みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
19.見る前はちょっとだるい映画かもと思っていたが、美しい四国の風景や主演の高橋洋子の若々しさがすごく印象的で、それからなにより70年代の独特の空気感が全編に渡ってとてもよく出ていて、全体的な雰囲気がとても良い。ストーリー的には「十五才 学校Ⅳ」を思わせるが、現代とは違うこの時代の空気感と内容がマッチしており、70年代ならではの佳作と言える映画だと思う。(「十五才 学校Ⅳ」もいい映画だけどね。)そして忘れてはいけない、この映画を盛り上げているのはメインテーマになっている吉田拓郎の「今日までそして明日から」。名作と名高い「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の中でも印象的に使われていた曲だったが、この映画でもやはり印象に残る。とくにエンディングで流れてくるとこの「旅の重さ」という映画の全てをこの一曲が表しているようだ。改めて名曲中の名曲だと思う。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-05-13 01:17:52)(良:2票) 18.ひとりの女子高生が、ある夏、四国巡礼の旅に出る…と言うか、家出する。そして彼女が出会い、体験する人々とのあれこれを描いて、これがもう全編に詩と現実がせめぎあい、溶け合う、本当に「美しい」日本製ロードムービーの傑作でした。主演の高橋洋子が実に初々しく、途中の旅芸人一座とのエピソードではヌード&レズシーンまで演じてしまうのだけど、これがハッとさせられるものの少しもいやらしくない。むせ返るような緑したたる四国の夏が、画面からも感じられるようなオールロケの映像は、10代の少女が見た・感じた・記憶した心象風景をヴィヴィッドに捉えています。そこに被る吉田拓郎の音楽も、単なるBGMじゃない画面とのコラボレーションとして、見事に渡り合っている。監督の斉藤耕一は、この年、もう1本『約束』という”冬”の映画を撮っていますが、対照的なこの2本の傑作を作りあげただけでも、彼の名は永遠です。 【やましんの巻】さん 10点(2003-11-25 13:45:38)(良:1票) 17.NHK朝ドラ「北の家族」で人気を得る前年だから、文字通りの新人女優高橋洋子のデビューである。さしづめ十五才 学校Ⅳの女性版というところか。前半はまだ気楽な旅だが、後半は題名のように旅の重さが増す。多くを語らず、主人公が母に託す手紙で綴られるのが良い。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-07-14 11:34:20) 16.70年代の空気感を味わえる映画は、いつも素敵だと感じます。 この映画もノスタルジーに浸るには最高の映画ではないでしょうか。 私は冒頭が特にやられました。吉田拓郎の音楽にのせて、高橋洋子の初々しさと四国の美しい風景。 全体を通してそんなに面白いと思ったわけではないが、惹きこまれる要素が沢山あって、とても印象に残る映画だった。 あと、この映画を通して三國連太郎と佐藤浩市が似てると初めて思った^^; 【アキラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-03-25 11:17:50) 15.たかだか逆立ちで盛り上がりすぎやで。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-03-07 20:53:58) 14.当時の四国の風景、少女の一人旅・・・ストーリーはあまりたいしたことない(本当に!)けど、エンディングで「今日までそして明日から」が流れ始めるとなぜか感動がこみ上げてくる。今でもどこかで少女が旅をしているのかな・・・してたらいいな・・・なんて思ったり。 元々エロを期待していたのだが、鑑賞中はエロなんてどうでもよくなっていた。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-09 14:31:22) 13.もうじゅうぶん大人の体なのに本人は全くそのことに気付いていない田舎少女。と書くとずいぶんエロいことを想像させてしまいそうだが、その少女がこの映画で経験するあんなことこんなことはやっぱりエロいのだ。なのにエロさよりも別のもんが襲ってくる。純粋さ。違う違う。純粋さはエロを強調するもんだ。もっと大きなもの。タイトルにある「旅の重さ」だ。あぁこれが「旅」なのだ。「生」があり「死」があり、人との関わりがある。人と人が寄り添うことの必要性を体現する。人生の摂理、みたいな大きなものが描かれ続けているからエロさもそこに吸収されちゃうのだ。しかも少女はこの「旅」をやりぬくわけで、その強さにもエロが吸収されちゃうのだ。でもちょいエロ。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-05-19 17:22:30) 12.何といっても一番良いのは、背景の説明をほとんどカットして、余計な台詞や余計なシーンも入れず、主人公の表情、行動、そして現場各地の風景にすべてを託していること。それによって、主人公の旅に向けた初期衝動やその中での感性が、瑞々しく、直接的に伝わってくる。あれこれ考えすぎない方が映画は良いものになるという好例。また、当時19歳でデビュー作であるにもかかわらず、風景負けしない存在感を持ち、三國連太郎や高橋悦史相手にもきちんと渡り合っている高橋洋子の好演が作品を大きく支えていることはいうまでもない。