みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
18.渥美清、人情の厚い役を素晴らしい演技でみせてくれた。長門裕之も良かった。戦前から戦後まで、庶民の生活もうまく描かれていた感じ。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-02-13 22:45:16) 17.これまでに寅さんを何回見たか分からない僕にとっては、渥美清=寅さんのイメージがあまりにも強すぎるのです。 しかし本作の見ている間はずっと、不思議と寅さんを思い出すことはありませんでした。 本作の中ではすっかり渥美清=ヤマショーになってしまっていました。渥美清の凄さを改めて思い知らされます。 渥美清が笑わせ泣かせてくれます。生涯の友に振り回されながらも受け止める懐の深さを感じさせる長門裕之のムネさんも実にいい。 冒頭で語られるヤマショーの生い立ちに、当時の農村の窮状を思わせる手紙。当時の若者が避けては通れない軍隊生活と戦争。 そして戦後の混乱期。ヤマショーが徴発と言いながら鶏を農家から盗んでくる。 昭和22年ごろと言えば、まだまだ遅れて復員してくる人もいたであろう貧しく苦しい時代。 戦中と戦後の境界線が曖昧になってこんな騒ぎが起こることもあったのかもしれません。 ヤマショーも少しずつ終戦後の暮らしに順応し始めたかに見えましたが、しかし・・・。 戦中から終戦直後にかけて、男と女も、誰もが戦争に人生を翻弄された時代。 ヤマショーとムネさんの出会いと別れと再会の中に、そんな時代の世相と時の流れをとても巧く重ね合わせていく。 ヤマショーのキャラクターもあり、ブラックユーモアも含みつつあっけらかんとした作品の空気の中に、 戦中から終戦直後を生きた庶民の苦しかった日常を描き出す。いい泣き笑いのある人情喜劇でした。 【とらや】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-10-16 18:27:15)(良:1票) 16.貧しさの時代、主人公のように軍隊を真逆にとらえる人も多かったのでしょうね。渥美清が寅さんよりもいい味を出していて、可笑しさの中にも共感できるところがたくさん入っているいい映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-08-11 20:48:17)(良:1票) 15.戦争を賛美したのはこういう人たちだったということ。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-02-26 11:32:29) 14.どうもピンと来ません。「だからなに?」って感じ。そもそも山田正助という人物に魅力を感じません。友情物語としても、時間が飛び飛びでまとまりがなく、2人の間に絆があるというのが実感できない。それぞれのエピソードは悪くないと思いますが、全体を通して見ると、どうってことのない映画でした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-21 21:52:06) 13.渥美清、いい役者だね。 【ホットチョコレート】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-09-30 13:06:28) 12.日本の戦争映画では学徒兵などインテリを主人公にしているのが多く、いかに彼らが古参兵にいじめられたかを繰り返し描いてきた。そもそも兵隊の記録がインテリによって綴られてきたせいで、軍隊の大半を占めていた農民あがりの兵の視点が弱く、もっぱら悪役として扱われるパターンが出来てしまっていた。本作はその偏向を是正する作品。元学生にとってはキツかった軍隊生活も、食うや食わずの元農民にとっては極楽だったという視点、イデオロギーではなく極楽の采配者としての天皇への帰依。そういう視点の新鮮さはいいのだが、それが十分に生かされていたかどうか。エピソードに分解されたあれこれはあまり新鮮でなく、インテリの記録とさして違わなかった気もする。けっきょく記録を採ったのはインテリの作家の語り手によるわけで、そこらへん仕方なかったのか。こういう視点からもっと戦争を深くえぐれる映画が生まれた可能性もあっただろう(極楽の軍隊に馴染みすぎたせいで、戦後の日常に不適応になってしまうあたり、もっと突っ込めなかったかな)。渥美清と藤山寛美という東西の天才喜劇役者を揃えたのに、なんかもったいない使い方をしている(あの授業のエピソードはいいんだけど、この顔合わせで期待させるものとは違うんじゃないか、という気分)。嬉しいのは当時の映画を回顧するシークエンス、水中撮影でやっているのが『与太者と海水浴』。これは高峰秀子が男の子を演じたうち残っている数少ない一本。豚を追いかけているのが『子宝騒動』。斎藤寅次郎のサイレントコメディの水準の高さを現在に伝える貴重な作品。二本ともフィルムは揃って残っているので、機会があれば御覧になれます。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-09-10 09:52:28) 11.本物の山下清画伯登場に一番ビックリした。実は渥美清さんは寅さんの印象が強過ぎて、この作品を観ても違う役柄にうまく感情移入できるか心配でしたが、いやいや彼は完全にヤマショウでした。思っていた映画とは違いましたが、観て良かったなと思う。ヤマショウ物語ですな。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-09-09 01:30:59)(良:1票) 10.今までろくな教育も受けておらず、その日の食べ物にも困っていたが、軍隊に入ることで初めてまともな生き方ができた前科もちの男のお話。 じつはこれ当時ではよくあった話しだったらしいですよ。お話としてもブラックジョークがあってよかったですが、とくにラスト。もっと軍隊生活について尺があればなお良かったですね。終戦からが長すぎたような・・・ まさか山下清が出演しているとは思いませんでした。 【のび太】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-01-30 23:07:49) 9.渥美清と長門裕之の兄弟演技はサイコーでした! 【にじばぶ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-10-14 17:43:26) 8.昭和天皇陛下様はこの作品を御覧になりましたか?私は少し泣けもしましたし大いに笑いもしました。 【aksweet】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-04-06 23:14:27) 7.極めて純粋な男の軍隊生活と戦後の人生を、笑いとペーソスを交えて描いた一大風刺劇。野村芳太郎監督の最高傑作に思います。戦争映画はやたら悲惨さをアピールするものよりも、こういう重喜劇的作品の方がより痛切です。 【丹羽飄逸】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-12-25 19:55:30)(良:1票) 6.僕も天皇陛下様に手紙を書いてみよう! 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-13 20:57:50) 5.渥美清はこの時35歳ですか。昔から寅さんの風貌そのままですね。演技も素晴らしい。長門博之が若い。まだ20代ですかね?他にも、藤山寛美、山下清、西村晃など懐かしい顔ぶれが(敬称略)。とても楽しめました。 でも、これって続編にどうやって繋げてくのでしょうか? 【T橋.COM】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-05-23 22:23:32) 4.私は寅さんファンですが、この作品は楽しめませんでした。コメディに徹しているわけでもなく、軍隊色も強いので、中途半端な印象を持ちました。私なら「家族」のほうを勧めます。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-11-03 11:34:35) 3.魂を打ち抜かれたかのように今まで映画を観て経験したことがないくらいの衝撃を受けました。男はつらいよシリーズなんか吹っ飛んでしまうくらい、渥美清の最高の作品は間違いなくこれです。 【WEB職人】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-08-26 22:03:36) 2.映画見て久し振りに笑った。やっぱり渥美清はすごい。 【ゆきむら】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-01 22:15:57) 1.軍隊なんか誰だって嫌なものだろうに、そこが天国のように思えるというのはよほど生活が苦しかったということで、1年目は2年兵に苛められても我慢、2年目には立場が逆転する。2年兵の西村晃がうまい。 彼を哀れんだのか軍の中隊長は新兵の教師(藤山寛美)を教育係りにつけてくれたり除隊の時に着物をくれたりする。愛情に恵まれなかった正助は初めて暖かい情を受けて彼を父のように思う。ちょっとコミカルな中隊長の加藤嘉が絶品で思わずホロリとさせられる。 この作品には大勢の人が出入りしてそれも楽しめる所だが、最初から最後まで登場する中心人物は正助の渥美清と、彼と軍隊で知り合い長い付き合いをすることになる長門裕之の二人。ボケとツッコミでもないけどなかなかいいコンビで楽しい。渥美清が演じるので正助は一見気のいい人に見えるが、新兵に威張ってみたり卵や鶏をかっぱらってきたりする。一目見た天皇に感激し軍隊に疑念のない彼が戦場ではどうであったのかと思うと、そうそう好人物とばかり言えないかもしれない。コメディとしては十分楽しく面白い作品だが、正助や軍の描き方などにもう少し毒(パンチ)があればもっと面白くなったかもしれない。 【キリコ】さん 8点(2004-11-28 20:37:34)
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