みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
13.この映画はタイトルで損をしていますね。もう少し深刻さを感じさせるタイトルだったら注目度も評価も上がったはずです、少なくとも副題のクマインカナバーをメインタイトルにするべきでした。しかしちゃんと御覧になった方々は高く評価されてるようで何よりです。①非現実的な設定がなく、善人でも悪人でもない平凡な人間の物語である。②登場人物が日本人に限られず多国籍である。③現代社会に対する批判性がある。④その上で作家性を押し出したような作風ではなく親しみやすいエンターテインメントとして成立している。現代の日本映画でこの四つの条件すべてを満たす作品を見つけることは困難ではないでしょうか。やや主人公に都合の良い展開や安易なオリエンタリズムのきらいがあるのは認めざるを得ませんが、それでも前述の①②③④の観点から見直される価値がある映画だと思います。このような美点を持つ作品が増えれば日本映画の状況はずっと良くなることでしょう。 【Сакурай Тосио】さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-03-05 22:20:27)(良:2票) 12.まさか、こんな おっさんの映画が こんなにオモロいとは。 【ケンジ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-07-15 22:31:07) 11.最初の一時間は「なかなか予想ができない展開」で残りの一時間は予想通りの展開で終わります。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-12-05 22:14:35) 10.大地康雄が役者の枠を超え全力で製作に挑んだような素晴らしい映画です。善良な仕事を地道にする事の幸せや、楽しさ、尊さを教えられました。 【白い男】さん [地上波(字幕)] 7点(2015-02-22 18:23:49) 9.秀作でした。ギャラの高い美男美女なんかいなくても、あるいは壮大なセットや誰かが壮絶に死ぬようなシーンがなくても、地に足のついた脚本さえあれば十分におもしろい作品になるということを、見事に証明している気がします。けっして万事解決せず、問題は問題として残したまま終わる点にも、作り手の良心を感じます。名前ばかり先行し、リアリティのカケラもない浮ついたシナリオばかり書いている脚本家は、この作品を見習うべき。まずは畑仕事からやりなさい。 【眉山】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2012-06-13 14:47:40) 8.日本とフィリピンの農家の実態をリアルに描いたドラマだ。農家の嫁探しや労働力不足、あるいは怪しげなフィリピン人ダンサー勧誘、結婚詐欺に至るまで、深刻な問題がたくさん潜んでいる社会派ドラマでもある。この映画を作った人々の情熱に驚くとともに感謝。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-01-28 13:58:33) 7.フィリピンには農業の原点みたいのがあって、主人公が忘れかけてたものだったんだろう。それに改めてきづかされ再び農業への情熱があふれる。 【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 8点(2012-01-27 14:43:22) 6.重たいテーマを含め完成度はかなり高いように思う。こういう映画が評価されなきゃ悲しい。 【monteprince】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-01-25 02:01:17) 5.とにかく、大地康雄がとんでもない映画をつくりました!(南部監督ごめんなさい) いまはそれだけ、言っておきます。大好きな作品。”俳優”伊丹十三もそうであったが、映画の中での”俳優の、リアリズムある演技”に関しては現在、右に出るものがない。 いちおう上手いと思われている(?)売れっ子の役所、真田、三国、佐藤、仲代など足元にも及ばない。とにかく、まったく普通のひとりの実在の人間としてそこに普通に存在しているのだ。フィリピンに渡って(?)からの芝居は、弾けぶりは他の追随をゆるさない!こういうのを”上手い”というのだ。特にホテルのロビーのシーンは唸った。楽しくてしかたがない。われわれ日本人は、デニーロやニコルソンの演技が上手いなんて、永遠に解る分けがないのだ。絶対に。(一番不思議なことだが、そんな事は誰も言わない) この作品のなかの、ホテルのロビーでの仕事打ち合わせシーンの大地さんの芝居、世界最高!!スタニフラススキー玉砕!!追加!なんと、大地さんが合衆国の”アクターズスタジオ”にいたとか、いなかったとか(?)ってことを最近知った。やっぱり、、、、、。それから、やはりフィリピンのマニラってとこはホント、絵になるなあ。フィリピンの黒社会、極悪恐怖の暗部を描いた作品をみてみたいなあ。追加ァー!”かもめ食堂”出演者達が、脅されても出演しなさそうな日本映画。 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 10点(2011-02-01 19:27:06)(良:1票) 4.最初はコメディかと思ったけど、実際には農業の大切さを再認識させてくれる素晴らしい人間ドラマでした。 スコールの度にトマトは大丈夫かなとハラハラしたけど、実が赤く熟したのを見たら、ほっとして涙が溢れそうになった。 土と水と太陽に感謝したくなるような名作に仕上がっていますね。 なんだか美味しいトマトを食べたくなりましたよ。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-01 17:39:46) 3.フィリピンの現実を力強く切り取り、大地康夫の好演による画面の連鎖は、農業への情熱、人間に対する信頼の回復を、情熱と血潮の赤であるトマトの生育に重ね、熟れた映画となっている。 【彦馬】さん [映画館(邦画)] 8点(2006-09-30 09:49:16) 2.期間限定10点(サービス期間終了のため9点に変更)。 序盤の農村の、気の抜けた息苦しいカメラワークにすっかり騙されました。ラストシーンでは雲に霞んだ茨城の山の遠景がキレイに画面に納まってるから、これは確信犯ですね? 大地康雄&南部英夫、あんたら大詐欺師だ(笑)。中盤の圧し掛かるようなフィリピンのスラムな情景。ただ一回のキスシーンに至るまでの、黄金色の海辺の長回し。そして、とことん台詞を省いて動きで涙させる稲刈りシーン。あ~んな場面が出てくるなんて、予測不可能ですよ。絶対、絶対に前半で「つまらん」と失望させるように計算してるでしょ~! やられたっすよ全く…。 あまりにアタリマエ的に描かれているけど、これはとてつもない告発映画なんじゃないのか…と、中盤以降は悲しさ混じりで鑑賞してました。日本人の、否定しようのない嫌な面が露骨に出てくる映画でもあります。大地康雄はこういうのを演じさせると神業級ですね。見てる間はそれほど気にならなかったのに、いまごろ重た~く効いてきてます。少なくともオイラはもう、以前と同じ気持ちで外人パブには行けなくなりましたよ(いやシャレじゃなく本当に)。 ストーリー展開自体の物凄さで点が上昇した気が強いですから、内容については詳しくコメントしない事にします。多くの人に予備知識なしで見てひっくり返ってほしい映画です。 最後に…『深呼吸の必要』の影響を受けなかったとは言わせませんぜ(ニヤリ)。「無言農作業映画」という妙なジャンルが生まれるかもしれない、という予感を孕んだ作品でもありました。あっちより語り口の誠実さが増してるしね。 ●追記:あ、あと藤岡弘のキャスティングはサスガに濃すぎました…画面の端に立ってるだけで主役を食っちゃうのはどうかと思うっすぉ。富田靖子、ルビー・モレノはドはまり役でした。おかげで、アリス・ティクソンが登場するまでの流れがスムーズに受け入れられました。 【エスねこ】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-07-23 05:44:32)(笑:1票) 1.こういう映画こそ、大勢の人に見て欲しい。白スーツでジェットスキーなんぞやってるちっさい外人の映画じゃなくて、こういう映画を宣伝して下さいよマスコミの皆さん。観た後に、確実に「何か」残る映画です。グー。 【椿庵】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-07-21 19:58:06)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS