みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.一見すると、とりとめのない感じもあり、何とも奇妙な作品なんですな。故郷から居留地への旅の間に仲間の多くを失った先住民族のシャイアン族が、居留地でも白人に配給の約束を反故にされ、再び故郷への長い旅路に立つ。かつての西部劇で悪役にされてきた先住民たち、しかし実際には白人たちに迫害されてきた彼らの立場から描いた作品、と言えばそうなのかも知れないのですが、一筋縄にはいかない。あくまで映画は、彼らを中心に描くという程には、我々の感情移入を許しません。何しろ、比較的彼らの立場に同情的な主人公リチャード・ウィドマークすら、完全には彼らにシンパシーを抱いてはいないし、そもそも彼らを庇うにあたっても殆ど消極的で、無力と言ってもいいくらい。およそ主人公らしからぬ主人公なんですね。一方、ここで描かれる先住民は、我々の安直な「同情」の対象として描かれるのではなく、「耐える者」としての誇りと崇高さをもって描かれており、だからこそ、安易に我々を受け入れたりもしない。むしろ、理解しやすいのは白人たちの方なんですね。彼らはあくまで職務に忠実なのだから。実に真っ当。そして、忠実であればそれでよいのか、真っ当であればよいのか、結局は誰かを(先住民たちを)踏み台にした上での忠実さ、真っ当さではないのか、と。最終的には白人が白人を糾弾し、解決を見出そうとするのは、希望と言えば希望。中盤、幕間的に挿入されるエピソードは、白人を中心にした、いわば表の歴史。その裏に隠された歴史に光をあてつつも、単なる同情に流されない、驚くほどにストイックな作品です。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-11-11 23:20:05) 2.期待外れ。豪華俳優のオンパレード。アープ、ホリデーの挿話はなんのためか? 意味の無いサービス。ベイカーの役も余りにも、無理な設定。 テーマは興味をひくが・・・残念。 【ご自由さん】さん 5点(2004-10-16 00:01:43) 1.勇猛さで知られるシャイアン族は先祖伝来の地イエローストーンから何千キロも離れた砂漠のインディアン居留地に移住させられたが、移住時の約束は守られず劣悪な環境の中飢えや病気で多くの人々が死んでいく。 たまらず故郷を目指す旅に出る彼らに警備隊が出動するがそれは尾ひれ葉ひれがついて、先住民がさも残虐行為を働く恐ろしい悪人のように宣伝される。 確かに西部劇では悪者扱いだった先住民が実際にはどんな目にあったのかという一端は描かれてはいる。 しかし中盤のダッジ・シティでワイアット・アープとドク・ホリディが登場し、コメディタッチで展開する部分だけがまるで軽い娯楽作のような作りでちょっと違和感がある。まぁここが一番生き生きしてて面白い気はするんだけど、この中途半端な流れを別にしても話が表面的なだけという気はする。 E・G・ロビンソンやカール・マルデンなど何気に存在感のある俳優が出ているのは楽しめる。 【キリコ】さん 5点(2004-10-02 15:25:23)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS