みんなのシネマレビュー

深呼吸の必要

Breathe In, Breathe Out
2004年【日】 上映時間:123分
ドラマ青春もの
[シンコキュウノヒツヨウ]
新規登録(2004-05-23)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2019-09-16)【イニシャルK】さん
公開開始日(2004-05-24)


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監督篠原哲雄
助監督中西健二
キャスト香里奈(女優)立花ひなみ
谷原章介(男優)池永悠一
成宮寛貴(男優)西村大輔
金子さやか(女優)川野悦子
久遠さやか(女優)辻元美鈴
長澤まさみ(女優)土居加奈子
大森南朋(男優)田所豊
北村三郎(男優)平良誠(おじぃ)
吉田妙子(女優)平良ツル(おばぁ)
上地雄輔(男優)宮里一雄(飲み屋店長)
脚本長谷川康夫
長澤雅彦(脚本協力)
飯田健三郎(脚本協力)
森下佳子(脚本協力)
音楽小林武史
主題歌My Little Lover
撮影柴主高秀
製作坂上直行
川城和実
日本ヘラルド(SHINKOKYU associates)
松竹(SHINKOKYU associates)
電通(SHINKOKYU associates)
バンダイビジュアル(SHINKOKYU associates)
IMAGICA(SHINKOKYU associates)
企画岡田惠和
プロデューサー遠谷信幸(エグゼクティブプロデューサー)
配給松竹
日本ヘラルド
美術都築雄二
赤松陽構造(タイトルデザイン)
衣装小川久美子
編集奥原好幸
録音白取貢
北田雅也(音響効果)
照明長田達也
あらすじ
場所は沖縄、某離島。時はサトウキビ収穫真っ盛りの季節。都会の男女5人が平良さん家でキビ刈りのバイトを始めた。製糖所の受入れ期限まであと35日。何しろ農作業に慣れない箱入りバイトたち、収穫が間に合わなさそうな感じ。平良さんは「なんくるないさー」とノンキに笑顔を見せているのだが…キミたち間に合わなかったらヤバいんでないの…? 働くという行為と、成果主義という現実。陽光の下で汗をかきながら、泣き笑いしながら、理想と現実のギャップに喘ぎ、やがて「深呼吸の必要」に気付くまでを心優しく綴る沖縄体験ムービー。

エスねこ】さん(2004-05-30)
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【クチコミ・感想】

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61.それぞれのストーリーをアバウトに説明してるから、何かしらの共通する部分が自分にもあって、すっくりと感情移入できました。なにも言わなくたって映像からメッセージが伝わってくる。渇いた土に水が染み込むように、ダッサイ言い方ですが「勇気」が心に染みてきました。こんな風に素直に前向きなれた自分に驚いています。そしてこの作品に会えてほんっとに良かったです。年末はバイトバイトで何かと疲れていたんですが、明日もガンバローっていう気持ちになりました。
 
 私事ですが・・・トリマーの仕事をしてまして、疲れてきてイライラしてるとそれが、犬にも伝わって警戒して嫌がって仕事ができないんですね。そんな時に深呼吸をして気持ちを落ち着かせなさいと店長が言うんです。この作品を観て、あ~深呼吸ってやっぱり大事なんだなぁ~って再認識しました。
落ち込んだとき、どうしようもないとき、壊れかけたとき、「深呼吸の必要」はボクのメインテーマになってます。 やいのやいのさん [映画館(字幕)] 9点(2004-12-28 22:15:36)(良:3票)

60.ひと冬の間、沖縄でさとうきび刈りのバイトに奮闘する若者を描いた映画。そんなのんびりしたプロットそのままに、ゆったりとした時間が流れる映画です。深呼吸しても水泳は速くならないし、ビリはビリ。でも、する前より楽しくなれる。そんな人生の深呼吸を疑似体験させてくれます。仕事に疲れたときにお勧めです。逃げ込む場所ではなく、ここで休んだらまた行ってらっしゃいと背中を押してくれます。 デルモゾールG軟膏さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-07-30 00:14:18)(良:1票)

59.おれ、これ映画館にみにいってんだよ。そう、そういえば香理奈と長沢まさみが一緒にでてんだよなあ。けっこうすごいメンツ。それだけでもいいが、作品もいい映画!
でも、長沢って、こういう役がピッタリだと思う。実際こういうのに近い気がする。
まあでも、いまや大女優だからなあ。すごい。それから、やはり、こういう映画なので、美男美女が大勢でてくるワケ。だから、どんな状況だって、いいなあ、うらやましいなああ。って、思っちゃう。仮に女性群が、”かもめ食堂”の面々だったら、おれは1秒で逃げ出す。 男ザンパノさん [映画館(邦画)] 7点(2009-02-21 00:08:27)(笑:1票)

58.蹴った?いま、蹴ったよね?
長澤まさみのキックが炸裂するバイオレンス!!!
そして、サトウキビだ。刈って刈って刈りまくれ!
これは本当にいい映画だ。
ひたすら刈り続けるだけの退屈な話かと思ったら、ほんとに最後まで刈り続ける衝撃の展開。
でも、時間を掛けて丁寧に労働を描くことによって、退屈が感動へと昇華していく。
これはもう沖縄に行くしかありませんよ。
ちょっと深呼吸してくる! もとやさん [DVD(邦画)] 9点(2007-01-08 03:22:19)(笑:1票)

57.非常に優しい映画だった。やり方間違えればただのスポコンになってたところだが、
一人一人のキャラ説明を詳しくやりすぎないとこが成功だったかな。
ただ、引きの沖縄の風景を映す分にはシネスコの特性を生かせても、
香里奈と谷原が防波堤に座って語らう所や屋内での食事風景等の
いわゆる寄りの人間に焦点をあてるシーンでは、構図が定まらないというか
イマイチぐっとくる画が撮れてないように思えた。 マグロのグさん [DVD(邦画)] 7点(2006-05-29 18:46:46)(良:1票)

56.“化学調味料”をドバドバ使った映画というものがありまして。ま、僕がそう呼んでいるだけなんですが。やたら刺激的な映像表現の連続と、奇抜な脚本と膨大な台詞の洪水で溢れかえっている映画、あるでしょ?というより、そんな映画ばかりって気もしますね、最近は。それはそれで面白い、大好きですよ、僕も。やはり全世界的にもそんな映画の方がウケる傾向にあるようですし。で、ここでふと立ち止まってみる。このまま“化学調味料”のような旨味に慣れてしまっていいものなのか。過剰な映像表現や説明、演出に慣れてそれが映画読解力の基準になってしまうと、もう後戻りできないのではないか、繊細な味付けを感じ取れなくなってしまう、つまり感性が鈍化することを危惧しているのです。その上で、この自然100%フィルムはどうだろう!僕には、この自然素材の味が、あまりに新鮮だった。こんなにも心地よいものだった。篠原監督は知っていたのですね、この映画の本質を表現するために何をすべきかを。自分の感性が、どれほど“化学調味料”に犯されているかを知る試金石として、気づくキッカケを与えてくれたこのフィルムには、感謝してもし足りないほどなのです。 BUNYAさん [映画館(字幕)] 10点(2006-02-27 12:10:40)(良:1票)

55.最近流行の、沖縄を舞台にした癒し系ムービーの一本。その「ジャンル」の中では、シネマスコープでしっかり捉えられた沖縄の風景等、安っぽさを感じさせない作りだったことには好感が持てました。また、全員が全員、心に傷を持ってる必要は感じないので、主役級の香里奈は単に深呼吸をしに来たということで良いと思う。しかし、金子さやかのキャラクターはリアリティが無さ過ぎる。メンバーの中に「今時の若者の代表」みたいなのが欲しかったのかもしれませんが、そもそも「こんな女」が「一人」で「半ボランティア」みたいなことに「レジャー気分」で参加する訳が無い。彼女にこそ沖縄に来た明確な理由を設定すべきでした。ところで、年々現実世界が厳しさを増してる所為か、この手の邦画が増えてる様に感じますけど、ちょっと子供や若者を甘やかし過ぎの様に思いますね。ドンパチ映画ばかりなのも困りますけど、こんな映画ばかりってのも過保護です、5点献上。 sayzinさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-02-18 00:02:31)(良:1票)

54.探せば何処かに在りそうな理想郷の話。 むやみにいがみ合ったり、傷をなめあったり、乳繰り合ったりでドラマをこねくり回して俗っぽくしなかったのがいいところだと思います。 おじいとおばあの醸し出す、ふところの深い存在感がこの作品の紛れもない原動力で、この人のためなら一肌脱いでやろうと思って、観ている側もキビ刈隊に入隊させられてしまいます。 黙々とキビを刈る行為は自分と向き合ういい機会、淡々と流れる時間は心を徐々に矯正し、おのずと湧き上がる思いやりが使命感を生み、やがて連帯感へと昇華するという理想的な流れ。 人数分のアイスを買って帰る喜び。 露にされた心の傷にさりげない花火の宴。 つかのまの理想郷だからこそ皆あんなに素直に、そして一生懸命になれたのかも知れません。 それぞれが現実の世界に戻って、重かったリュックにきっと小さな花を咲かすでしょう。 深呼吸の仕方を覚えたキビ刈隊の仲間は明日から、少しは楽に生きていけるんじゃないでしょうか。 心地よい余韻が南風のように暖かく胸に残りました。  言葉少なな余白の中に込められたメッセージがこの映画の魂。 製作者の志の高さを感じます。 忘れられない映画になりました。 Berettaさん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-09 01:53:01)(良:1票)

53.雲が陽光を遮った瞬間、一塵の風が吹き抜けさとうきびの枝をざわざわと揺らすワンシーンでこの映画の虜に。確かに皆さんのレビュー通り安手に感じられる部分、途中参入の看護婦さんが出てきた時点で「あ、こりゃ誰か大怪我するな」って読めちゃったり、「甲子園でのノーヒットノーラン」とか「自分と同じ名前の小児患者」があったりするけど許せる範囲。回想シーンを挟まなかった事や、こういう群像もので恋愛を絡ませなかった事だけでも大英断。自分の周りの女子に谷原章介のファンが多いのもこれを観て
納得。ふうっ、俺にも深呼吸が必要なのかなあ・・・。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-04 15:19:24)(良:1票)

52.「言いたくないことは、言わなくていい」 お互いのことをほとんど知らない中での生活。それはその事実だけを見れば、現実の冷たい社会と同じことかもしれない。でも、もちろんそれは根本的に異なる。“平良家のルール”は、人と人とを隔てるためではなく、人に対する深い想いから存在することだ。だからこそ、赤の他人だったそれぞれが紛れもないひとつのファミリーへと成り得るのだ。
とてもありきたりで、シンプルなストーリーである。主人公のキャラクターの薄さなど詰めるべき部分は確かにある。しかし、あの空と海に囲まれた時間そのものに、ストーリーという概念に縛られない解放感があったと思う。 鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-24 03:08:52)(良:1票)

51.日々の生活って何だろう。学生の俺は、朝6時に起きて、学校行って、帰ってきて、バイト行って、帰ってきて、眠って、また翌日朝6時に起きて、学校行って・・・と同じことの無限ループ。人生ってのはカレーを毎日食べるのと同じ。でも、ルーや肉を変えたら変わるのかも。人生の上で、そんなルーや肉であるのが人間関係。ちょっとした悪戯を仕出かして、「傷ついちゃったかな?」とか気にしてみたり、お調子者のアイツがどこか一点を見たりしてた時、「あぁ、アイツにも悩みごととかあるのかな。」なんて思ったり。この作品は、そんな細かい人間関係の描写がうまい。ふとしたところにある人間の苦悩や喜びが描かれていて、そういったところに魅かれていった。ただサトウキビを刈っているだけなのに、何だかわからないけれど、勇気を与えてくれる。息詰まったとき、深呼吸を一緒にしてくれる仲間って大切だなぁと思えた。 こばやんさん [映画館(字幕)] 10点(2004-06-16 20:40:27)(良:1票)

50.最高です。私が今まで見た邦画の中でトップです。台詞は必要以上になく、特に感動的にしようという場面はない。でも最後には鳥肌がとまらなくて。みんな訳ありだが詳しくはいわれなく、人間同士のやりとりもほとんどなく、沖縄の景色に頼ることもなく、ただひたすらさとうきびをかるだけ。なんとも言えない感動。いつまでも心に残る。そして歌が最高 ロベカルさん 10点(2004-06-01 22:58:40)(良:1票)