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-01-10 04:32:18) 11.汗がギラつく夏の風景が良いですね。 期待度はそれほど高くなかったのですが、観賞後さわやかな感動がありました。高橋洋子と高橋悦史の組み合わせがアンバランスなので奇異に思えましたが、高橋洋子の存在感は立派でした。観賞は30年以上も前で、場末の名画座でした。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-05-06 22:18:52) 10.高橋洋子の瑞々さが素晴らしい。 【monteprince】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-05 02:45:52) 9.瑞々しい、良い映画だなあ。当時ってこういう若者の貧乏一人旅が流行ってたんですよね(という言い方すると、何だか上から見下ろしてるみたいでイヤなのですが)。これは日本の映画の筈なのに、そこに映し出される日本の風景や人々は何だか「自分の知らない日本」のようで、切ないようなもどかしいような、不思議な感慨にとらわれます。高橋洋子も可愛らしくて、素敵。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-01 18:37:17) 8.淡白に楽しむべきロードムービーなのか。いまいち意味が分からんかった。この切羽詰った題名は好きだけど。 【ぷりんぐるしゅ】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-05 05:21:38) 7.70年テイスト満載、家出少女が遍路の旅の中から人と触れ合い、少女から女へと成長していくわけですがストーリーは取り立てて面白い訳ではない。斎藤監督が見せる農村・漁村の風景の映像と少女時代の高橋洋子と秋吉久美子が見所、あとは拓郎の歌がいい感じです 【亜流派 十五郎】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-25 18:04:24) 6.なぜだろう、ちょっと前だったら「たるい映画」と切り捨てていたのに、 70年代前半のユルい感じがなんかすごく心に染みた。 たくろうのフォークソングも映画の雰囲気に良く合っています。 【amicky】さん 7点(2004-12-19 19:45:23) 5.邦画でしか味わえないタイプの瑞々しい映像美がありました。私も昔1度見たきりですが、記憶にある素晴らしさは、ほかの皆さんがほぼ言い尽くしてくださった感があります。私も【キリコ】さん 同様、原作も読みました。この本はお蔵入りしていた投稿作品が偶然に見直され出版された後、作者が名乗り出た、という経緯じゃありませんでしたっけ? 何かそんな記憶があります。今の感覚で読んだら親子の関係などに古さを感じるかもしれませんが、既成の作家にない新鮮な切り口があって、その原作を上手に生かせた作品だったと思います。 【おばちゃん】さん 7点(2004-05-15 19:01:24) 4.高橋洋子、それに四国のきれいな風景、これだけの映画です。ストーリーはたいしたことはありません。あと強いて言えばまだすれていない秋吉久美子と言ったところでしょうか。高橋洋子のファンだったので何度かみたためにこの点にさせていただきましたが、ファンで無い人にはこの点より-5点でしょうか。 【ダルコダヒルコ】さん 8点(2004-01-25 23:00:28) 3.ごめんね、皆さん。この映画を観る目的は高橋洋子のヌードだけだったんですよね(汗)。他の印象が何も残らなかったんです(滝汗)。 【オオカミ】さん 5点(2003-12-04 23:47:46) 2.むか~し一度劇場で見たきり、、この「昔・一度・見たきり」というのはすっかり忘れているか強烈に記憶に残っているかのどちらかのことが多い。これは「残っている」からいい作品だろう、と記憶を頼りに書きます。高橋洋子の鮮烈なデビュー作。旅が四国の巡礼姿のような白装束でいろいろなエピソードがあるのだが、少女は行き倒れになって中年男に助けられ、そのやさしさに触れて男との生活に目覚めて女になっていく。多分当時この本の原作(素九鬼子)も流行してて読み今もある。家出した少女が海辺の小屋で目覚める、真っ暗な中で戸を開けると、真っ青な海とまぶしいばかりの光が飛び込み、少女は思わず眩しげに目を細くする、、、、ロケーションの映像がとても瑞々しくこれも印象的だった。思い出の青春映画です。 【キリコ】さん 7点(2003-11-26 18:42:44) 1.「♪ 私は今日まで生きてきました ♪ 私は今日まで生きてみました……」吉田拓郎のこの曲と共に思い出されるのが本作品。家を飛び出した16歳の少女が、旅の途上で様々な体験を経て大人の女に変わっていく姿を描いています。もう30年近く前に一回見ただけなんですが、夏の日射しが照り付ける中、瑞々しいシーンがフラッシュバックされる。白づくめの姿でヒッチハイクをする高橋洋子演じる主人公の姿、秋吉久美子演じる文学少女との語らい、自分を助けてくれた孤独な中年男の姿に父から男を感じとるシーン、そしてラストの主人公の笑顔 …等々。やはりこの映画、鮮烈な印象を放った名作ですよ。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-11-25 16:25:11)
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