)、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-11-12 00:55:07) 11.原作を読んだせいで恐ろしく退屈だった。 そして大好きだった松田龍平の演技があまりに合ってなくて失望した。 エロシーンはオールカットにしてもっとキャラを掘り下げるエピソードを入れて欲しかった。 篠原哲雄監督ははっきり言って失敗したと思う。 原作は本当にすばらしいので、是非一度見てみてください。 【DELI】さん 3点(2004-10-31 16:31:22) 10.多分、比較的面白かったんだと思う。退屈せず見終わったし。 原作のイメージとは、かなり近かったかな。 【こばやし】さん 6点(2004-09-15 00:47:54) 9.普通に楽しめた!こうゆうバカっぽい作品も全然いいと思う、そんなに重たくストーリーが展開されていく訳でもないし。ガキVSおばさん!いい発想♡昭和の曲を知らなかったから-2点。 【愛しのエリザ】さん 8点(2004-09-11 17:57:16) 8.よくぞここまで村上龍の世界を映像化したなぁ、というのが感想。キャラ設定・カット・セリフなど村上龍っぽさが出ていた。ただ私は村上龍とは合わないので(嫌いって言うわけではなく、面白いとは思うけど世界観や文章のリズムが合わないってこと)、映画そのものとして面白かったかどうかというと・・・・・・ビミョ~~。原作未読でこの映画を観たら、たぶん「・・・で、結局何??」という感想だったカナ?? 【よっふぃ~】さん 6点(2004-08-31 14:24:20) 7.私は、特に原作も何も知らないまま「とにかく見て」と友人に勧められて見たので、題名からは想像できなかった内容で、なかなか楽しめました~。しかし、ものすごい豪華なキャスティングですねー。木更津ファンの私には、どうしても古田さんがオジ-に見えてならなかったんですが 笑 細川ふみえって、気づけばもうおばさん世代なんですね。。 【akoako】さん 6点(2004-08-19 08:27:04) 6.原作も面白かったけど、映画もなかなか。復讐合戦が少しずつエスカレートしていく様 がバカバカしくもあり恐ろしくもある。原作とは大きく異なるラストもこれはこれでありだと思う。ただ中盤だれてきたのと固すぎるカメラワークが残念。 【新井】さん 7点(2004-08-07 17:07:58) 5.かなり面白かった。俳優陣が大好きな人ばっかだったからそれで点数は高いし、歌謡曲の時にするコスプレもなかなかハマってた。とにかくこれは今の若者たちの現状を問いかけた作品だと思う。 【アンナ】さん 8点(2004-08-01 22:15:39)
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