みんなのシネマレビュー

アデルの恋の物語

L' Histoire D' Adele H.
1975年【仏】 上映時間:96分
ドラマラブストーリー伝記もの小説の映画化
[アデルノコイノモノガタリ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-07-10)【イニシャルK】さん


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監督フランソワ・トリュフォー
キャストイザベル・アジャーニ(女優)アデル・ユゴ
ブルース・ロビンソン(男優)アルバート・ピンソン
イヴリー・ギトリス(男優)催眠術師
シルヴィア・マリオット(女優)サンダース夫人
土井美加アデル・ユゴ(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本フランソワ・トリュフォー
ジャン・グリュオー
シュザンヌ・シフマン
音楽モーリス・ジャール
撮影ネストール・アルメンドロス
製作フランソワ・トリュフォー
配給ユナイテッド・アーチスツ
あらすじ
1863年、新大陸では南北戦争が勃発したころ、カナダの港町に一人のフランス人女性が降り立つ。名はアデル、イギリス騎兵隊に属するピンソン中尉を追いかけてのことだ。彼女はガーンジー島の両親のもとから飛び出し、新しい世界で幸せを掴もうと夢を抱いていた。彼女は愛しいピンソンのもとに手紙を書き送るが、彼の返事はない。彼女は思いの丈を毎日書き綴り、気も狂わんばかりにピンソンを愛そうともがく。

fero】さん(2004-02-01)
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【クチコミ・感想】

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33.これより完成度の高いトリュフォ-作品もあるだろうし、もっと「面白い」ものもあるかもしれない。けれど、ぼくにとってこれが最高のトリュフォ-映画。イザベル・アジャーニの鬼気迫るヒロインぶりを、突き放すんじゃなく、そっといたわるような眼差しで包み込む演出のデリカシー。しかしそれでもどんどんと堕ちていくアデル・ユゴーの愛の凄まじさに圧倒されてしまう。ここまでくると、その盲目的な狂気の愛は、一種崇高ですらある。それを「ストーカー」みたいな一語で斬られちゃ、困りますよ! やましんの巻さん 10点(2003-06-30 14:59:43)(良:1票)

32.結婚しなかった彼の判断力は、評価に値すると思う。
「へんな人について行ってはいけません」という親の教えに忠実だっただけかもしれませんが。。。 マー君さん [DVD(字幕)] 3点(2016-03-27 10:41:34)

31.なんて言っていいんだろう。
救いがないというか、狂気的というか(それほどでもない?)
単に一人の女性の生き方、と捉えてみるのが正しいのか。
良くわからない映画だけど、なんか記憶に残る映画でもある。
もう少し年をとってからまた見直してみたい。 kosukeさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-21 13:25:35)

30.狂気の愛と言えばリアルタイムではまったのはベティ・ブルーだったが、イザベル・アジャーニの美しくも鬼気迫る、そして容赦なく壊れていく女の表現は、そのイッちゃってる感において「これぞ本家」と思わせる迫力があり、さすが。これは男性にとってはホラー映画なのでは。 lady wolfさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-02 11:19:23)

29.試写会での鑑賞でした。ケツの青いガキだったので話は半分もよくわかっていなかったと思いますが、イザベル・アジャーニの美しさにノックアウトされました。 ジャッカルの目さん [試写会(字幕)] 6点(2012-08-27 23:20:31)

28.自らを破滅させるような恋。同じ女子とはいえ、私には理解不能なまでに情念が濃い人というのはいるものです。現実にもプチ・アデルはちらほらいるものの、そこは本家イザベル・アジャーニの迫力の足元にも及びません。精神崩壊が外側にもあらわれた彼女の痛々しいこと、でも何故か目をそらせない美しさも漂っててなんか凄い怪物のようです。ああまで突き抜ける彼女が羨ましいような、いややっぱりひくような。 tottokoさん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-10-28 17:42:22)

27.ここまでくると情熱的を通り越して狂信的としか思えない。ピンソン中尉は二枚目かもしれないが、どうもそれほどの人物ではなさそうなのに・・・。親(ビクトル・ユゴー)も大変だったろう。これが実話だとは恐れ入る。
これがイザベル・アジャーニでなければ、とても見られたものではない。 ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 6点(2011-10-06 22:14:00)

26.イザベル・アジャーニが、トリュフォーの創りたいものを正確に理解しているからこそ、こういう静謐とした映画になるんだろうと思う。何度も繰り返してみたい映画の1つだ。 みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-26 00:31:08)

25.アデルや「カミーユ・クローデル」のような女性を他の女優が演じていたら、目も当てられなかっただろう。人形のような小さな顔のアジャーニが演じているからまだしも見ていられるのだ。最後のモノローグが彼女のイメージをわずかに昇華している。 レインさん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-30 00:02:00)

24.この女優さん、すごいんだろうけど、イマイチ好きになれず。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 4点(2007-09-03 16:22:02)

23.イザベル・アジャーニ。精神に異常をきたした女性を演じさせたら、彼女の右に出る女優さんはいません。彼女の多くの主演作の中でも、ヴィクトル・ユゴーの次女を演じた本作品と「カミーユ・クローデル」は、ほぼ同時代に実在した人物が、次第にそして完全に狂ってゆく過程を見事に演じています。アジャーニの一人芝居と言っても良いような作品です。彼女は、最高の演技を残した作品を、最初の主演作で手に入れたのだと思います。トリュフォーの作品というよりも、アジャーニの作品ですね。全体的に色調が絵画的なのと、最後の独白(ナレーション)が妙に明るく希望に満ちているのはトリュフォーの演出なのかな。満点の作品です。 ひよりんさん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-05-13 16:55:42)