49.沖縄に行ったことがある人なら見るべし。オレ的金熊賞受賞。今までで唯一、納得のいった沖縄ムービーだった。どんな映画かというと、東京から来たバイトたちが平良さん家のサトウキビ畑を刈りつくす「汗、日光、弁当、汗、日光、睡眠」という内容(なぜか女の子の作業者の方が多かったり)。ま、和製ほのぼの『フィッツカラルド』だと思えばいい…って、ピンと来る人は少ないか。今日、湘南の映画館で観たんだけど、エンドロールが流れ終わって場内に照明がつくまで誰一人席を立たなかったという余韻の深さがある。人物設定がわざとらしいのと無理してドラマしてるっぽい点(つうかシナリオがTVドラマ風で臆病すぎる…)で-2点なんだけど、キャラの立たせ方がきわめて自然だったし、しかも全員立ってるし、元が10点満点中12点だったという事で。沖縄ならではのおじい、おばあの優しさに感涙だ。いやホント、久々に映画で泣いたよ。11月の、穂が出て銀色になったサトウキビをカメラに収めなかったのは少々残念かな。収穫時期のサトウキビはちょっと見栄えがしないんで。 エスねこさん 10点(2004-05-30 14:22:43)(良:1票)

48.有意義な時間を過ごすにはメリハリが不可欠との思いを強く感じた映画です。 ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-09-07 20:18:53)

47.5人の若者がみんな同じ顔をしている時点で、創作としては失敗。各人が過去を語らないということは、各人に過去や背景がないということを意味しない。明示的に表現しないのであればなおさら、人格について丁寧な作り込みを行わないと、登場人物としての必然性がなくなってしまうのだが、この作品はそこまで考えていない。結果、サトウキビ畑の風景や作業そのものに寄りかかってしまっただけ。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-07 00:55:05)

46.南国のゆっくりした雰囲気がでていた。語りすぎないセリフも心地よかった。 ホットチョコレートさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-12-29 14:07:42)

45.それぞれのエピソードが、思ったより響いてこない。香里奈は相変わらず表情ないし。沖縄の風景は良かった。 nojiさん [映画館(邦画)] 5点(2013-07-06 10:16:57)

44.沖縄の映像は綺麗でしたが、少し長いかな。あれで日給5千円はどうなんでしょうね。疲れた心には深呼吸が必要です。 山椒の実さん [地上波(邦画)] 5点(2009-08-06 21:33:50)

43.つっこみ所は多々ありますが、それを踏まえても心地のいい作品でした。映画だからいって、つい映画的な展開や流れを期待してしまいますがそんなお約束を出さなくても、さとうきびを刈るだけで十分彼らの変化を感じ取れました。欲を言えばもう少し彼らの抱えてる問題にも触れてほしかったですが、そこを触れればあのゆるい空気感が壊れてしまうかもわかりませんし、正直この位の方がいいのか解りませんが、とにもかくにも良い映画でした。 アフロさん [地上波(邦画)] 7点(2009-07-04 05:02:50)

42.見終わって、「こういう映画、大好きだなあ」と思って、スタッフを確認したら、脚本に長澤監督の名前を見つけて納得。篠原監督作品も好きだけど(長澤監督もスタッフとしていくつかの作品に参加してるけど)、長澤作品にはたまらなく惹かれる自分なので、この作品が大好きなのは当然です。今まで、沖縄舞台の映画は何本か見てきたけれど、見終わって「沖縄に行きたい」と思えたのは、この1本だけです。まず、青空がきれい。それに、あえて不自然に美しい風景をはさまず、南の島の暑い空気まで感じさせるような映像。そして、青春というには、ちょっと年齢を重ねているけど、やっぱり自己再生というか成長物語的な、青年達の群像劇(?) まさしく癒しの映画ですね。その癒し感を崩さないキャストと演出。自分も仲間に入りたくなってしまう。でも、実際のきび刈り隊にあんなに美男美女だけが集まることなんてないだろうけどね(あたりまえか)。あと、金子さやか、見直しました。こういうキャラもっと演じてほしいなあ。 フラミンゴさん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-05 20:52:49)

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【点数情報】

Review人数 89人
平均点数 7.04点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
311.12% line
422.25% line
51011.24% line
62224.72% line
72022.47% line
81820.22% line
91011.24% line
1066.74% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.21点 Review14人
2 ストーリー評価 6.81点 Review16人
3 鑑賞後の後味 8.17点 Review17人
4 音楽評価 7.42点 Review14人
5 感泣評価 6.00点 Review14人

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