22.イザベル・アジャーニの原点であり、物語の展開は手に取るように分かりました。燃える様な想いもお互い何時変わるかも分からなく、人の心とはそういうものであり、理屈ではないその事を責めたり責められたりしても何も得るものがありません。愛されなくても愛するという一途な想いも、その想いの振りかざし方が肝心で、愛する気持ちが人を美しく、賢く、強く、優しくしてくれるはずなのに、醜く朽ちてしまったアデルは無残です。本屋さん、下宿のおばさんといった暖かい心の持ち主と接していただけに残念です。 The Grey Heronさん 7点(2005-02-09 16:01:24)

21.純粋で一途で愚かなアデルのキャラクターが強烈でした。アジャーニ素晴らしかったです。それにしてもお父さんのユゴーは不幸な老後だったんですね...。 kiryuさん 8点(2004-11-07 00:02:55)

20.アデルの心の揺れを見事にとらえたトリュフォーの傑作ではあるが、トリュフォーの映画というよりアジャーニの映画といってもいいほど彼女の演技が素晴らしい。イザベル・アジャーニ弱冠19歳。女優をするために生まれてきたと言っても過言ではない。アデルの言動に最初から精神のバランスを崩しかけていることが伺えます。誰の目にも異常と見られるまでの変わりようも凄いが、それまでの目の演技が本当に素晴らしい。アデルが精神を病む根本に大詩人の娘であることと姉の死があるようですが、彼女もまた父と同じく天から授かった才能の持ち主だったのだろうと思う。ただ天才が女であるということを時代が許さなかった。後年、アジャーニは同年代に同じような運命を送ったロダンの愛人「カミ-ユ・クローデル」を演じます。天賦の才と自分自身とのバランスをとれなかった女性への鎮魂歌のように感じます。 R&Aさん 7点(2004-06-28 12:33:31)

19.学生の時に観て、かなりひいた覚えがあります。題名から、違うものを想像していたので・・・一言で言えばストーカーなんだけど、ちょっと恐かったなぁ。 エディさん 6点(2004-02-24 18:57:14)

18.フランス人にとっての愛は、甘い菓子のような面と、このような残酷な面の二種類がある。そして、本作には、両方の面が描かれている。さすがトリュフォーである。アジャーニの演技も素晴らしい。 伊達邦彦さん 7点(2004-02-24 02:38:08)

17.この映画を観ると、アジャーニが「可愛いだけじゃダメかしら」な女優でないことがよくわかる。彼女の演技はまさに鬼気迫るものがある。20年以上もキャラクターを変えずにフランス映画界のトップの位置をキープしている事も、当り前のように感じてしまうから不思議だ。それにしても、アデルという”振り切れた”女性を演じるとアジャーにはスゴイ。といっても、振り切れていないただの可愛い女性を演じさせてもスゴイからなんとも言えない。とにかくスゴイと感嘆させられてしまう。しかも、ピンソン中尉というそう上等ではなさげな男に絡めとられてしまっているところが悲劇というか喜劇だ。誰の言葉も聞かない、相手のことも理解していない、将来のことも考えない、頭の中は愛という名のもとに放出され続けるドパーミンで飽和している。そんな彼女の喜劇的な行動がいとおしくもあり、ピンソンの側にたてば憎らしくもある。実際に起きた事で本屋の男という妙なキャラクターを登場させてしまいよくわからない部分もあったが、総じて面白い映画だったと思う。 feroさん 7点(2004-02-15 18:55:00)

16.こういう主人公,大好き。アデルの場合は対象が人間だっただけであって,狂気を感じるほどの「執着」はあらゆる形で存在しているのではないかと思う。 ロウルさん 7点(2003-12-29 18:07:17)

15.まさしくイザベル・アジャーニお得意の役どころといいましょうか。いやはや凄まじかったですなぁ。初見は10何年前になりますが、これもある時ムショウに観たくなる作品のひとつ。思いだしては観てます。これは”愛”ではなく”意地”といっていいでしょう。ヴィクトル・ユゴーの娘として生まれ育ったこと、姉に対してコンプレックスを持っていたこと、そしてこれは私の想像ですが、苦労知らずでわりと我ままに育ったんじゃないかな。だからアデルという人はいつも自分の気持ちが一番、相手の気持ちは関係ないし、そんなことは考えられないのね。そして、自分がこう思ってるのにどうして?ひどいわ!誰も私のことをわかってくれないのね。となるのじゃないかしら。それに気付くことなく正気をなくしてしまったアデルはやはり気の毒な人です。アジャーニでなければ30年近くたった今もこの作品が語られることはなかったでしょうね。 envyさん 8点(2003-12-21 00:44:51)

14.ある意味メチャクチャ恐い映画です。今でこそストーカーって当たり前の様に言うけれど、僕が学生の頃には、まだそんな言葉は無くプチ・アデルっていっぱいいた気がする。でもまあ、そんなものは可愛いモンで、アデル程になると本物の狂人だけどね。やっぱり、あそこまで行くと一途なんて言葉じゃ済まされないほどイッちゃってると思う。この映画は、アデルの側に立つか、男の側に立つかで見方変わるんだろうね。催眠術を使って…という件にはかなり笑えました。この映画の一番のマイナスは、皆さんも書いてるけれど、相手役の男優に魅力が無いこと。アジャーニは美し過ぎるほど美しいのにねー。 TERRAさん 6点(2003-11-10 07:14:01)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 6.77点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
312.27% line
424.55% line
536.82% line
61227.27% line
71636.36% line
8511.36% line
924.55% line
1036.82% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 5.66点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1975年 48回
主演女優賞イザベル・アジャーニ候補(ノミネート) 

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